【2026年8月時点】能登地方は令和6年能登半島地震からの復旧途上にあり、施設の営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。お出かけ前に、各施設の公式サイトや電話で最新の状況をご確認ください。
能登半島は四季折々に異なる魅力を見せてくれる地域です。春の桜と山菜、夏のキリコ祭りと海水浴、秋の紅葉と能登牛、冬の香箱蟹と荒波の絶景と、いつ訪れても能登ならではの感動が待っています。この記事では、能登半島の春夏秋冬の旬の食材・祭り・絶景を季節ごとにまとめた旬カレンダーをお届けします。能登丼や能登かきなど、季節のグルメ情報も満載です。
能登の春(3月〜5月)

能登の春は、3月下旬から4月にかけて桜が咲き始めることで本格的に始まります。能登さくら駅(のと鉄道能登鹿島駅)は、ホームの両側に桜並木が続く絶景スポットとして全国的に知られ、桜のトンネルの中を列車が通り抜ける風景は春の能登を代表する光景です。白米千枚田では4月下旬〜5月上旬に田植えが行われ、水を張った棚田に空が映り込む風景が広がります。ただし千枚田は震災で崩れた畦(あぜ)の復旧が続いており、展望拠点となる道の駅千枚田ポケットパークは2026年8月時点で金・土・日・祝のみの営業(売店10:00〜15:00、レストラン11:00〜14:00)です。
春の食の楽しみは、山菜が豊富に出回ることです。能登の里山では、ワラビ、ゼンマイ、コシアブラ、タケノコなどの山菜が採れ、地元の料理店や民宿で山菜料理を味わえます。海の幸では、春が旬のサヨリやメバルが美味で、和倉温泉でも春の会席料理が楽しめますが、震災の影響で休業が続く旅館もあり、和倉温泉旅館協同組合の加盟19軒のうち11軒が通常営業または仮営業です(2026年9月時点)。宿泊を伴う場合は和倉温泉観光協会の公式サイトで営業状況を確かめてから予約してください。5月にはイサザ(シロウオ)の踊り食いも能登ならではの春の味覚です。気候も穏やかで、能登半島のドライブやサイクリングにも最適な季節です。
能登の夏(6月〜8月)
能登の夏は、キリコ祭りの季節です。例年7月から9月にかけて七尾市・輪島市・珠洲市・志賀町・穴水町・能登町の各地で行われ、巨大な奉灯が夜の町を練り歩きます。あばれ祭(能登町宇出津)は2026年は7月3日・4日、石崎奉燈祭(七尾市)と宝立七夕キリコまつり(珠洲市)はいずれも2026年8月1日に行われました。ただし震災の影響で中止や規模縮小となる祭りもあり、宝立七夕キリコまつりも規模を縮小しての開催です。旅程を組む前に、各祭りの主催者や市町の観光担当に開催の有無を確認してください。
夏の食材では、能登のイカが旬を迎えます。船凍イカ(スルメイカ)の刺身は透き通った身が美しく、甘みが格別です。岩牡蠣も夏が旬で、濃厚な味わいが楽しめます。一方で海水浴場は、震災以降開設される場所が大きく絞られています。2026年に能登で開設されたのは千里浜・今浜・鵜浦・八ヶ崎・鉢ヶ崎・五色ヶ浜の6か所で、輪島市の袖ヶ浜や志賀町の増穂浦・大島は開設されていません。海水浴を予定する場合は、その年の開設状況を必ず確認してください。また、夏の能登は日が長く、能登の夕日を楽しむ絶好の季節でもあります。日本海に沈む赤く大きな夕日は、夏の思い出になることでしょう。
能登の秋(9月〜11月)

能登の秋は、実りの季節であり、食の魅力が最も輝く時期です。能登牛はオレイン酸を豊富に含む上質な和牛で、秋から冬にかけてが最も美味しいとされています。能登丼は地元の食材をふんだんに使った丼料理で、秋は新米と旬の魚介の組み合わせが絶品です。9月〜10月には新米の収穫期を迎え、能登のコシヒカリは粘りと甘みが特徴です。
秋の能登は紅葉も見どころです。妙成寺の五重塔と紅葉のコントラスト、總持寺祖院の境内を彩るモミジ、能登の里山に広がる錦秋の風景は、春や夏とは異なる能登の美しさを見せてくれます。總持寺祖院は拝観受付の修繕が終わり、2025年4月1日から通常どおりの拝観(8:00〜17:00、大人500円)を再開しています。一方、白米千枚田のイルミネーション「あぜのきらめき」は震災以降開催が見送られており、再開時期も公表されていません。11月には能登かきのシーズンが始まり、七尾湾で育った大粒の牡蠣は「海のミルク」と呼ぶにふさわしい濃厚さです。
能登の冬(12月〜2月)
能登の冬は厳しい季節風が吹きつけますが、この時期だからこそ味わえる魅力が詰まっています。冬のグルメの主役は香箱蟹(コウバコガニ)と加能ガニです。香箱蟹はメスのズワイガニで、濃厚な内子(卵巣)と外子(卵)が絶品。漁期は11月6日から12月29日までと短いため、この期間を狙って能登を訪れるグルメファンも多くいます。加能ガニ(オスのズワイガニ)は3月20日まで楽しめます。
冬の能登の絶景として見逃せないのが「波の花」です。強い北風によって海面が泡立ち、白い花のような泡が海岸に舞い上がる現象で、曽々木海岸や輪島の海岸線で見ることができます。ただし奥能登の海岸沿いを走る国道249号は本復旧工事のため片側交互通行や時間帯規制が続いており、冬は路面状況も含めて石川県の「石川みち情報ネット」で規制を確認してから向かってください。和倉温泉の総湯は7:00〜21:00(最終入館20:30)・大人500円で営業していますが(毎月25日休み)、隣接する湯っ足りパークの足湯は2026年5月12日に「わくらポケモン足湯」としてリニューアル開業しています(7:00〜19:00・無料)。温泉で体を温め、冬の海の幸を堪能する旅は、冬の能登ならではの贅沢です。
能登の旬カレンダーまとめとモデルプラン
能登の旬を月別にまとめると、1月〜2月は加能ガニ・寒ブリ・能登かき、3月〜4月は桜・山菜・サヨリ、5月〜6月は田植え風景・岩牡蠣、7月〜8月はキリコ祭り・船凍イカ・海水浴、9月〜10月は新米・能登牛・紅葉、11月〜12月は香箱蟹・能登かき・波の花、となります。どの季節に訪れても、能登ならではの旬の楽しみが待っています。
初めて能登を訪れる方には、食と景色の両方が充実する秋(10月〜11月)がおすすめです。リピーターの方には、冬のグルメと温泉を楽しむ12月〜2月か、祭りの熱気を体感できる7月〜8月がおすすめです。のと里山空港を利用すれば東京から約1時間でアクセスでき、2泊3日あれば能登半島をじっくり楽しめます。和倉温泉をはじめ営業を再開した宿を拠点に、季節ごとの能登の旬を味わう旅を計画してみてはいかがでしょうか。四季を通じて何度でも訪れたくなる、それが能登半島の魅力です。
能登の旬カレンダーのよくある質問
能登半島の四季の見どころを教えてください。
能登半島でグルメ・旬の食材は季節によってどう変わりますか?
能登半島を季節別に旅するなら何月がおすすめですか?
白米千枚田のイルミネーション「あぜのきらめき」は開催していますか?
震災後も能登のキリコ祭りや海水浴は楽しめますか?
写真クレジット:
白米千枚田の棚田風景 — Kzaral(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
能登半島の自然風景 — 雷太(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
















