金沢2泊3日モデルコースは、兼六園・ひがし茶屋街・近江町市場・21世紀美術館という金沢市内の定番スポットに加え、能登半島や加賀温泉郷まで足を延ばせる欲張りプランです。2026年最新情報をもとに、初めての金沢旅行でも迷わない王道コースを徹底解説します。
目次
金沢2泊3日旅行のポイントと全体像
金沢は「北陸の小京都」と称されるほど見どころが凝縮された城下町です。1泊2日では時間が足りないと感じる旅行者も多く、2泊3日あれば金沢市内を丁寧に巡りつつ、能登半島か加賀温泉郷への小旅行もできるのが最大の魅力です。北陸新幹線で東京から約2時間30分。大阪からはサンダーバードで敦賀へ出て北陸新幹線に乗り継ぎ、金沢駅まで通しで約2時間15分〜2時間30分です。
| 日程 | テーマ | 主な立ち寄り先 |
|---|
| 1日目 | 金沢の伝統美 | 兼六園・金沢城公園・ひがし茶屋街・近江町市場 |
| 2日目 | 金沢のアートと武家文化 | 21世紀美術館・長町武家屋敷跡・にし茶屋街・香林坊 |
| 3日目 | 能登 or 加賀(選択) | 千里浜・白米千枚田 または 山代温泉・那谷寺 |
1日目:兼六園・金沢城・ひがし茶屋街・近江町市場
兼六園の霞ヶ池と徽軫灯籠(ことじとうろう)。日本三名園の一つ(Photo: sergejf / CC BY 2.0)9:00
兼六園(約2時間)日本三名園の一つで、四季を通じて異なる表情を見せます。霞ヶ池に映る徽軫灯籠(ことじとうろう)は金沢観光の象徴的な風景。入園料は大人320円。開園直後の9時台は比較的空いています。
11:00
金沢城公園(無料)石川門・五十間長屋・菱櫓など江戸時代の建築が見事。兼六園と隣接しているため歩いてそのまま移動できます。
12:00
近江町市場でランチ「金沢市民の台所」と呼ばれる市場で、海鮮丼・のどぐろ炙り・のどぐろ寿しなどが味わえます。市場内の食事処は11時頃から混雑するため、12時過ぎに訪れると少し落ち着きます。
14:00
ひがし茶屋街(約2〜3時間)江戸時代の面影を残す格子窓の茶屋建築が並ぶ重要伝統的建造物群保存地区。金箔ソフトクリーム・和スイーツの食べ歩き、志摩(国指定重要文化財)の内部見学(一般600円)がおすすめ。着物・浴衣レンタルで散策すれば写真映えも抜群です。
17:00
主計町茶屋街・浅野川さんぽ主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)を経由して浅野川沿いを散策。夕暮れ時の浅野川大橋と茶屋街の風景は特に美しく、インスタ映えスポットとして人気です。
夕食
金沢の夜グルメ片町・香林坊エリアの居酒屋・料亭・割烹がおすすめ。のどぐろ塩焼き・加賀治部煮・加賀野菜の炊き合わせなど金沢ならではの料理を堪能。予算は1人4,000〜10,000円程度(コース料理)。人気店は事前予約が安心です。
2日目:21世紀美術館・長町武家屋敷跡・にし茶屋街
ひがし茶屋街の格子窓が続く町並み(Photo: Andrea Schaffer / CC BY 2.0)9:00
金沢21世紀美術館(約2〜3時間)「まるびぃ」の愛称で親しまれる円形の現代美術館で、年間130万人以上が訪れる金沢最大の人気スポット。「スイミング・プール」(レアンドロ・エルリッヒ作)は必見。コレクション展は一般450円、特別展は展ごとに異なる(目安1,000〜1,200円程度)。交流ゾーンは無料。展覧会ゾーンは月曜休館(休日の場合は直後の平日)なので、月曜は交流ゾーンのみ、または長町・茶屋街を先に回る組み替えを。
12:00
香林坊・竪町でランチ金沢カレーや金沢おでん、近江町市場の2日目ランチに。
13:30
長町武家屋敷跡(約1〜1.5時間)土塀と用水路が続く武家屋敷の町並み。野村家(大人550円・高校生400円・小中学生250円)は加賀百万石の武家文化を今に伝える名所で、庭園と書院の美しさは必見です。冬の「こも掛け」(土塀を冬から守る菰がけ)も風物詩として有名。
15:00
妙立寺(忍者寺)(1,200円・予約制)落とし穴・隠し通路・早業階段など29の仕掛けが詰まった迷路のような寺院。必ずガイド付き見学(事前電話予約が必要)。
16:00
にし茶屋街散策ひがし茶屋街より規模は小さいが静かで落ち着いた雰囲気。金沢らしい茶屋建築が残り、地元の甘味処やカフェがあります。
夕食
2日目の金沢グルメ金沢おでんの老舗や加賀料理の割烹でゆっくり。金沢おでんは車麩・加賀蒸し・バイ貝など北陸らしいネタが特徴。〆に
金沢カレー(チャンピオンカレー・ゴーゴーカレー)も金沢名物として外せません。
3日目:能登日帰りコース or 加賀温泉郷コース(選択)
【2026年8月時点】能登地方は令和6年能登半島地震からの復旧途上にあり、施設の営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。お出かけ前に、各施設の公式サイトや電話で最新の状況をご確認ください。
金沢から能登半島へのドライブは、のと里山海道(無料自動車専用道路)を使います。千里浜まで約40分、輪島まで約1時間30分〜2時間が目安ですが、のと里山海道では災害復旧の集中工事が続き、穴水IC〜徳田大津IC間などで夜間通行止めが行われる日があります。奥能登の海岸沿いを走る国道249号も本復旧工事のため片側交互通行や時間帯規制が残っています。出発前に石川県の「石川みち情報ネット」で規制を確認し、日帰りなら輪島までを目安に、無理のない行程を組んでください。
8:30
金沢出発レンタカーで出発。出張朝市は13:00終了のため、輪島入りを優先するなら8時台出発が安心です。
9:15
千里浜なぎさドライブウェイ金沢から約40分。日本唯一の砂浜ドライブ(約8km)。ただし砂浜の侵食と高波の影響で通行規制の日が増えており、2026年は5月末時点で規制日数が100日を超えました。走れるかどうかは当日、羽咋市公式サイトの「ドライブウェイ通行情報」で確認してください。時間に追われる場合は通過のみでも可。
9:50
氣多大社縁結びの神様・能登国一宮。震災で本殿などに損傷がありましたが、参拝はできます。滞在は短めにし、朝市に間に合うよう輪島へ。
11:30
出張輪島朝市(ワイプラザ輪島店)朝市通りは火災で焼失し、まだ再開していません。輪島市朝市組合は市内の商業施設ワイプラザ輪島店(輪島市宅田町41)で「出張輪島朝市」を9:00〜13:00・水曜定休で営業しています。13時終了のため、先に朝市を回ってから輪島市内で海鮮ランチという順番が必須です。水曜は休市なので行程を入れ替えます。
14:00
白米千枚田世界農業遺産に認定された絶景の棚田。震災で崩れた畦の復旧が続いており、展望拠点の道の駅千枚田ポケットパークは2026年8月時点で金・土・日・祝のみの営業(売店10:00〜15:00、レストラン11:00〜14:00)です。棚田の眺め自体は駐車場から楽しめます。
16:00
金沢へ戻るのと里山海道経由・約2時間。工事に伴う夜間通行止めの日があるため、暗くなる前に里山海道へ入れるよう余裕を持って。
能登をもっと深く巡りたい方は能登半島1泊2日モデルコース2026もご参照ください。
金沢から南へ車で約40〜60分の加賀温泉郷(山代・山中・粟津・片山津)は、北陸新幹線「加賀温泉駅」開業でさらにアクセスしやすくなりました。
9:30
那谷寺芭蕉も詠んだ奇岩遊仙境と苔の名刹(大人1,000円・小学生300円)。
11:30
山代温泉で日帰り入浴&ランチ「総湯」(大人500円)・「古総湯」(大人700円、2026年4月改定。共通券1,000円)で日帰り入浴し、地元グルメランチを。
15:30
帰路北陸新幹線「加賀温泉駅」利用 or 車で金沢へ。
アレンジプラン — 目的別おすすめの組み合わせ
| 旅行スタイル | 追加・変更のポイント |
|---|
| グルメ重視 | 近江町市場の朝食 → のどぐろ専門店でランチ → 金沢おでん居酒屋で夕食と夜ごはんをダブルで |
| アート・文化 | 21世紀美術館を半日かける → 石川県立美術館・鈴木大拙館も追加 |
| 温泉・リラックス | 3日目を加賀温泉郷1泊にアップグレード(山代・山中の老舗旅館に連泊) |
| 子連れ家族 | 3日目にのとじま水族館(2025年3月に全面営業再開。ジンベエザメは2026年1月以降非展示)または恐竜博物館(福井・勝山)へ足を延ばす |
| カップル・記念日 | ひがし茶屋街で着物レンタル → 加賀温泉郷の露天風呂付き客室に泊まる |
| 写真・インスタ映え | 早朝の兼六園(7時〜)、浅野川夕景、21世紀美術館スイミングプールを優先 |
アクセス・移動手段
金沢へのアクセス
- 東京から:北陸新幹線「かがやき」で約2時間30分(東京〜金沢)。自由席はないため指定席の予約が必要
- 大阪・京都から:サンダーバード(特急)で敦賀まで約1時間20分、敦賀で北陸新幹線「つるぎ」に乗り換えて金沢へ。通しで約2時間15分〜2時間30分(指定席9,410円)。2024年3月の敦賀延伸でサンダーバードは大阪〜敦賀間の運転になり、全席指定席です
- 名古屋から:しらさぎ(特急)で敦賀まで約1時間36分、敦賀で北陸新幹線に乗り換えて金沢へ。通しで約2時間40分
- 飛行機:小松空港(石川県)が最寄り。羽田〜小松は約1時間5分。小松空港からバスで金沢駅まで40分
金沢市内の移動
金沢市内の観光は路線バスが最も便利です。金沢駅から兼六園・ひがし茶屋街・21世紀美術館など主要スポットへのバスが頻発しています。
- 城下まち金沢周遊バス:1回乗車 大人220円。金沢市内1日フリー乗車券は大人800円・小児400円(車内では買えないため事前購入)
- 北陸鉄道路線バス:金沢市内中心部の指定エリアは上記の金沢市内1日フリー乗車券が使えます(バス専用の600円券は現在ありません)
- レンタサイクル:まちのり(シェアサイクル)でひがし茶屋街〜武家屋敷を気軽に移動
- タクシー:金沢駅〜兼六園は約10分・700〜900円。グループなら割安
宿泊エリアの選び方
金沢2泊3日の宿泊は以下のエリアから選びましょう。3日目に能登や加賀温泉郷へ行く場合は2泊とも金沢市内でもOKですが、3日目の目的地近くに1泊するのも時間効率が上がります。
- 金沢駅前エリア:利便性最高。北陸新幹線・路線バスのアクセスが抜群。ビジネスホテル〜シティホテルまで多様
- 香林坊・片町エリア:繁華街・レストランが充実。21世紀美術館・武家屋敷跡に徒歩圏
- ひがし茶屋街周辺:町家ホテル・旅館が点在。茶屋街を朝夕に独り占めできる贅沢感
- 加賀温泉郷(3日目泊):2泊目を山代・山中温泉の旅館にすると、3日目は那谷寺〜温泉郷をゆっくり楽しめる
宿泊選びの詳細は北陸・金沢のおすすめホテル・旅館ガイド2026もご参考ください。
金沢2泊3日のよくある質問
金沢2泊3日旅行で外せないスポットはどこですか?
金沢2泊3日の必訪は、兼六園(日本三名園・霞ヶ池と徽軫灯籠)、ひがし茶屋街(重要伝統的建造物群・食べ歩き)、近江町市場(海鮮丼・のどぐろ)、金沢21世紀美術館(スイミング・プール。交流ゾーンは無料)、長町武家屋敷跡(土塀と用水路)です。2日で市内を丁寧に巡り、3日目は能登半島か加賀温泉郷への小旅行がおすすめです。
金沢2泊3日の予算はいくらかかりますか?
交通費別の目安は1人あたりおおむね3万〜7万円です。内訳は宿泊2泊(金沢市内の朝食付きホテルで1泊8,000〜20,000円程度×2)、食事代(1日3,000〜8,000円程度×3日)、観光・入場料(兼六園大人320円、21世紀美術館コレクション展一般450円・特別展は展ごとに異なる、忍者寺大人1,200円など)。東京〜金沢の北陸新幹線は普通車指定席が通常期片道14,600円(往復29,200円)。かがやきは全席指定で自由席はありません。
金沢2泊3日は車なしでも回れますか?
金沢市内はバス・タクシーで十分回れます。金沢駅から兼六園・21世紀美術館へは路線バスで約10分。城下まち金沢周遊バスは1回おとな220円、金沢市内1日フリー乗車券はおとな800円・こども400円です。フリー券は車内では買えないため、金沢駅の北鉄窓口やホテルで事前に購入してください。3日目に能登半島へ行く場合はバスの便が少なくレンタカーが効率的です。加賀温泉郷なら北陸新幹線の加賀温泉駅が使え、車なしでも回りやすいです。
3日目は能登と加賀温泉郷、どちらがいいですか?
海と棚田なら能登、温泉と庭園なら加賀です。能登は令和6年能登半島地震の復旧途上で、輪島の朝市通りは未再開、出張輪島朝市(ワイプラザ輪島店)は9:00〜13:00・水曜定休です。千里浜なぎさドライブウェイは通行規制の日があるので、当日の羽咋市公式情報で確認してください。加賀温泉郷は金沢から車で約40〜60分、那谷寺や山代温泉の総湯・古総湯を日帰りで回れます。公共交通中心なら加賀の方が組みやすいです。
忍者寺(妙立寺)は予約が必要ですか?拝観料はいくらですか?
堂内拝観は電話予約制です。076-241-0888(受付8:30〜17:00)へ、行く本人が電話してください。インターネット予約はありません。拝観料は大人(中学生以上)1,200円、小学生800円。未就学児は拝観不可です。ガイド付きで所要約40分、境内の参拝だけなら予約は不要です。
金沢21世紀美術館は月曜日休みですか?料金はいくらですか?
展覧会ゾーンは月曜日休館(休日の場合は直後の平日)と年末年始です。交流ゾーンは年末年始以外ほぼ開いており、建物への入館は無料です。コレクション展は一般450円、特別展は展ごとに異なり、2026年夏の「路上、お邪魔ですか?」は一般1,200円です。スイミング・プールは必見ですが、地下部の入場条件は会期により変わるので公式サイトで確認してください。
写真クレジット:
兼六園の庭園風景 — sergejf(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
ひがし茶屋街の町並み — Andrea Schaffer(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)