記事の要点
- のと里山空港(能登空港)へは羽田から約1時間・1日2往復。2026年3月29日〜10月24日のダイヤは羽田発8:55/15:30、能登発10:30/17:10です
- 金沢からの車はのと里山海道が通行無料で、穴水まで約1時間30分・輪島まで約2時間・珠洲まで約2時間30分。半島内の移動は車がもっとも自由度が高い手段です
- バスは金沢駅前〜輪島が約2時間30分・片道2,300円程度ですが1日数本。鉄道はJR七尾線とのと鉄道で穴水まで(合計約2時間)で、輪島・珠洲へは鉄道だけでは行けません
「のと里山空港」は愛称で、航空券の予約や時刻表では「能登空港(NTQ)」と表記されます。ダイヤは時期によって調整されるため、予約前にANA公式サイトで最新の時刻をご確認ください。
能登半島への旅を計画するうえで、アクセス方法の選択は重要なポイントです。のと里山空港(能登空港)を利用すれば、東京・羽田から約1時間で能登の玄関口に到着できます。飛行機以外にも、金沢から車やバス、のと鉄道を利用するルートなど、能登半島へのアクセス手段は多彩です。この記事では、各交通手段の特徴や所要時間、料金を比較し、能登旅行に最適なアクセス方法をご紹介します。
目次
のと里山空港(能登空港)の基本情報
のと里山空港は、石川県輪島市三井町に位置する地方空港で、2003年に開港しました。正式名称は「能登空港」で、「のと里山空港」は愛称です。能登半島のほぼ中央に位置しているため、輪島や珠洲、七尾など能登各地へのアクセス拠点として非常に便利です。
2026年7月7日からは、愛称が「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」に変わりました。石川県と一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団の連携協定に基づく取り組みで、ポケモンの名を冠した空港は世界初。2024年の能登半島地震の被災地に笑顔を届けることを目的としており、2029年9月30日までの期間限定です。正式名称の「能登空港」が変わったわけではないため、航空券の予約や時刻表では引き続き「能登空港(NTQ)」の表記を確認してください。
空港ターミナルはコンパクトながらも清潔感があり、お土産売り場やレストランも併設されています。地元の特産品である輪島塗や能登の海産物加工品、地酒なども購入できるため、到着後や出発前のお買い物にも便利です。空港の展望デッキからは、能登の里山風景を一望でき、天気が良ければ日本海まで見渡すことができます。
のと里山空港の羽田便|東京から約1時間で能登へ
のと里山空港にはANA(全日本空輸)が運航する羽田-能登便が就航しています。2024年12月25日以降は毎日運航(週14往復=1日2往復)に戻り、フライト時間は約55〜70分です。東京から能登半島への最速アクセス手段であり、特に奥能登(輪島・珠洲方面)を訪れる場合は飛行機が圧倒的に便利です。
2026年3月29日〜10月24日のダイヤは、羽田発がNH747(8:55発・9:50着)とNH749(15:30発・16:30着)、能登発がNH748(10:30発・11:35着)とNH750(17:10発・18:20着)です。ダイヤは時期によって調整されるため、予約前にANA公式サイトで最新の時刻を確認してください。
航空券の料金は、通常運賃で片道2万円~3万円程度ですが、早割や旅割を利用すれば1万円台で購入できることもあります。旅行の日程が決まったら、早めの予約がお得です。搭乗手続きも地方空港ならではのスムーズさで、出発の30分前に空港に到着すれば十分間に合います。
空港からの移動手段としては、レンタカーが最も便利です。空港内にはレンタカー各社のカウンターがあり、到着後すぐに車を借りることができます。また、輪島市街地や穴水方面への路線バスも運行されており、車を運転しない方でも移動が可能です。

金沢から能登半島へのアクセス|車・バス・電車の比較
金沢から能登半島へのアクセスは、車(レンタカー)、高速バス、のと鉄道の3つの方法があります。それぞれの特徴を比較して、旅行スタイルに合った方法を選びましょう。
金沢から能登半島へ
- 車(のと里山海道):穴水まで約1時間30分、輪島まで約2時間、珠洲まで約2時間30分。通行料無料の自動車専用道路で、途中のサービスエリアからは日本海の絶景を楽しめます
- 高速バス:金沢駅前から輪島行きの「北鉄奥能登バス」。所要約2時間30分・片道2,300円程度。本数は1日数本と限られるため事前に時刻表を確認
- 電車:七尾方面へはJR七尾線を利用できます
能登半島は公共交通機関が限られているため、自由度の高い車での移動が最もおすすめです。
のと鉄道で楽しむ能登のローカル線の旅
のと鉄道七尾線は、七尾駅から穴水駅までを結ぶローカル線で、車窓から七尾湾の美しい海景色を楽しめる人気の路線です。全長33.1キロメートル、所要時間は約40分で、途中の能登中島駅や和倉温泉駅など、沿線には魅力的なスポットが点在しています。2024年1月の能登半島地震では全線が運休しましたが、同年4月6日に全線で運転を再開しました。2025年8月には豪雨で能登中島〜穴水間が一時運休したものの、同月25日に運転を再開し、現在は通常ダイヤでの運行に戻っています。
のと鉄道では、観光列車「のと里山里海号」が「震災語り部観光列車」として運行されており、アテンダントが沿線の見どころと被災・復興の歩みを語ってくれます。震災後の運行では車内販売や飲食付きプランの設定はありません。土日を中心とした季節運行の全席指定制で、乗車券のほかにご利用代金900円(7月以降は1,200円)が必要です。予約制のため、事前の申し込みが必要です。
のと鉄道の運賃は七尾-穴水間で片道850円です。穴水駅からは路線バスに乗り継いで輪島や珠洲方面へ向かうことができます。鉄道とバスを組み合わせた能登周遊は、レンタカーとは一味違ったのんびりとした旅の楽しみ方です。

能登半島でのレンタカー利用ガイド
能登半島を効率よくめぐるには、レンタカーの利用が断然おすすめです。公共交通機関が限られる能登では、車があることで行動範囲が大幅に広がります。レンタカーは、のと里山空港、金沢駅周辺、和倉温泉などで借りることができます。
レンタカーの料金は、コンパクトカーで1日5,000円~8,000円程度が相場です。能登半島を一周する場合、走行距離は約250~300キロメートルになるため、ガソリン代も考慮に入れておきましょう。能登半島内にはガソリンスタンドが限られるエリアもあるため、こまめな給油を心がけてください。
能登半島の道路は比較的走りやすく、海沿いの道路からは絶景を楽しめます。ただし、冬季は積雪や路面凍結の可能性があるため、スタッドレスタイヤ装着車を選ぶようにしましょう。奥能登の山間部では道幅が狭い箇所もあるため、運転には注意が必要です。
のと里山空港・金沢駅・和倉温泉駅など、能登の主要な受け取り拠点の在庫と料金をまとめて比較できます。夏休みと連休は早い時期に埋まります。
能登半島へのアクセス比較表と所要時間
能登半島へのアクセス方法を所要時間と料金で比較すると、以下のようになります。東京から能登へは、飛行機が最速で約1時間(のと里山空港着)。北陸新幹線で金沢まで約2時間30分、そこからレンタカーで約1時間30分~2時間30分というルートも人気です。大阪からは特急サンダーバードで敦賀まで約1時間20分、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて金沢まで通しで約2時間30分。名古屋からは特急しらさぎで敦賀まで約1時間36分、同じく敦賀乗り換えで金沢まで通しで約3時間です(2024年3月の敦賀延伸により、サンダーバード・しらさぎはいずれも敦賀止まりになりました)。
費用面では、飛行機は早割利用で片道1万円台から、北陸新幹線は東京-金沢間で片道約1万4,000円(指定席)です。のと里山海道は無料で通行できるため、レンタカー代とガソリン代のみで能登半島内を自由に移動できます。旅行の期間や目的地、予算に応じて最適な交通手段を選んでみてください。
のと里山空港周辺の見どころとモデルプラン
のと里山空港に到着したら、まず周辺の見どころからめぐってみましょう。空港から車で約20分の輪島市街地では、地震の大規模火災で朝市通りが焼失した輪島朝市が、市内のショッピングセンター「ワイプラザ輪島」などで「出張輪島朝市」として営業を続けています。空港から珠洲方面へ向かえば、奥能登の自然豊かな海岸線が続きます。
1泊2日のモデルプランとしては、初日に空港到着後、輪島方面を観光し、和倉温泉や輪島の宿に宿泊。2日目は能登島や七尾方面をめぐり、金沢方面へ抜けるルートがおすすめです。2泊3日あれば、珠洲や外浦の海岸線も含めた能登半島一周も可能です。
のと里山空港・能登アクセスのよくある質問
能登空港の正式名称は?「のと里山空港」との違いは何ですか?
能登空港にはどこから便が飛んでいますか?
能登空港から輪島市街地への行き方を教えてください
金沢から能登半島へはどうやって行くのが早いですか?
地震のあと、能登の鉄道やバスは動いていますか?
能登のアクセスガイド周辺の見どころ
能登半島への旅をさらに充実させるために、交通手段に関連した見どころもご紹介します。能登半島ドライブガイドでは、レンタカーで能登をめぐる際のおすすめルートや絶景ポイントを詳しく紹介しています。海沿いの爽快なドライブは能登旅行の醍醐味のひとつです。
鉄道の旅を楽しみたい方には、のと鉄道の特集もおすすめです。七尾湾の絶景を車窓から楽しむローカル線の旅は、能登の魅力を五感で感じられる特別な体験です。また、アクティブ派には能登のサイクリングもおすすめ。自転車で能登の風を感じながら、自分だけのペースで半島をめぐる旅は格別です。それぞれの移動手段の良さを活かして、能登半島の旅を思い切り楽しんでください。
写真クレジット:
のと里山空港(能登空港)のターミナルビル — Dmitry Avdeev(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
のと里山空港(能登空港)の上空からの航空写真 — Dmitry Avdeev(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)









