福井県は恐竜博物館(世界三大恐竜博物館)・永平寺・東尋坊・越前がにと、北陸新幹線敦賀延伸(2024年3月)で一気に身近になった観光地です。敦賀まで新幹線が延伸し、2026年3月14日のダイヤ改正後は東京から福井まで最速2時間49分、敦賀まで最速3時間6分でアクセスできます。この記事では福井2泊3日モデルコースとして、永平寺・一乗谷・東尋坊・恐竜博物館・若狭エリアを効率よく巡る完全プランをご紹介します。

福井2泊3日モデルコースの概要

今回のモデルコースは北陸新幹線の福井駅を起点に3日間で福井の主要スポットを網羅します。1日目に福井市内・永平寺・一乗谷、2日目に東尋坊・丸岡城・恐竜博物館、3日目に敦賀または若狭エリアというルートです。

1日目
福井市内 → 永平寺 → 一乗谷朝倉氏遺跡午前は養浩館庭園(大人220円)と福井城址。昼食後、福井駅東口から「特急永平寺ライナー」(片道750円・約30分)で永平寺へ(拝観料 大人700円・16時までに入山)。そのまま「朝倉・永平寺ダイレクトバス」で約25分の一乗谷へ(博物館と復原町並の共通観覧券820円・入館16:30まで)。永平寺→一乗谷の順に回すと両方の締切に間に合います。夕食はソースカツ丼越前おろしそば
2日目
東尋坊三国湊 → 丸岡城 → 福井県立恐竜博物館早朝に東尋坊へ(福井駅から約1時間、散策は無料。遊覧船は約30分・大人2,000円で毎週水曜定休)。三国湊の町並みを歩き、丸岡城(大人450円)へ。丸岡城天守は2026年3月〜2027年11月頃の予定で保存修理工事中で、時期によっては天守内に入れません(2026年は9月1日〜9月18日・11月9日〜11月30日が入場不可の予定。訪問前に坂井市の公式サイトで確認を)。午後の恐竜博物館は観覧料一般1,000円で、日時指定の事前購入が原則です。
3日目
敦賀(氣比神宮・赤レンガ倉庫・ムゼウム)または若狭おばまエリア → 帰路敦賀は北陸新幹線の西端ターミナルで、赤レンガ倉庫のジオラマ館は大人400円(9:30〜17:30・水曜休館)。若狭おばまを選ぶなら「御食国」の食文化と三方五湖の景観が中心になります。
永平寺の回廊と杉林に囲まれた境内
永平寺の回廊と杉林に囲まれた境内(Photo: 663highland / CC BY 2.5)

1日目:福井市内・永平寺・一乗谷

福井駅に着いたら、まず駅近の養浩館庭園(国の名勝・入園料大人220円、中学生以下と70歳以上は無料)を見学。開園は3月1日〜11月5日が9:00〜19:00、11月6日〜2月末が9:00〜17:00(入園は閉園30分前まで)。江戸時代の池泉回遊式庭園で、桜・紅葉・雪景色と四季折々の表情が楽しめます。周辺には福井城址があり、合わせて散策できます。ただし天守は江戸期の大火で焼失して現存せず、本丸跡には現在も福井県庁が建っています。見学できるのは天守台・石垣・堀の一部・御本城橋といった外周部分で、こちらは見学自由・無料・年中無休です。復元された山里口御門と天守台下の井戸「福の井」も無料で見学できますが、こちらは公開が7:00〜18:00で、荒天時は臨時休館になることがあります。

永平寺

昼食後、福井駅東口から「特急永平寺ライナー」(約30分)で永平寺へ。13時台に着けば拝観に十分な時間がとれます。曹洞宗の大本山として1244年(寛元2年)に道元禅師が開いた禅の道場で、樹齢700年を超える杉林に包まれた境内に七堂伽藍が並びます(拝観料:大人700円・小中学生300円、開門8:30〜閉門16:30/16時までに入山、年中無休)。山門・仏殿・法堂・僧堂・大庫院・東司・浴室の七堂をつなぐ吹き通しの階段回廊を歩きながら拝観でき、修行僧が実際に生活する空間に入れる禅宗寺院として全国から参拝者が訪れます。日帰りの個人参禅体験(10:00・13:30・15:30/所要約50分)は予約不要ですが、写経は現在中止中です。福井駅からの「特急永平寺ライナー」は片道750円・約30分で、2026年4月から減便されているため帰りの時刻を先に確認しておきましょう。

一乗谷朝倉氏遺跡

永平寺から一乗谷朝倉氏遺跡へは、福井駅に戻らず「朝倉・永平寺ダイレクトバス」で約25分と直行できます(福井駅東口からなら同バスで約16分、京福バス62系統で約25分、JR越美北線/九頭竜線なら約15分の一乗谷駅下車・徒歩3分)。永平寺は16時までに入山、一乗谷の博物館は入館16:30までなので、午後は永平寺→一乗谷の順に回すと両方に間に合います。15世紀後半〜16世紀に越前の支配者・朝倉氏が築いた城下町遺跡で、国の特別史跡・特別名勝・重要文化財に三重指定された貴重な遺跡です。屋外の復原町並は一般330円(小中学生・70歳以上100円)、2022年10月オープンの福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の基本展示は一般700円(高校生400円・小中学生200円・70歳以上350円)で、両方に入れる共通観覧券は大人820円。博物館では約170万点の出土品から選ばれた展示品と原寸復元された朝倉館を見学でき、AR・VRアプリ「戦国時空伝」で城下町の姿を重ねて楽しめます(博物館は月曜・年末年始休、9:00〜17:00/入館16:30まで)。夕食は福井市内でソースカツ丼(ヨーロッパ軒)か越前おろしそばをどうぞ。

2日目:東尋坊・丸岡城・恐竜博物館

東尋坊

東尋坊の柱状節理の断崖と日本海の荒波
東尋坊の柱状節理の断崖と日本海(Photo: 雷太 / CC BY 2.0)

2日目は早朝に東尋坊へ(福井駅からえちぜん鉄道三国芦原線で三国駅まで約50分、そこから京福バスで約10分。合計約1時間)。日本海に面した高さ約25mの輝石安山岩の柱状節理の断崖絶壁で、国の天然記念物・名勝に指定。岩場の間を遊歩道が走り、波の轟音を間近に感じながら散策できます(散策は無料)。東尋坊観光遊覧船(所要約30分・大人2,000円、小学生1,000円/2026年8月1日改定)では断崖を海上から眺められますが、毎週水曜定休、12月29日〜1月31日は全便運休。運航は4〜10月が9:00〜16:00、11〜3月が9:00〜15:30です。近くの「東尋坊タワー」からは越前海岸を一望できます。

三国湊・丸岡城

東尋坊から徒歩または車で10分の三国湊は北前船交易で栄えた港町で、江戸〜明治期の商家建築が残る町並み散策が楽しめます。毎年5月19〜21日の「三国祭」は武者人形山車の巡行で有名な北陸三大祭のひとつ(福井県指定無形民俗文化財)。続いて丸岡城(北陸唯一の現存天守・入場料大人450円、小中学生150円。一筆啓上 日本一短い手紙の館との共通券。8:30〜17:00/最終入場16:30・年中無休)へ。丸岡城天守は令和8年(2026年)3月〜令和9年(2027年)11月頃の予定で大規模な保存修理工事中です。内部を公開しながらの工事ですが、天守に足場がかかり幕に覆われる期間があるほか、本丸の一部区域で立入が制限され、時期によっては天守内に入れません。坂井市の公開予定(2026年8月28日時点)では2026年9月1日〜9月18日と11月9日〜11月30日(予定)は天守内へ入場不可、10月26日〜10月30日は天守3階が見学不可とされています。日程は工事の進捗で変わるため、訪問前に坂井市・丸岡城公式サイトで公開状況を必ず確認してください。なお天守内は階段が急なので、小さな子ども連れは足元に注意してください。

福井県立恐竜博物館

午後は勝山市の福井県立恐竜博物館へ(丸岡城からは車で移動。公共交通なら福井駅から直通の「恐竜バス」で約1時間、またはえちぜん鉄道勝山永平寺線の勝山駅からバス・タクシー)。世界三大恐竜博物館のひとつで、2023年夏のリニューアルで44体から51体に増えた全身骨格標本が並ぶ迫力満点の空間が広がります(展示面積は約1.5倍に拡大)。観覧料は一般1,000円・高大学生800円・小中学生500円・70歳以上500円、開館9:00〜17:00(入館16:30まで)、夏季延長期間の7月18日〜8月16日は8:30〜18:00(入館17:30まで)。休館日は第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日、夏休み期間は無休)と年末年始(12月31日・1月1日)。観覧券は日時指定の事前購入(事前決済)が原則で、当日券は販売数に余裕がある場合のみ館内の券売機で販売されます。駐車場は約1,400台分が無料。隣接する「かつやま恐竜の森」には化石発掘体験「どきどき恐竜発掘ランド」(大人1,150円・高校生950円・4歳〜中学生600円/所要約60分・要事前予約)と、実物大の恐竜が並ぶテーマパーク「かつやまディノパーク」(別料金)があり、大人も子どもも半日楽しめます。

3日目:敦賀または若狭エリア観光

コースA:敦賀観光(北陸新幹線終点・敦賀駅起点)

敦賀は北陸新幹線の現在の西端ターミナルで、古くから「気比の松原(日本三松原)」「氣比神宮(北陸道総鎮守)」「赤レンガ倉庫」で知られる港町です。氣比神宮では樹齢千年を超える大松と大鳥居(日本三大木造大鳥居のひとつ)が迎えます。敦賀赤レンガ倉庫は明治時代の石油貯蔵庫を改装した観光施設で、鉄道と港の歴史を紹介する「ジオラマ館」(大人400円・小学生以下200円、9:30〜17:30/最終入館17:00、水曜休館)とレストランが入っています。

コースB:若狭おばまエリア(食の都・海水浴の聖地)

若狭おばまは「御食国(みけつくに)」として奈良・京都の朝廷に食材を供してきた食の文化が根付くエリアです。「若狭おばま食文化館」で若狭の食文化を学び、御食国若狭館の鯖街道の歴史展示を見学。リアス式海岸の若狭湾では夏の海水浴も楽しめます。奥若狭の三方五湖(ラムサール条約湿地・日本の重要湿地)は汽水湖の絶景スポットとして知られています。

福井2泊3日の旅費・予算の目安

  • 宿泊:福井市内またはあわら温泉 2泊(1泊8,000〜20,000円)× 2 = 16,000〜40,000円
  • 交通費(現地):バス・えちぜん鉄道・レンタカー代など = 5,000〜15,000円程度(恐竜博物館はレンタカーが便利)
  • 食事代:1日3,000〜7,000円 × 3日 = 9,000〜21,000円
  • 観光・入場料:恐竜博物館1,000円・永平寺700円・丸岡城450円・一乗谷共通券820円・養浩館庭園220円など合計 4,000〜6,000円
  • 東京からの新幹線往復:東京〜敦賀 正規16,980円(乗車券9,350円+普通車指定席特急料金7,630円・通常期/2026年3月14日運賃改定後)×2 = 33,960円。早割などの割引を使えばさらに抑えられます

合計の目安は新幹線込みで1人あたり約5〜10万円(温泉旅館宿泊の場合は上振れ)。恐竜博物館の観覧券は日時指定の事前購入が原則のため、訪問日が決まったら早めにオンラインで確保しておきましょう。北陸新幹線お得な切符ガイドで早割を活用すれば大幅に費用を抑えられます。

福井2泊3日モデルコースのまとめ

2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸により、東京から最速2時間49分(2026年3月14日ダイヤ改正)で福井入りできるようになりました。恐竜博物館・永平寺・東尋坊という3大観光スポットに加え、越前がに・ソースカツ丼・越前おろしそばのグルメも充実。福井1泊2日モデルコースも合わせてご参照ください。石川・富山との組み合わせは北陸2泊3日周遊プランでご紹介しています。

福井2泊3日モデルコースのよくある質問

福井2泊3日旅行の定番ルートは何ですか?
福井駅起点で、1日目に福井市内(養浩館庭園・福井城址)→永平寺→一乗谷朝倉氏遺跡、2日目に東尋坊→三国湊→丸岡城→福井県立恐竜博物館、3日目に敦賀(氣比神宮・赤レンガ倉庫)または若狭おばま、という流れが定番です。北陸新幹線の福井駅・敦賀駅を起終点にでき、恐竜・禅・断崖・食を2泊3日で回せます。
福井県立恐竜博物館は予約が必要ですか?料金は?
日時指定の事前購入(事前決済)が原則で、当日券は残数がある場合のみ館内の券売機で販売されます。常設展観覧料は一般1,000円・高大学生800円・小中学生500円・70歳以上500円です(公式案内)。2023年リニューアル後の常設展には恐竜の全身骨格が51体展示されています。福井駅からの恐竜バスは約1時間。休館日やチケットの最新情報は福井県立恐竜博物館の開館時間・料金で確認してください。
永平寺の参拝に必要な時間と拝観料は?
開門8:30〜閉門16:30で、16時までの入山が案内されています。拝観料は大人700円・小中学生300円(大本山永平寺公式)。七堂伽藍をつなぐ回廊をゆっくり巡るなら1.5〜2時間が目安です。靴を脱ぐ場所が多いため脱ぎ履きしやすい靴が便利。福井駅東口から特急永平寺ライナーなどで約30分。個人参禅体験は予約不要の時間帯がありますが、写経は中止の時期があるため公式で確認してください。
丸岡城は保存修理工事中でも見学できますか?
北陸唯一の現存天守で、令和8年(2026年)3月〜令和9年(2027年)11月頃の予定で大規模な保存修理工事中です。内部を公開しながらの工事のため、時期によっては天守内に入れません。坂井市の公開予定(2026年8月28日時点)では2026年9月1日〜9月18日と11月9日〜11月30日(予定)が入場不可、10月26日〜10月30日は天守3階が見学不可です。入場料は大人450円・小中学生150円(一筆啓上 日本一短い手紙の館との共通券)、8:30〜17:00・最終入場16:30・年中無休。天守内は階段が急なので小さな子どもは注意が必要です。訪問前に坂井市・丸岡城の公式案内で公開状況を必ず確認してください。
北陸新幹線を使った福井へのアクセスは?
2024年3月の敦賀延伸後、東京から福井まで最速2時間49分・敦賀まで最速3時間6分程度が目安です(2026年3月ダイヤ改正後)。大阪・京都方面は特急サンダーバード等が敦賀止まりとなり、敦賀で新幹線または在来線に乗り換えます。現地移動はえちぜん鉄道・京福バス・恐竜バスに加え、東尋坊〜丸岡城〜恐竜博物館はレンタカーが便利です。
福井2泊3日の旅費目安はどれくらいですか?
宿泊2泊でおよそ16,000〜40,000円、現地交通5,000〜15,000円、食事は1日3,000〜7,000円×3日が目安です。主な入場料は恐竜博物館1,000円・永平寺700円・丸岡城450円・一乗谷の共通観覧券820円など(いずれも大人・時期により変動)。総額は交通手段や宿のグレードで大きく変わります。

写真クレジット:
永平寺の回廊と境内 — 663highland(Wikimedia Commons / CC BY 2.5)
東尋坊の断崖絶壁 — 雷太(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)

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わっか北陸編集部
HOKURIKU TRAVEL GUIDE
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