富山県は立山黒部アルペンルートの雪の大谷、黒部峡谷トロッコ電車、氷見の寒ブリ、ます寿し、富山ブラックラーメンと、北陸のなかでも特に「絶景×絶品グルメ」がそろった観光地です。北陸新幹線で東京から最速2時間4分・金沢から約20分とアクセスも良好。この記事では富山2泊3日モデルコースとして、富山市内観光・立山黒部・高岡・氷見を効率よく巡る完全プランをご紹介します。
目次
富山2泊3日モデルコースの概要
今回のモデルコースは北陸新幹線の富山駅を起点に3日間で富山の見どころを網羅します。1日目に富山市内、2日目に立山黒部アルペンルートまたは黒部峡谷(選択制)、3日目に高岡・氷見というルートです。

1日目:富山市内観光ルート
富山駅に着いたら、まず徒歩10分の富岩運河環水公園へ向かいましょう。スターバックスコーヒーの「世界一美しいスタバ」として話題になった運河沿いのカフェから眺める富山湾・立山連峰の景色は格別です。公園内の富岩水上ラインに乗ると環水公園〜岩瀬を運河クルーズで結ぶことができます(片道約60分・2,500円/路面電車の片道乗車券付き)。2026年の運航期間は3月20日〜11月23日です。
富山市ガラス美術館・富山城址公園
午後は富山駅から徒歩15分の富山市ガラス美術館(TOYAMAキラリ)へ。建築家・隈研吾設計の美しい館内に富山ガラス造形研究所の作品が並びます(常設展の観覧料は一般・大学生200円、高校生以下無料。休館日は第1・第3水曜と年末年始)。隣接する市立図書館との複合施設で、カフェや土産ショップも充実。ガラス美術館から歩いてすぐの富山城址公園では、復元天守・堀・石垣の散策が楽しめます(公園の散策は自由。天守閣内の富山市郷土博物館は観覧料210円、高校生以下無料)。
夕食は富山ブラックラーメン
夕食は富山市発祥の富山ブラックラーメンで決まり。漆黒のスープに太麺、チャーシューと刻みネギのシンプルな構成ながら、醤油の風味が深く一度食べたら忘れられない味。富山市内では元祖といわれる「大喜」や「麺家いろは」などが人気です。翌日の立山アルペンルートに備えて早めに就寝しましょう。
2日目:立山黒部アルペンルート OR 黒部峡谷
2日目は富山が誇る2大自然スポットから1つを選んで丸一日かけて満喫します。どちらも1日では時間が足りないほど見どころが充実しているため、季節や好みに合わせて選択してください。
コースA:立山黒部アルペンルート(2026年は4月15日〜11月30日)
立山黒部アルペンルートは富山県・長野県を貫く世界屈指の山岳観光ルートで、立山駅から6種類の交通機関を乗り継いで標高2,450mの室堂に至ります。雪の大谷(2026年のウォーク期間は4月15日〜6月25日、雪壁は最も高い地点で12m)、みくりが池(火山湖・日本最高所の温泉)、雷鳥沢キャンプ場(高山植物の宝庫)が主な見どころです。
- アクセス:富山駅 → 地鉄富山駅(富山地方鉄道・約1時間) → 立山駅 → ケーブルカー・バス等で室堂まで
- 料金:立山駅〜室堂 片道4,090円・往復7,380円(大人運賃。片道6,850円・往復12,300円は長野側の扇沢〜室堂の額)
- 所要時間:富山発着で8〜9時間(日帰り可能)
- 注意:4月〜6月は雪の大谷が目玉。11月は山頂付近の紅葉・雪が見られる
コースB:黒部峡谷トロッコ電車(2026年は4月20日〜11月30日)

黒部峡谷トロッコ電車は宇奈月温泉(黒部市)から欅平まで、V字谷に沿って走るオープンエアのトロッコ電車です(宇奈月〜欅平は片道約1時間20分)。ただし令和6年能登半島地震で線路が被災した影響で、2026年9月30日までは宇奈月〜猫又の一部区間運行(猫又で折り返し、往復約120分)となっています。全線運行の再開は2026年10月1日からで、再開後に乗降できるのは宇奈月・黒薙・鐘釣・欅平の4駅、猫又では乗降できません。欅平は復旧工事が続くため当面のあいだ駅舎とビジターセンター以外へは立ち入れず、奥鐘橋や名剣温泉方面の散策はできません。渓谷歩きを目的にする場合は公式サイトで最新の状況を確認してください。宇奈月温泉に宿泊すれば、夜に温泉・朝に渓谷の静けさを満喫できます。
- アクセス:富山駅から北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅(約13分)→ 隣接する富山地鉄・新黒部駅から宇奈月温泉駅(普通約30分/特急約20分)
- 料金:宇奈月〜猫又 往復2,820円(〜9月30日)/宇奈月〜欅平 片道2,480円・往復4,960円(10月1日〜11月30日)。窓付きの「リラックス客車」は1回ごとに車両券600円が別途必要
- 所要時間:猫又折り返しは往復約2時間。全線再開後は欅平往復+滞在で約5〜6時間
- おすすめ:秋(10〜11月)の紅葉シーズンは特に混雑するため早めに予約を。宇奈月〜欅平は電話予約のみの受付です
3日目:高岡・氷見観光ルート
最終日は富山駅からあいの風とやま鉄道で高岡市へ(約20分)。国宝の瑞龍寺と高岡大仏を午前中に見学し、午後に氷見漁港エリアで海鮮ランチを楽しんでから富山駅へ戻るコースです。
高岡大仏・国宝瑞龍寺
高岡大仏は奈良・鎌倉と並ぶ「日本三大仏」のひとつで、高さ約16mの坐像が市街地の中央に鎮座しています(拝観自由・志納、台座の回廊は9:00〜17:00)。徒歩10分の瑞龍寺は加賀藩2代藩主・前田利長公の菩提寺で、山門・仏殿・法堂が国宝指定を受けた北陸唯一の国宝建築群です(拝観料:大人500円・中高生200円・小学生100円、拝観は9:00〜16:30/12月10日〜1月31日は16:00閉門)。禅宗建築の美しい白壁と砂利の庭は必見です。
氷見の海鮮ランチ
高岡から氷見線で約30分、氷見市は「寒ブリの聖地」として知られる漁港の町です。氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」では海鮮丼・ブリしゃぶ・甘エビなど富山湾の幸を使った食事が楽しめます。冬(11〜2月)は寒ブリのシーズン、春〜夏はホタルイカ・白えびが楽しめます。昼食後は富山駅へ戻り新幹線で帰路に就きます。
富山2泊3日の旅費・予算の目安
- 宿泊:富山市内ホテル 2泊(朝食付き 1泊8,000〜18,000円)× 2 = 16,000〜36,000円
- 交通費(現地):立山黒部アルペンルート 立山駅〜室堂往復7,380円 または 黒部峡谷トロッコ(宇奈月〜猫又往復2,820円、10月以降の欅平往復4,960円)+ 地鉄・路面電車・路線バス代
- 食事代:1日3,000〜8,000円 × 3日 = 9,000〜24,000円
- 観光・入場料:富山市郷土博物館210円・ガラス美術館200円・瑞龍寺500円など。市内は無料スポットも多く、合計2,000〜4,000円程度
- 東京からの新幹線往復:JR東日本は2026年3月14日に運賃改定を実施しています(特急料金は据え置き)。最新の運賃・料金と割引額はえきねっとでご確認ください
合計の目安は新幹線込みで1人あたり約5〜9万円(宿泊グレード・季節により差あり)。えきねっとの事前割引を利用すれば交通費を節約できます(北陸新幹線お得な切符ガイド参照)。
富山2泊3日モデルコースのアクセス・まとめ
富山は北陸新幹線開業(2015年)以来、東京からのアクセスが大幅に向上し観光客数が急増しています。2泊3日あれば市内観光・山岳観光・海鮮グルメのすべてを一度に体験できる北陸有数の観光地です。隣接する金沢2泊3日モデルコースや北陸2泊3日周遊プランと組み合わせれば、さらに充実した北陸旅が実現します。
富山2泊3日モデルコースのよくある質問
富山2泊3日旅行の定番ルートは何ですか?
立山黒部アルペンルートと黒部峡谷はどちらがおすすめですか?
雪の大谷はいつ見られますか?
富山の必食グルメは何ですか?
冬の2泊3日でも同じコースを回れますか?
写真クレジット:
富山城址公園の富山城 — Public domain(Wikimedia Commons)
黒部峡谷トロッコ電車と新緑の渓谷 — Hiroyuki Mori(Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0)


















