【2026年8月時点】黒部峡谷トロッコ電車は令和6年能登半島地震からの復旧工事のため、2026年9月30日まで宇奈月〜猫又の折り返し運行です(鐘釣・欅平へは行けません)。全線運行の再開は2026年10月1日ですが、再開後も欅平で立ち入れるのは駅前広場の一部・駅舎屋上・ビジターセンターに限られ、欅平ゆきは電話予約のみの受付です。最新の運行状況は黒部峡谷鉄道の公式サイトでご確認ください。

北陸新幹線の開業以来、東京から約2時間でアクセスできるようになった富山県。立山連峰の絶景・雪の大谷・黒部峡谷・砺波チューリップフェアなど、四季折々の見どころが凝縮された富山を1泊2日でめぐる、2026年最新モデルコースをご紹介します。

北陸新幹線で行く富山旅のポイント|アクセスと移動手段

富山駅は北陸新幹線(はくたか・かがやき)が停車します。東京〜富山は最速約2時間4分。大阪からは特急サンダーバードで敦賀まで約1時間20分、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて富山まで通しで最速約2時間35分(列車により約3時間)です(2024年3月の敦賀延伸により、サンダーバードは大阪〜敦賀間の運転になり、金沢・富山へは乗り入れていません)。

  • 東京発:東京駅から北陸新幹線「かがやき」で富山駅まで約2時間4分(1日数本)。「はくたか」は約2時間30分〜。料金は乗車券+特急券で片道13,000円前後(通常期・普通車指定席)ですが、2026年3月14日にJR東日本が運賃を改定しており、繁忙期・閑散期でも特急料金が上下します。正確な額はJRの公式サイトでご確認ください。なお自由席があるのは「はくたか」のみで、「かがやき」は全車指定席です
  • 大阪発:サンダーバードで敦賀まで行き、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて富山へ(通しで最速約2時間35分)。金沢発:北陸新幹線で約22分、またはIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道で約1時間
  • 富山市内の移動:路面電車(富山地方鉄道市内線)が便利。ICカード利用可。レンタカーは立山・黒部・砺波方面へ行く場合に特に有効
富山城の天守閣と城址公園の全景
富山城と富山城址公園。富山駅から徒歩10分の好アクセス(パブリックドメイン)

【コース1】春の定番|立山・雪の大谷+富山市内 1泊2日(4〜6月)

4月中旬〜6月の北陸新幹線旅のハイライトは、立山アルペンルートの雪の大谷。除雪でできた雪の壁の間を歩く体験は世界的にも珍しく、富山を代表するアクティビティです(壁の高さは年によって変わります)。詳しくは立山・雪の大谷2026完全ガイドもご覧ください。

1日目(富山市内〜立山方面)

午前
富山駅着→ 富山地方鉄道立山線で「立山駅」へ(電鉄富山駅から約1時間〜1時間20分、運賃1,420円)
昼前
立山駅から立山ケーブルカー(7分)で美女平へ美女平から立山高原バス(約50分)で標高2,450mの「室堂」へ。立山駅〜室堂は片道4,090円・往復7,380円で、乗り継ぎを含めた所要時間は約1時間10分です
昼〜午後
雪の大谷ウォーク2026年は4月15日〜6月25日の9:30〜15:00に実施されました。室堂平の壮大な雪景色と立山三山の絶景を満喫。室堂での滞在は2〜3時間を確保しましょう
夕方
立山駅へ戻り富山市内のホテルへ(立山駅から電鉄富山駅まで約1時間15分)。宇奈月温泉に泊まる場合は電鉄富山での乗り継ぎを含めて3時間近くかかるため、この日は富山市内泊が現実的です

2日目(富山市内観光)

午前
富山城址公園(路面電車「大手モール」下車)→ 富山城郷土博物館。富山市の歴史を知る出発点
午前
TOYAMAキラリ(富山市ガラス美術館・図書館)。建築家隈研吾設計のガラスアートが輝く複合施設
富山湾の幸富山駅周辺の回転寿司(白エビ・ホタルイカ・のどぐろ)やブラックラーメン
午後
富岩運河環水公園「世界で最も美しいスターバックス」があることでも有名な水辺の公園

【コース2】黒部峡谷+宇奈月温泉 1泊2日(4月下旬〜11月)

富山観光の双璧のひとつ黒部峡谷・宇奈月温泉へは、富山地方鉄道の電鉄富山駅から本線1本で宇奈月温泉駅まで行けます(普通列車で約1時間40分〜2時間、運賃2,160円。特急に乗る場合は別途特急料金)。北陸新幹線をそのまま使う場合は「黒部宇奈月温泉駅」で下車し、隣接する地鉄・新黒部駅から宇奈月温泉駅まで約30分(740円)とこちらのほうが速く着きます。詳細は黒部・宇奈月1泊2日観光モデルコースをご覧ください。

1日目(宇奈月温泉着〜黒部峡谷トロッコ観光)

午後
宇奈月駅発のトロッコ電車に乗車。2026年9月30日までは猫又での折り返し運行で、猫又での約20分の休憩を含めて往復約2時間、往復2,820円。宇奈月発の最終は4月20日〜9月3日が15:19、9月4日〜9月30日が14:56です。10月1日〜11月30日は欅平まで全線運行し、片道約1時間20分・片道2,480円(窓付きのリラックス客車は別途600円)
夕方
宇奈月温泉に宿泊黒部川の清流沿いに旅館が立ち並ぶ富山県最大の温泉地。総湯「宇奈月温泉総湯 湯めどころ宇奈月」の日帰り入浴は大人510円・小中学生250円(9:00〜22:00、最終受付21:00)

2日目(富山市内観光)

午前
宇奈月温泉周辺を散策足湯施設でひと休みしてから出発
富山駅へ戻り、富山グルメを堪能白エビかき揚げ丼や富山ブラックラーメンがおすすめ
午後
富岩運河環水公園・松川沿いの桜並木(春季)を散策して帰路へ
宇奈月温泉の源泉噴泉塔と温泉街の風景
宇奈月温泉の象徴・源泉噴泉塔。黒部川の清流沿いに広がる温泉街(Photo: Fffkk / CC BY-SA 3.0)

【コース3】春限定|砺波チューリップフェア+高岡・氷見 1泊2日(4〜5月)

毎年4月下旬〜5月上旬に開催されるとなみチューリップフェア(砺波市・砺波チューリップ公園)は、300品種350万本のチューリップが咲き誇る国内最大級のチューリップ祭典。2026年は4月22日〜5月5日の開催で、開園時間は9:00〜17:30(最終入園17:00)、入場料は高校生以上2,000円(前売・団体1,900円)・小中学生100円・小学生未満無料でした。富山平野の散居村の田園風景の中に広がる色とりどりのチューリップ畑は、富山ならではの絶景です。

1日目(高岡・氷見観光)

午前
富山駅からあいの風とやま鉄道で「高岡駅」へ(約20分・390円)。加賀藩2代藩主前田利長の菩提寺で、山門・仏殿・法堂が国宝の瑞龍寺(拝観料 大人500円・中高生200円・小学生100円、9:00〜16:30閉門)と、高岡市指定文化財の高岡大仏(拝観自由・志納、台座回廊9:00〜17:00)を参拝
JR氷見線で雨晴・氷見方面へ富山湾越しに立山連峰を望む雨晴海岸(高岡市。雨晴駅から徒歩約5分)に立ち寄り、終点の氷見(高岡から約30分)で漁港の海鮮丼ランチ
夕方
砺波市へ移動して宿泊チューリップフェアは17:30閉園(最終入園17:00)で夜間開園はないため、フェアは翌朝に回します

2日目(砺波チューリップフェア+富山市内)

午前
となみチューリップフェア9:00の開園に合わせて入園し、300品種350万本の花壇とチューリップタワーを散策。フォトスポットも豊富
散居村展望台(砺波市・夢の平方面)。富山平野に点在する散居村と立山連峰のパノラマを一望。公共交通の便がないため、車かタクシーでの移動になります
午後
富山駅へ戻り帰路富山空港発の場合はそのまま空港へ

富山で食べたい春グルメ

富山は日本有数の食の宝庫。春〜夏の富山旅ではぜひ以下のグルメを楽しんでください。

  • 白エビ(4〜6月が旬):「富山湾の宝石」とも呼ばれる透き通った海老。かき揚げ・刺身・寿司で。富山駅構内の「白えび亭」が有名
  • ホタルイカ(3〜5月):滑川市が全国屈指の水揚げ量を誇る。滑川市のほたるいかミュージアムでは発光ショーも
  • 富山ブラックラーメン:濃い醤油スープのご当地ラーメン。富山駅周辺に多数の専門店あり
  • ます寿司:富山を代表する駅弁。サクラマスの押し寿司で土産としても人気

富山旅の季節と持ち物アドバイス

富山の春(4〜5月)は気温の変動が大きく、山間部では特に寒さが残ります。立山アルペンルートを訪れる場合は防寒着が必須です(室堂の気温は真夏でも10℃前後)。雪の大谷ウォークは9:30〜15:00の時間帯のみ歩けるので、室堂には遅くとも14時前には着いておきたいところです。海岸部の氷見・砺波平野は比較的温暖ですが、雨具も携行することをおすすめします。

富山の春旅全般については春の富山観光ガイド2026富山の桜名所めぐりもあわせてご覧ください。

富山1泊2日のよくある質問

富山1泊2日旅行で外せないスポットはどこですか?
定番は1日目に富山市内(環水公園・富山城址・ガラス美術館)か高岡・氷見、2日目に立山黒部アルペンルート(室堂・雪の大谷)か黒部峡谷トロッコです。春は雪の大谷(2026年は4月15日〜6月25日、9:30〜15:00)や砺波のチューリップフェア(2026年は4月22日〜5月5日)との組み合わせが人気。起点は北陸新幹線・富山駅が便利で、東京〜富山はかがやきで最速約2時間4分です。
立山黒部アルペンルートと黒部峡谷どちらがおすすめですか?
雪の大谷や室堂のパノラマならアルペンルート(2026年営業は4月15日〜11月30日)。立山駅〜室堂は片道4,090円・往復7,380円、全線通しの立山駅〜扇沢は片道10,940円・往復19,680円です(2026年2月27日時点)。渓谷の紅葉や宇奈月温泉なら黒部峡谷トロッコ(2026年は4月20日〜11月30日)。ただし2026年9月30日までは宇奈月〜猫又の折り返しで、全線(欅平)再開は10月1日です。再開後も欅平の立入は駅周辺に限られます。
富山1泊2日の旅費はどのくらいかかりますか?
現地費用の目安は宿泊(富山市内ビジネスホテル朝食付き8,000〜15,000円)と食事・観光8,000〜12,000円に、立山へ行くなら立山駅〜室堂往復7,380円(全線通し往復なら19,680円)が加わります。東京からの北陸新幹線は通常期で片道13,000円前後(指定席)なので、往復は約26,000円前後です。交通費込みなら1人あたり4〜6万円前後が現実的です。
2026年の黒部峡谷トロッコは全線乗れますか?
2026年9月30日までは宇奈月〜猫又の折り返し運行で、鐘釣・欅平には行けません(猫又で約20分休憩して折り返し、往復2,820円)。10月1日〜11月30日は欅平まで全線運行し、片道約1時間20分・片道2,480円です。再開後も欅平で立ち入れるのは駅前広場の一部・駅舎屋上・ビジターセンターに限られ、欅平ゆきは電話予約のみです。最新は黒部峡谷鉄道の公式サイトで確認してください。

写真クレジット:
富山城の天守閣と城址公園 — パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
宇奈月温泉の源泉噴泉塔 — Fffkk(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

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わっか北陸編集部
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