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記事の要点

  • 入館は予約制。日時指定の観覧券を公式サイトで事前購入する。常設展は一般1,000円で、繁忙日は事前販売の時点で完売することがある
  • 開催中の特別展「竜脚類」は2026年7月10日〜11月3日特別展観覧券(一般1,800円)で常設展も観覧できるセット料金になっている
  • 化石研究体験(約120分)と野外恐竜博物館は常設展とは別枠の事前申込制。所要時間は常設展だけなら2〜3時間、体験を入れると半日

料金・予約方法・体験プログラム・アクセスをまとめ、館内の様子は編集部が撮影した写真と動画で紹介します。料金と会期は2026年9月時点のもので、特別展は年度ごとに入れ替わるため、訪問前に公式サイトで確認してください。

福井県勝山市の福井県立恐竜博物館は、中国・カナダと並ぶ「世界三大恐竜博物館」のひとつ。51体の全身骨格と千数百点の標本が圧倒的なスケールで展示される日本最大の恐竜専門博物館で、隣接する発掘フィールドでの化石発掘体験も大人気です。

福井県立恐竜博物館の銀色のドーム型建物外観
銀色に輝くドーム型の外観が印象的な福井県立恐竜博物館(Photo: 鷹継剣矢 / CC BY-SA 3.0)

この記事の内容

  1. 福井県立恐竜博物館とは — 世界三大恐竜博物館に数えられる日本の誇り
  2. 福井県立恐竜博物館の常設展示 — 迫力満点の骨格標本と最新の恐竜科学
  3. 福井県立恐竜博物館の2023年リニューアル — 新館と最新展示の見どころ
  4. 福井県立恐竜博物館の化石発掘体験とかつやま恐竜の森
  5. 福井県立恐竜博物館へのアクセスと料金・所要時間
  6. 福井県立恐竜博物館を楽しむためのおすすめポイント
  7. 恐竜博物館と合わせて楽しむ福井・北陸ガイド

福井県立恐竜博物館とは — 世界三大恐竜博物館に数えられる日本の誇り

福井県立恐竜博物館は、福井県勝山市村岡町の長尾山総合公園(かつやま恐竜の森)内に位置する、日本最大級の恐竜専門博物館です。カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並んで「世界三大恐竜博物館」のひとつに数えられ、リニューアル後は来館者が急増し、2025年度(令和7年度)の入館者数は129万8,975人と、2年連続で過去最多を更新しました。

博物館の建物は黒川紀章が設計した銀色のドーム型で、恐竜の卵をモチーフにしたとされるその外観は、それ自体がひとつのランドマークとなっています。延床面積は23,600平方メートル(本館16,400平方メートル・新館7,200平方メートル)に達し、4,500平方メートルの常設展示室に51体の恐竜全身骨格をはじめ千数百点の標本が所狭しと並びます。

2000年の開館以来、福井県の恐竜研究は飛躍的に進展しました。勝山市北谷の発掘現場からは、フクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタン、フクイベナートルなど、福井の名を冠する新種の恐竜が次々に発見されており、日本の恐竜研究の最前線として世界的な注目を集めています。

福井県立恐竜博物館のドーム型展示室に立つフクイラプトルの全身復元模型
白いタイルが規則正しく張られたドームの内側に立つ、フクイラプトル(Fukuiraptor kitadaniensis)の全身復元模型。台座に学名が記されている(編集部撮影)

福井県立恐竜博物館の常設展示 — 迫力満点の骨格標本と最新の恐竜科学

館内に入ると、まず長大なエスカレーターで地下1階へと降ります。薄暗い通路「ダイノストリート」を抜けた先に広がるのが、ドーム型の広々とした常設展示室です。そのほぼ中央に立つのが、この博物館のシンボルであるティラノサウルスのロボット。実物の4分の3スケールで作られ、皮膚の質感まで再現された体を動かしながら鳴き声を上げる姿は、子どもから大人まで圧倒されます。

福井県立恐竜博物館のドーム型展示室に立つティラノサウルスのロボット
青く照らされたドームの下に立つティラノサウルスのロボット(編集部撮影)
同じロボットが動くところ。約6秒・音が出ます(編集部撮影)
2023年リニューアル後の福井県立恐竜博物館
2023年のリニューアルで展示内容がさらに充実した博物館(Photo: Totti / CC BY-SA 4.0)

常設展示は「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の三つのゾーンで構成されています。「恐竜の世界」ゾーンには51体の全身骨格が並び、そのうち10体は実物の化石を使ったものです。福井県の発掘調査で見つかった新種の恐竜6種は「日本とアジアの恐竜」のコーナーで紹介されています。精巧なジオラマでは白亜紀の森が再現され、草食恐竜が群れをなして歩く様子を臨場感たっぷりに体験できます。

草食恐竜のロボットも動く。約4秒(編集部撮影)

「地球の科学」ゾーンでは、地球46億年の歴史を鉱物や岩石の標本とともにたどります。「生命の歴史」ゾーンでは、最初の生命から哺乳類の進化まで、壮大な生命の物語が化石標本やCGアニメーションで紹介されています。各展示にはわかりやすい解説パネルが設けられ、恐竜の知識がなくても十分に楽しめる構成です。

福井県立恐竜博物館に展示された獣脚類の胚の復元模型
展示ケースの中の「獣脚類の胚(模型)」。卵の中で体を丸めた状態が復元されている(編集部撮影)

福井県立恐竜博物館の2023年リニューアル — 新館と最新展示の見どころ

2023年7月、福井県立恐竜博物館は大規模なリニューアルを経て、従来の約1.5倍の展示面積を持つ施設へと生まれ変わりました。新たに増設された新館には、3面の巨大スクリーンに恐竜のCG映像が映し出されるシアタールーム(特別展示室。特別展開催中は上映休止)や、化石のクリーニング作業を間近で見学できるラボスペースが設けられています。

リニューアルの目玉のひとつが、恐竜の皮膚や羽毛の質感をリアルに再現した最新のロボット恐竜たちです。従来の骨格標本展示に加え、生きていた当時の姿をより正確に再現した復元模型が増設され、恐竜たちの実像に迫る展示が充実しました。特にフクイベナートルの羽毛恐竜復元は、最新の研究成果を反映した精緻な出来栄えです。

新館の屋上テラスからは、勝山の美しい山並みと恐竜の森の全景を一望できます。ミュージアムショップも拡充され、恐竜グッズやオリジナルのお土産が充実しました。リニューアル後は予約制です。入館には日時指定の観覧券が必要で、公式サイトから事前に購入します(2026年9月時点)。繁忙日は事前購入の時点で完売することがあるため、日程が決まったら早めに確保してください。

新館で開かれる年度ごとの特別展

新館では毎年、夏から秋にかけて特別展が開かれます。2026年度は「竜脚類 〜大地を揺るがした地上最大の生き物〜」で、会期は2026年7月10日〜11月3日

観覧料は一般1,800円・高校大学生1,600円・小中学生1,000円・70歳以上1,000円・未就学児無料で、この特別展観覧券で常設展もあわせて観覧できるセット料金です。

会期中の休館日は9月9日・9月24日・10月14日・10月28日。過去には2024年度に「バッドランドの恐竜たち 〜北アメリカの1億年〜」、2025年度に「獣脚類2025 〜『フクイ』から探る恐竜の進化〜」が開かれており、内容は年度ごとに入れ替わります。下の写真は2024年度の特別展で撮影したもので、現在は展示されていません。

福井県立恐竜博物館の化石発掘体験とかつやま恐竜の森

博物館では、勝山市北谷の恐竜化石発掘現場から運ばれた岩石などを使う「化石研究体験」が用意されています。メニューは「化石発掘プラス」「T.rex頭骨復元」「化石クリーニング」「CT化石観察」の4種類で、このうち3種類を順番に体験する約120分のプログラムです(T.rex頭骨復元は4月下旬〜11月上旬、化石発掘プラスは11月中旬〜4月中旬の実施。対象は小学生以上)。

料金は常設展観覧券とのセット券が一般2,200円・高校大学生1,800円・小中学生/70歳以上1,100円事前販売はセット券のみで、当日に空席がある場合に限り、常設展観覧券をお持ちの方へ当日券(一般1,200円・高校大学生1,000円・小中学生/70歳以上600円)を総合受付の窓口で販売します。

さらに、バスで実際の発掘現場へ向かう「野外恐竜博物館」は一般1,300円・高校大学生1,100円・小中学生/70歳以上650円・未就学児無料(所要約120分)で、常設展の観覧料は別途必要です。

2026年度の開催は4月17日〜11月3日で、申込は前日23:59まで。開催日と空き状況を公式サイトで確認してください。

福井県立恐竜博物館の化石発掘現場を再現した展示
化石が地層に埋まったままの状態を再現した展示。頸椎・頭骨・尾椎・大腿骨・上腕骨のプレートが、ばらばらに見える骨のつながりを示している(編集部撮影)
福井県立恐竜博物館の屋外にある館名を刻んだ石碑と恐竜の像
屋外に立つ館名の石碑と、その上に据えられた恐竜の像。奥に見えるのが本館の外壁(Photo: 先従隗始 / CC0)

恐竜の森の広大な敷地には、実物大の恐竜モニュメントが点在する「ティラノサウルス広場」や、恐竜をテーマにした大型遊具が楽しめる「チャマゴン広場」があります。

子どもたちが恐竜の世界に浸りながら思いきり体を動かせるスポットで、ピクニック気分で一日中過ごせます。バーベキュー施設やキャンプ場も併設されており、家族での宿泊旅行にも最適です。

福井県立恐竜博物館の屋外に立つモザイクタイル張りの首の長い恐竜のモニュメント
屋外に立つ、モザイクタイルで覆われた首の長い恐竜のモニュメント(編集部撮影)

冬季にはJAM福井勝山マウンテンリゾート(旧スキージャム勝山)が近くにあり、恐竜博物館と組み合わせたウィンターリゾート旅行も人気です。豊かな自然に囲まれた勝山市は、四季を通じて家族旅行の魅力に溢れたエリアといえるでしょう。

福井県立恐竜博物館へのアクセスと料金・所要時間

アクセス・料金・所要時間

電車・バスえちぜん鉄道勝山永平寺線・勝山駅からコミュニティバスで約15分、またはタクシーで約10分
JR福井駅からえちぜん鉄道で約1時間
北陸自動車道の福井北JCT・ICから中部縦貫自動車道を経由して約30分
駐車場無料・乗用車約1,400台分
観覧料(常設展)一般1,000円/高校・大学生800円/小・中学生500円/70歳以上500円/未就学児無料(特別展開催時は別料金)
所要時間約2〜3時間。化石の体験プログラムも含めると半日以上

同じ福井県内の永平寺とはえちぜん鉄道の同じ路線上にあり、1日で両方を巡ることも可能です。また、加賀温泉郷からも車で約40分とアクセスが良く、北陸周遊旅行の行程に組み込みやすい立地です。

activity reservation
福井県立恐竜博物館のチケットを予約
アソビューでチケット・体験を予約するasoview!

常設展・特別展の観覧券や化石発掘体験のチケットをアソビューで事前購入。当日窓口に並ばず入館でき、混雑期のチケット売り切れも回避できます。

福井県立恐竜博物館を楽しむためのおすすめポイント

恐竜博物館を最大限に楽しむコツを、訪問の流れに沿って整理しました。混雑する施設なので、当日どう動くかよりも、訪問前にどこまで決めておくかで満足度が変わります。

  1. 空いている時間を選ぶ

    人気施設のため土日祝日やGW・夏休み期間は非常に混雑します。可能であれば平日に訪問するか、開館直後の午前9時台を狙うとゆっくり鑑賞できます。

  2. 観覧券は日時指定で事前に買う

    入館には日時指定の観覧券が必要で、事前購入(事前決済)が原則です。販売数に余裕がある場合のみ当日分が館内の券売機でも売られますが、繁忙日は期待できません。

  3. 予定が変わったらキャンセル期限を確認する

    キャンセルは常設展・特別展なら当日16:30まで、化石研究体験と野外恐竜博物館は当日7:00まで受け付けています。

  4. 館内の食事とお土産も恐竜づくし

    館内にはミュージアムレストラン「DINO CAFE」があり、恐竜をモチーフにしたユニークなメニューが人気です。恐竜の足跡型のプレートに盛られたカレーや、化石発掘をイメージしたデザートなど、食事も恐竜づくしの体験が楽しめます。お土産には恐竜フィギュアや化石のレプリカ、福井の恐竜をデザインしたオリジナルグッズが充実しています。

恐竜好きの方はもちろん、恐竜にあまり詳しくない方でも、そのスケールの大きさと展示の完成度に感動すること間違いなしです。子どもの自由研究にも最適な施設で、親子三世代で楽しめる福井県のトップ観光スポットとして、ぜひ訪れてみてください。

福井県立恐竜博物館のアクセス・基本情報

所在地福井県勝山市村岡町寺尾51-11
予約日時指定の観覧券を公式サイトで事前購入(予約制)。繁忙日は完売あり
観覧料(常設展)一般1,000円 / 高校・大学生800円 / 小・中学生500円 / 70歳以上500円 / 未就学児無料
団体(有料観覧者30名以上)は一般800円・高大生640円・小中学生400円・70歳以上400円
体験プログラム化石研究体験:セット券(常設展込み)一般2,200円・高大生1,800円・小中学生/70歳以上1,100円/当日券(体験のみ)一般1,200円・高大生1,000円・小中学生/70歳以上600円。事前販売はセット券のみで、当日券は空席がある場合に常設展観覧券保有者へ窓口販売
野外恐竜博物館:一般1,300円・高大生1,100円・小中学生/70歳以上650円・未就学児無料(常設展の観覧料は別途)。2026年度の開催は4月17日〜11月3日、所要約120分。申込は前日23:59まで(電話・メール不可)※いずれも予約制
開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
夏季延長:2026年7月18日〜8月16日は8:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日/夏休み期間は無休)、12月31日・1月1日
所要時間2〜3時間(化石発掘体験含む場合は4〜5時間)
電車・バスえちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山駅」→コミュニティバス「恐竜博物館前」約15分
JR福井駅からの直行バスあり(「WOW RIDE いこっさ!福井号」は毎日運行、「恐竜バス」は土日祝日・繁忙期。所要約1時間)
北陸自動車道 福井北JCTから中部縦貫自動車道(無料区間)に入り、勝山ICから国道416号経由で約30分(福井北JCTから)
駐車場無料・乗用車約1,400台(繁忙期は満車になる場合あり)

【取材・執筆】わっか北陸編集部
【最終更新】2026年9月

写真クレジット:
福井県立恐竜博物館の外観 — 鷹継剣矢(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
リニューアル後の福井県立恐竜博物館 — Totti(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
屋外の館名石碑と恐竜の像 — 先従隗始(Wikimedia Commons / CC0)

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わっか北陸編集部
HOKURIKU TRAVEL GUIDE
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