能登半島ドライブコース完全ガイド — 絶景・グルメ・温泉を巡る3つのモデルルート【2026年最新版】

能登半島は、石川県の北部に突き出た日本海に囲まれた美しい半島です。2011年にユネスコ世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の景観が広がり、車でなければアクセスしにくい絶景スポットが数多く点在しています。この記事では、能登半島ドライブコースを「日帰り」「1泊2日」「2泊3日」の3つのモデルルートでご紹介します。金沢方面からのと里山空港や各観光エリアへのアクセスもあわせて解説しますので、能登半島ドライブの計画にぜひお役立てください。

能登半島ドライブの出発点・千里浜なぎさドライブウェイの砂浜を走る車
千里浜なぎさドライブウェイ — 砂浜を車で走れる日本唯一のドライブスポット(Photo: Totti / CC BY-SA 4.0)

能登半島ドライブの魅力 — 世界農業遺産の里山里海を車で巡る

能登半島ドライブの最大の魅力は、日本海の荒々しい断崖絶壁から穏やかな里山の棚田まで、変化に富んだ景色を車窓から楽しめることです。半島を一周する全行程は約300kmで、のと里山海道を利用すれば金沢市内から口能登エリアまで約1時間。奥能登の先端・珠洲市までは金沢から約2時間半〜3時間の道のりです。能登半島ドライブは日帰りでも楽しめますが、奥能登まで足を延ばすなら1泊2日以上がおすすめ。途中には個性的な道の駅絶景カフェが点在し、能登丼能登かきなどのグルメも見逃せません。ガソリンスタンドは奥能登に入ると少なくなるので、出発前の給油をお忘れなく。

能登半島ドライブコース1:口能登ルート(日帰り)— 千里浜・気多大社・能登金剛の絶景海岸ドライブ

所要時間:約5〜6時間(金沢発着)|走行距離:約120km

能登半島ドライブの入門編ともいえる口能登ルートは、金沢から日帰りで楽しめるコースです。のと里山海道を北上し、まずは千里浜なぎさドライブウェイへ。全長約8kmの砂浜を車で走れる日本唯一のスポットで、波打ち際のドライブは爽快そのものです(11月〜3月は波が高く通行止めの場合あり)。

千里浜を抜けたら羽咋市エリアへ。縁結びのパワースポットとして知られる気多大社で参拝し、宇宙科学の展示が人気のコスモアイル羽咋にも立ち寄れます。さらに海岸沿いを南下すると、能登金剛と呼ばれる断崖絶壁が続く景勝地へ。巌門の大きな洞門は遊覧船からも見学でき、ヤセの断崖・義経の舟隠しからは日本海の大パノラマが広がります(志賀町の能登金剛と巌門めぐりも参考に)。海岸沿いには機具岩世界一長いベンチもあり、夕日スポットとしても人気です。帰路は妙成寺に寄り道するのもおすすめ。五重塔が美しい日蓮宗の名刹です。

能登半島ドライブコースのハイライト・能登金剛の巌門
能登金剛の巌門 — 日本海の荒波が削り出した迫力の洞門(Photo: Motokoka / CC BY-SA 4.0)

能登半島ドライブコース2:中能登〜奥能登ルート(1泊2日)— 和倉温泉・輪島朝市・白米千枚田の能登一周ドライブ

所要時間:1泊2日 | 走行距離:約250km

【1日目】金沢 → 和倉温泉 → 七尾 → 能登島 → 輪島(泊)

1日目は、のと里山海道で一気に中能登エリアへ。開湯1200年の歴史を誇る和倉温泉で足湯に浸かったり、七尾の街歩きを楽しんだりしましょう。能登島大橋を渡って能登島へ足を延ばせば、イルカウォッチングやのとじま水族館が楽しめます。午後は輪島方面へ移動し、總持寺祖院のある門前を経由して輪島へ。能登の温泉に宿泊して旅の疲れを癒しましょう。

【2日目】輪島朝市 → 白米千枚田 → 曽々木海岸 → 珠洲岬 → 見附島 → 九十九湾 → 金沢

早朝は輪島朝市で新鮮な海の幸を堪能。千年の歴史がある日本三大朝市のひとつです。輪島塗の工房見学や輪島キリコ会館能登の祭りの文化に触れるのもおすすめ。輪島から海岸沿いの国道249号を東へ進むと、棚田の絶景で知られる白米千枚田が現れます。日本海に向かって1,004枚の田んぼが連なるさまは圧巻です。さらに東へ進み、曽々木海岸・窓岩の奇岩を見学したら、能登半島の先端・珠洲岬へ。日本三大パワースポットのひとつとされ、禄剛埼灯台からの絶景は必見です。帰路は内浦側(富山湾側)を南下し、軍艦のような姿の見附島、透明度抜群の九十九湾、ロマンチックな恋路海岸と巡りながら金沢方面へ戻ります。

能登半島ドライブで訪れたい白米千枚田の棚田と日本海
白米千枚田 — 日本海に面した1,004枚の棚田は能登半島ドライブのハイライト(Photo: Kzaral / CC BY 2.0)

能登半島ドライブコース3:のんびり奥能登(2泊3日)— 全スポットを網羅する完全一周コース

所要時間:2泊3日 | 走行距離:約350km

能登半島をじっくり満喫したい方には、2泊3日の完全一周コースがおすすめです。1日目はコース1の口能登ルートを巡り、和倉温泉に宿泊。2日目は能登島観光の後、外浦(日本海側)を北上して輪島で宿泊。3日目は輪島朝市から奥能登を一周して帰路につきます。

2泊3日なら時間に余裕があるので、珠洲焼資料館でこの地の伝統工芸に触れたり、木ノ浦海岸の透き通った海を眺めたり、揚げ浜式製塩の体験をしたりと、能登の文化にじっくり浸ることができます。また、のと鉄道の沿線を車で並走して里山の風景を楽しむのも趣があります。サイクリングを組み合わせて、車を停めて自転車で巡る区間を設けるのも良いでしょう。

能登半島ドライブの絶景スポットまとめ — 見逃せない写真映えポイント

能登半島ドライブで訪れたい絶景スポットを一覧でまとめました。

能登半島ドライブで立ち寄りたい見附島(軍艦島)の全景
見附島(軍艦島) — 珠洲市のシンボル的存在(Photo: Qurren / CC BY-SA 3.0)

能登半島ドライブのグルメガイド — 能登丼・牡蠣・海鮮を堪能するおすすめ立ち寄りスポット

能登半島ドライブの楽しみのひとつが、豊かな食材を活かしたグルメです。奥能登の飲食店が腕を振るう能登丼は、地元の米・水・食材にこだわった贅沢な丼。冬場には能登かきの炭火焼きが絶品で、穴水町や七尾湾沿いのかき小屋は毎年大人気です。輪島朝市では新鮮な干物や海鮮串を食べ歩きでき、朝からお腹が満たされます。能登の魚醤いしる・いしりを使った郷土料理や、能登ワインのワイナリー見学も見逃せません。ドライブ途中の絶景カフェ・レストランで一息つくのも良いでしょう。食材の旬カレンダーを参考にすれば、その季節ならではの味覚を楽しめます。

能登半島ドライブの道の駅・休憩スポット

能登半島には個性豊かな道の駅が点在し、ドライブの休憩にぴったりです。千里浜IC近くの「道の駅 のと千里浜」では地元の塩を使ったジェラートが人気。中能登エリアの「道の駅 織姫の里なかのと」は、能登の特産品が揃う充実した物産館です。奥能登では「道の駅 すず塩田村」で揚げ浜式製塩の見学ができ、「道の駅 桜峠」は内浦の穏やかな海を一望できる展望スポット。長時間のドライブでは2〜3時間おきに休憩を取ることを心がけましょう。道の駅には地元の新鮮な農産物や海産物の直売所もあり、お土産探しにも最適です。

能登半島ドライブのアクセスと準備 — のと里山海道・ガソリンスタンド・季節のアドバイス

能登半島ドライブの出発点は金沢市が一般的です。金沢からのと里山海道(無料区間あり)を利用すれば、千里浜ICまで約40分、七尾方面まで約1時間、輪島方面まで約1時間40分で到着します。のと里山空港を利用する場合は、空港でレンタカーを借りて奥能登から巡るプランも効率的です。

季節別のアドバイス:春(4〜5月)は桜と新緑が美しく、千里浜も走行しやすい季節。夏(7〜8月)は海水浴とキリコ祭りのシーズンで活気があります。秋(9〜11月)は白米千枚田の稲穂や紅葉が見頃。冬(12〜3月)は能登かきなど冬の味覚が最高ですが、日本海側は雪や強風に注意が必要です。冬用タイヤの装着をお忘れなく。

ドライブの注意点:奥能登エリアではガソリンスタンドが少なく、営業時間も限られます。輪島・珠洲方面に向かう前に必ず給油しましょう。また、能登の海岸沿いの道は見通しの良い区間が多いですが、冬場は塩害による路面の傷みがある箇所もあります。安全運転で能登半島ドライブをお楽しみください。

能登半島ドライブのお土産 — ドライブ途中で買いたい能登の逸品

能登半島ドライブの途中には、お土産スポットがたくさんあります。輪島塗の箸や小皿は、普段使いできる上質なお土産として人気です。珠洲市の珠洲焼は素朴な風合いが魅力の焼き物。揚げ浜式製塩で作られた天然塩は能登ならではの一品です。食のお土産なら、いしる・いしり(魚醤)や能登ワインがおすすめ。道の駅輪島朝市では、干物や地酒など地元ならではの品が手に入ります。

周辺の見どころ — 能登半島ドライブから足を延ばして

能登半島ドライブとあわせて楽しめるスポットもご紹介します。和倉温泉は能登観光の拠点として便利で、日帰り入浴施設も充実しています。能登島ではのとじま水族館やガラス美術館など、家族連れにもうれしいスポットが揃っています。能登半島ドライブガイド(基本情報編)もあわせてお読みいただくと、より充実した旅の計画が立てられるでしょう。また、能登の温泉めぐりで立ち寄り湯を楽しんだり、能登のサイクリングと組み合わせたりすれば、さらに能登の魅力を深く味わえます。

写真クレジット:
千里浜なぎさドライブウェイ — Totti(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
白米千枚田 — Kzaral(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
能登金剛・巌門 — Motokoka(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
見附島(軍艦島) — Qurren(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

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