【2026年8月時点】能登地方は令和6年能登半島地震からの復旧途上にあり、施設の営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。お出かけ前に、各施設の公式サイトや電話で最新の状況をご確認ください。
「輪島朝市以外にも能登の朝市を訪ねたい」という方へ。2026年8月時点で、定期開催が公式に案内されている朝市は和倉温泉の「わくら朝市」(毎週日曜)です。七尾駅前・中島・穴水については、公式に開催が確認できる情報と、確認できない情報を分けて整理しました。
石川県能登半島で「朝市」といえば輪島朝市が知られていますが、それ以外の朝市を探そうとすると、情報が古かったり、そもそも公式の案内が見当たらなかったりします。この記事では、七尾市(和倉温泉・七尾駅前)、中島町、穴水町について、自治体・観光協会・鉄道事業者の公式情報にあたって確認できた内容だけをまとめました。開催が確認できないものは「確認できない」と書いています。訪問前の問い合わせ先もあわせて記載しますので、計画を立てる際の出発点としてお使いください。能登の朝市めぐりは、能登の里山里海の暮らしに触れる機会でもあります。

目次
わくら朝市|毎週日曜、和倉温泉の総湯前で開かれる
輪島以外で、公式に定期開催が案内されている能登の朝市が「わくら朝市」です。会場は和倉温泉の総湯前(七尾市和倉町2-13-1)。地元の特産品や海産物のほか、その場で食べられる手づくりの加工品も並び、季節ごとに品ぞろえが変わります。日帰り入浴施設の和倉温泉総湯は朝7時から開いているため、朝風呂と朝市をあわせて楽しめるのがこの朝市ならではの過ごし方です。
開催は毎週日曜日のみで、年末年始は休みです。開催時間は、石川県公式観光サイト「ほっと石川旅ねっと」の案内では7時30分〜12時30分ごろ、和倉温泉観光協会の案内では7時ごろ〜12時ごろと、二つの公式情報で幅があります。荒天時は中止になることもあるため、確実に立ち寄りたい場合は和倉温泉観光協会(0767-62-1555)に前日までに確認してください。駐車場は和倉温泉お祭り会館の駐車場を利用できます。
七尾駅前・ミナ.クルの朝市|現在の開催状況は要確認
七尾駅の正面にある複合施設「ミナ.クル」(七尾市神明町1番地)では、駅前のにぎわいづくりとして水曜午前に朝市が開かれてきたことが地域メディアで紹介されています。ただし、ミナ.クルの公式サイトにも七尾市のイベント情報サイトにも朝市の案内は掲載されておらず、2026年8月時点で現在も開催されているかどうかは公式には確認できませんでした。訪問を予定している場合は、ミナ.クル(0767-53-2020)へ直接お問い合わせください。施設自体は7時30分から23時まで開いており、飲食店や行政窓口、ホテルなどが入っています。
七尾の海の幸を確実に買いたい場合は、能登食祭市場(道の駅・七尾フィッシャーマンズワーフ)が向いています。館内の「能登生鮮市場」では七尾湾の鮮魚が通年で並び、冬場には能登かきも出回ります。なお、能登食祭市場の近くで定期的な朝市が立つという情報は、公式には確認できませんでした。
中島町|定期的な朝市は確認できない。「お熊甲祭」は9月20日の祭礼
七尾市中島町については、七尾市・石川県・地域観光団体のいずれの公式情報にも、定期開催の朝市に関する案内が見当たりませんでした。「お熊甲(おくまかぶと)」は朝市の名称ではなく、毎年9月20日に久麻加夫都阿良加志比古神社で行われる例祭の名前です。高さ20メートルにおよぶ真紅の枠旗が並び、お旅所では枠旗を地面すれすれまで傾ける「島田くずし」が披露されます。1981年に「熊甲二十日祭の枠旗行事」として国の重要無形民俗文化財に指定された、七尾四大祭のひとつです。
中島町を訪ねるなら、この祭りの枠旗や資料を通年で見られる「中島お祭り資料館・お祭り伝承館」が拠点になります。またのと鉄道の能登中島駅の構内には、現在では全国に2両しか残っていない鉄道郵便車「オユ10」が留置されており(鉄道郵便車保存会の保有)、鉄道ファンに知られたスポットです。駅の駐車場は約40台。窓口の営業は7時〜13時45分で、土日祝は休みです。

穴水町|朝市の代わりに「スマイルマルシェ」と道の駅へ
穴水町についても、町公式サイト・穴水町観光物産協会のいずれにも定期開催の朝市の案内はありませんでした。そのかわり、令和6年能登半島地震で被災した事業者の営業再開を支える仮設商店街「あなみずスマイルマルシェ」が、穴水町防災広場(穴水町大町ニ85)に整備されています。テナントは満室で、飲食店や物販店が営業しています。出店内容や営業時間は入れ替わることがあるため、穴水町観光交流課(0768-52-3790)で最新の状況を確認してから訪ねるのが確実です。
買い物と食事をまとめて済ませたいなら「道の駅あなみず」(穴水町字大町チ41-6)が便利です。営業は9時〜17時30分で年中無休、駐車場は36台。問い合わせは0768-52-3333です。のと鉄道の終着駅・穴水駅は道の駅として登録されており、駅の売店として穴水町物産館「四季彩々」が入っています。駅窓口は8時30分〜17時30分、年中無休です。穴水町はぼら待ちやぐらで知られる伝統漁法の町でもあり、春のいさざ、夏のさざえ、秋の能登牛、冬の牡蠣をテーマにした「まいもんまつり」が季節ごとに開かれています。いしる(能登の魚醤)などの加工品も、道の駅や物産館で探せます。
能登の朝市めぐり周辺の見どころ
朝市めぐりと合わせて、能登半島の名所を巡りましょう。七尾エリアでは能登食祭市場で新鮮な海鮮丼や能登丼を楽しめます。和倉温泉は七尾湾を望む名湯で、わくら朝市の会場もこの温泉街です。能登島方面では能登島のガラス美術館や水族館が家族連れに人気です。中島から穴水方面へ向かう道中では、のと鉄道の車窓から七尾湾の絶景を堪能できます。足を延ばして輪島方面へ向かえば、輪島朝市や輪島塗の工房めぐりも楽しめます。能登の食を満喫したい方は、能登のイカとふぐや能登牛のグルメスポットもチェックしてみてください。
アクセス・基本情報
アクセス・基本情報
| わくら朝市 | 毎週日曜のみ開催(年末年始休)。会場は和倉温泉総湯前(七尾市和倉町2-13-1)。開催時間は公式案内に幅があり、7時30分〜12時30分ごろ/7時ごろ〜12時ごろ。荒天中止あり。駐車場は和倉温泉お祭り会館駐車場。問い合わせ0767-62-1555 |
| ミナ.クル(七尾駅前) | 七尾市神明町1番地。施設の開館は7時30分〜23時。朝市の現在の開催状況は公式に確認できないため、0767-53-2020へ要確認 |
| あなみずスマイルマルシェ | 穴水町防災広場(穴水町大町ニ85)の仮設商店街。営業状況は穴水町観光交流課0768-52-3790へ |
| 道の駅あなみず | 穴水町字大町チ41-6。9時〜17時30分、年中無休。駐車場36台。0768-52-3333 |
| 金沢から七尾へ | JR七尾線の特急「能登かがり火」で約55分。普通列車は約1時間15分〜1時間30分。車はのと里山海道経由(所要時間は経路検索で確認を) |
| 七尾から中島・穴水へ | のと鉄道七尾線(令和8年春ダイヤ)で、七尾駅→能登中島駅が約20〜25分、七尾駅→終点の穴水駅が約40分 |
朝市や直売所で買った食材を宿で味わうのも能登旅の楽しみですが、開催情報は年度ごとに変わります。この記事の内容も2026年8月時点で確認できた範囲のものです。出発前に必ず各問い合わせ先で最新の状況をご確認ください。
写真クレジット:
能登半島の港町風景 — Raita Futo(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
能登の漁港風景 — Raita Futo(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
















