北陸新幹線の切符をお得に買う方法は、東京方面ならJR東日本「えきねっと」の新幹線eチケット(トクだ値)、関西・名古屋方面ならJR西日本「e5489」のWEB早特が基本です。2024年3月の敦賀延伸でルートや割引制度が大きく変わり、従来のフリーきっぷの多くは2026年春までに終了しました。この記事では2026年時点の最新事情をふまえ、正確な情報でお得な買い方を整理します。料金・割引率は変動するため、購入前に必ず各JR公式サイトで最新情報をご確認ください。

北陸新幹線E7系「あさま」—佐久平付近を走る白い新幹線
北陸新幹線E7系・「あさま614号」(Photo: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0)

北陸新幹線のお得な切符・早わかり一覧(2026年版)

方面主な選択肢割引の目安
東京方面えきねっと「新幹線eチケット(トクだ値)」5〜30%オフ
関西・名古屋方面e5489「WEB早特7/14」約2〜3割引(つるぎ+特急セット)
北陸エリア内の移動北陸おでかけtabiwaパス在来線1日乗り放題(新幹線は対象外)

※従来あった「北陸観光フリーきっぷ(JR東海)」「北陸フリーきっぷ(JR東日本)」は、2026年春までに発売終了または会員限定となりました。詳しくは後述します。

北陸新幹線の通常料金 — 東京・大阪・名古屋からの基本料金

まず割引を理解する前に、通常料金を確認しておきましょう。以下のうち東京発の各区間は、えきねっと「新幹線eチケット(チケットレス)」の指定席価格(おとな片道・通常期/2026年時点)です。大阪・名古屋発は敦賀乗り継ぎの通し料金の目安です。最繁忙期は+400円、繁忙期は+200円、閑散期は-200円程度変動し、最新額は各社公式でご確認ください。

区間所要時間(最短)通常料金(指定席・目安)
東京 → 金沢約2時間28分14,400円
東京 → 富山約2時間8分12,980円
東京 → 福井約2時間51分15,830円
東京 → 敦賀約3時間8分16,380円
大阪 → 金沢(敦賀乗継)約2時間28分9,410円(サンダーバード+つるぎ)
名古屋 → 金沢(敦賀乗継)約2時間52分9,080円(しらさぎ+つるぎ)

大阪・名古屋発は、2024年3月16日の敦賀延伸以降、敦賀駅で在来線特急と北陸新幹線を乗り継ぐ形になりました。後述の通り在来線特急と新幹線の「乗継割引」は廃止されていますが、利用区間に応じて割安な特定特急料金が適用される仕組みがあります。

えきねっと「新幹線eチケット(トクだ値)」— 東京方面の基本

北陸新幹線W7系「はくたか」—長野〜佐久平間を走るJR西日本の新幹線車両
北陸新幹線W7系・「はくたか558号」(Photo: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0)

東京側から北陸新幹線をお得に買う基本が、JR東日本のインターネット予約「えきねっと」の「新幹線eチケット(トクだ値)」です。Suica・ICOCAなどの交通系ICカードを紐づけてチケットレスで乗車できます。

新幹線eチケット(トクだ値)— 通年・5〜30%オフ

列車・席数限定の早期割引で、割引率は設定日時や時間帯によって異なります。1か月以上前の予約(または早めの事前申込)であれば「トクだ値30」(30%オフ)が取れることが多く、東京〜金沢なら14,400円が10,080円(4,320円お得)になります。ただし休日の人気列車は席が少なく、30%割引を確実に取るには早めの予約が必須です。平日であれば3週間前でも10%前後の割引(「トクだ値10」等)が残っていることがあります。乗車日の前日まで購入できますが、割引率が高い席から順に売り切れるため、日程が決まり次第チェックするのが鉄則です。東京〜敦賀のトクだ値30適用例では16,380円が11,460円になります。

えきねっとの注意点:トクだ値きっぷは座席変更ができません。払い戻し手数料は北陸新幹線の場合指定席320円(えきねっと特典対象)です。ただし前日・当日の払い戻しは別途手数料がかかる場合があるため、日程が確定してから購入するのが鉄則です。会員登録は無料です。

e5489「WEB早特」— 関西・名古屋方面の基本

大阪・関西や名古屋方面から北陸へ向かう場合に使えるのが、JR西日本のインターネット予約「e5489(いーごよやく)」の「WEB早特」です。敦賀で乗り継ぐ「特急サンダーバード/しらさぎ+北陸新幹線つるぎ」をまとめて予約できます。

WEB早特7 — 7日前まで

乗車日の7日前まで購入できる早期割引です。1週間以上前に予定が決まっていれば、通常料金より割安に北陸へ向かえます。名古屋〜北陸方面などでも設定があります。

WEB早特14 — 14日前まで

乗車日の14日前まで購入できる早期割引で、WEB早特7よりさらに割安になる設定があります。関西〜北陸でのチケットレス商品は2026年も見直しが続いているため、設定区間・割引率はe5489の最新情報で必ず確認してください。

e5489の注意点:無料の会員登録が必要です。WEB早特は変更不可(払い戻しは手数料ありで可能)。サンダーバード・しらさぎと新幹線つるぎのセット予約ができるため、敦賀乗り継ぎも1回の操作で予約できます。

敦賀での乗り継ぎと「乗継割引廃止」の注意点

大阪・名古屋方面からは、2024年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸により、敦賀駅での乗り継ぎが必要になりました。ここで重要なのが、従来あった「乗継割引」(在来線特急料金が半額)は2024年3月15日で廃止されたという点です。古い情報には「乗継割引で半額」と書かれていることがありますが、現在は適用されません。

  • 大阪発:新大阪〜敦賀(特急サンダーバード・約80分)+敦賀〜金沢(北陸新幹線つるぎ・約50分)。WEB早特の活用で通常より割安になります。
  • 名古屋発:名古屋〜敦賀(特急しらさぎ・約100分)+敦賀〜金沢(つるぎ・約50分)。
  • 特定特急料金:乗継割引の代わりに、利用区間によっては割安な特定特急料金(いわゆる「幹特在特」)が適用される仕組みがあります。e5489でセット購入すれば自動的に適切な料金で計算されます。

フリーきっぷ(乗り放題)の2026年最新事情

北陸を複数都市で乗り降りして周遊する場合に便利だったフリーきっぷですが、2026年は状況が大きく変わっています。購入前に必ず最新の発売状況を確認してください。

  • 北陸観光フリーきっぷ(JR東海・名古屋発など):名古屋市内発で往復+北陸エリア4日間乗り放題(北陸新幹線はくたか・つるぎの自由席含む)の便利なきっぷでしたが、2026年3月末で発売を終了しました。
  • 北陸フリーきっぷ(JR東日本):現在は「大人の休日倶楽部」会員(年齢条件あり)限定のきっぷで、一般の方は購入できません。利用期間も限られます。
  • 北陸おでかけtabiwaパス(JR西日本):後述の通り、北陸エリア内の在来線が1日乗り放題(新幹線は対象外)。現在も発売中で、エリア内周遊に使えます。

つまり2026年時点では、東京・大阪・名古屋からの往復は「新幹線eチケット(トクだ値)」「WEB早特」などの早期割引を使い、北陸到着後のエリア内移動はtabiwaパスなどを併用するのが基本的な節約パターンになります。

北陸おでかけtabiwaパス — エリア内の在来線が1日乗り放題

北陸おでかけtabiwaパスは、北陸エリア(おおむね敦賀以北)の在来線が1日乗り放題になるデジタルきっぷです。価格はおとな2,900円程度(小児半額・2026年時点の目安)。スマートフォンアプリ「tabiwa by WESTER」専用で、駅では発売されません。

  • 乗り放題の対象:自由周遊区間内のJR線・ハピラインふくい・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・のと鉄道などの普通列車の普通車自由席
  • 重要:北陸新幹線には乗車できません(在来線・並行在来線のみ)。新幹線で移動したい場合は別に新幹線の切符が必要です。
  • 向いている人:金沢〜富山〜福井〜敦賀を在来線でのんびり巡る日帰り周遊。金沢〜富山を1往復するだけでも元が取れる計算です。

このほか、富山・石川の第三セクター各社が連携した「北陸3県2Dayパス」など、エリア内周遊向けのきっぷもあります。旅程に合わせて選びましょう。

方面別・おすすめの選び方

  • 東京から:「新幹線eチケット(トクだ値)」を早めに探すのが基本。1か月以上前なら30%割引、平日は3週間前でも10%前後が残っていることがあります。席数限定なので日程が決まったら早めにチェックを。
  • 大阪・関西から:e5489「WEB早特」でサンダーバード+つるぎをセット予約。乗継割引は廃止済みのため、早期割引で実質的に安くするのがポイント。
  • 名古屋から:e5489「WEB早特」でしらさぎ+つるぎをセット予約。
  • 北陸到着後の周遊:在来線中心なら「北陸おでかけtabiwaパス」。新幹線で都市間移動する場合はtabiwaパスは使えないので、新幹線の割引きっぷを別途確保。

お得な切符の買い方・手順

えきねっとで買う手順(東京発)

  1. えきねっと(eki-net.com)に会員登録(無料)。クレジットカードを登録すると即購入できます。
  2. 「新幹線」→「トクだ値で探す」から乗車日・区間を入力。
  3. 空席があれば「新幹線eチケット(トクだ値)」を選んで購入。割引率の高い席(トクだ値30等)から売り切れるため早めに。
  4. 乗車当日はチケットレス乗車。登録したSuica/ICOCAを改札にタッチして通過、または指定席券売機で発券。

e5489で買う手順(大阪・名古屋発)

  1. e5489サイト(J-WEST会員)に登録(無料)。
  2. 出発日・区間を入力し「WEB早特」で検索
  3. サンダーバード/しらさぎ+新幹線つるぎのセットをまとめて予約。
  4. 乗車当日は交通系ICでのチケットレス乗車、または予約内容を発券して利用。

北陸新幹線・お得きっぷ活用のよくある質問

  • Q. 乗継割引で在来線特急が半額になると聞きましたが?
    A. 在来線特急と新幹線の乗継割引は2024年3月15日で廃止されました。現在は適用されません。早期割引(WEB早特等)を使うのが節約の基本です。
  • Q. tabiwaパスで北陸新幹線に乗れますか?
    A. 乗れません。tabiwaパスは在来線・並行在来線の普通列車専用です。新幹線は別に切符が必要です。
  • Q. 当日でも割引きっぷは買えますか?
    A. 新幹線eチケット(トクだ値)は前日まで、WEB早特は7日前・14日前までなど期限があります。当日割引は基本的にありません。空席があれば通常のチケットレス特急券は当日購入できます。
  • Q. 繁忙期は割引きっぷが取りにくい?
    A. GW・お盆・年末年始・3連休前夜などは設定数が少なく早期に完売します。日程が決まり次第、早めの予約をおすすめします。

活用の注意点

  • 座席変更不可 — えきねっと・e5489の割引きっぷは原則として座席変更不可(払い戻して買い直し)。
  • 払い戻し手数料 — 北陸新幹線のeチケット(えきねっと特典対象)は、トクだ値も含めて払戻手数料は指定席320円。ただし前日・当日払い戻しは手数料が変わります。座席変更はできないため、日程確定後に購入を。最新のキャンセル料はえきねっと公式サイトでご確認ください。
  • 繁忙期は早期完売 — 割引設定数は限られます。早めの確保を。
  • 料金・制度は変わる — きっぷの発売状況・割引率・料金は改定が多い分野です。購入前に必ず各JR公式(えきねっと/e5489・JRおでかけネット)で最新情報をご確認ください。

周辺の関連ガイド


※料金・割引率・きっぷの発売状況は2026年6月時点の目安です。鉄道のきっぷは改定が頻繁なため、購入前に必ずえきねっと・e5489(JRおでかけネット)など各JR公式サイトで最新情報をご確認ください。

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わっか北陸編集部
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