石川県七尾市にある和倉温泉は、開湯約1,200年の歴史を誇る北陸屈指の名湯です。七尾湾を望む絶好のロケーションに旅館・ホテルが並び、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位を誇った老舗旅館「加賀屋」の存在でも全国に知られています。能登島大橋にも近く、能登観光の拠点としても人気の温泉地です。
目次
和倉温泉の歴史 — 海から湧く1,200年の名湯

和倉温泉の歴史は約1,200年前、白鷺が傷を癒している姿を漁師が発見したことに始まると伝えられています。もともとは海中から湧出する温泉で、「湧く浦(わくうら)」が転じて「和倉」になったとされます。戦国時代には前田利家も入湯したと伝えられ、江戸時代には加賀藩の保護のもと湯治場として発展しました。
和倉温泉の泉質と効能
| 泉質 | ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉) |
| 源泉温度 | 約90℃ |
| 特徴 | 海に近い温泉ならではの塩分を含む湯。塩分が肌に薄い膜を作り保温効果が高い。湯上がり後も体がぽかぽかと温かさが続く「熱の湯」。 |
| 主な効能 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復・切り傷・慢性皮膚炎 |
和倉温泉の見どころ

和倉温泉を代表する旅館「加賀屋」は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位に輝いた、日本を代表するおもてなしの宿です。七尾湾を一望する客室、能登の食材を活かした料理、行き届いたサービスは、日本旅館の最高峰として国内外から高い評価を受けています。
温泉街では宿泊しなくても楽しめるスポットが充実しています。七尾湾を眺めながら無料で利用できる足湯「妻恋舟の湯」(7:00〜19:00)、共同浴場「総湯」(大人490円)で日帰り入浴を楽しめます。
温泉街の中心にある弁天崎源泉公園には温泉の湧出口・飲泉所があり、塩分を含んだ独特の味わいの源泉を直接味わえます。温泉卵が作れる「湯元の広場」も人気です。
総湯と足湯 — 日帰りで楽しむ和倉温泉
| 総湯 | 入浴料:大人490円 / 営業時間:6:00〜21:00(不定休) |
| 妻恋舟の湯(足湯) | 無料 / 7:00〜19:00 / 七尾湾を眺めながら利用可 |
| 弁天崎源泉公園 | 無料散策 / 飲泉所・湧出口あり |
| 各旅館の日帰り入浴 | 旅館により異なる(要事前確認) |
2024年能登半島地震からの復興
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、和倉温泉の旅館・ホテルの多くが被害を受けました。2026年現在、各施設が復旧・営業再開を進めており、温泉街は着実に賑わいを取り戻しつつあります。訪問前には各旅館・施設の営業状況を必ず確認してください。復興を支援する観点からも、和倉温泉への旅行は地域への大きな力となります。
1泊2日モデルプラン
| 1日目 午後 | 和倉温泉着 → 弁天崎源泉公園散策・飲泉体験 → 妻恋舟の湯(足湯)→ 旅館チェックイン → 夕食(能登の海の幸) |
| 2日目 午前 | 旅館で朝食・朝湯 → 能登島大橋を渡り能登島へ → のとじま水族館(ジンベエザメ) |
| 2日目 午後 | 七尾市内の一本杉通り散策 → 七尾城跡 → 帰途 |
季節別の楽しみ方
| 春(3〜5月) | 七尾湾のカキ漁シーズン終盤。海沿いの温泉から桜と七尾湾の眺めが楽しめる。 |
| 夏(6〜8月) | 七尾湾の海水浴・マリンスポーツ。のとじま大花火大会(8月)と組み合わせた旅が人気。 |
| 秋(9〜11月) | 能登の秋祭りシーズン。七尾湾の夕日と温泉のコントラストが美しい。 |
| 冬(12〜3月) | 寒ブリ・カキ・タラなど能登の冬の海の幸が最盛期。雪見の温泉と海鮮料理が絶品。 |
和倉温泉へのアクセス・基本情報
| 所在地 | 石川県七尾市和倉町 |
| 電車 | JR七尾線「和倉温泉駅」下車、徒歩約20分またはタクシー約5分 |
| 金沢から電車 | JR七尾線「和倉温泉駅」まで特急利用で約1時間10分 |
| 車 | 能越自動車道「和倉IC」から約5分 / 金沢市内から約1時間20分 |
| 駐車場 | 各旅館に駐車場あり。温泉街に公共駐車場もあり |
| ベストシーズン | 通年(冬の寒ブリ・カキなど能登の味覚が特に充実) |
和倉温泉の周辺観光スポット
- のとじま水族館 — 能登島大橋を渡って車約20分。ジンベエザメ・イルカショーが人気
- 七尾城跡 — 車約20分。日本100名城・能登畠山氏の居城跡
- 気多大社 — 車約50分。能登国一宮・縁結びの古社
- 輪島朝市 — 車約60分。千年以上続く日本三大朝市のひとつ
- 七尾市観光ガイド — 和倉温泉・能登島・青柏祭の詳細ガイド
写真クレジット:
妻恋舟の湯 — Tsubasabbs(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
和倉温泉と七尾湾 — comachiangel(Wikimedia Commons / CC BY 3.0)








