【2026年8月時点】能登地方は令和6年能登半島地震からの復旧途上にあり、施設の営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。とくに奥能登の道の駅は営業日が週末のみに縮小しているところがあり、国道249号の沿岸部も本復旧工事のため片側交互通行・迂回・時間帯規制が続いています。お出かけ前に、各施設の公式サイトや電話、石川みち情報ネットで最新の状況をご確認ください。

能登半島をドライブする際、ぜひ立ち寄りたいのが個性豊かな「道の駅」です。地元の新鮮な食材を使ったグルメ、特産品のお土産、能登の文化を体験できる施設など、それぞれの道の駅に魅力が詰まっています。千里浜海岸の近くにある道の駅のと千里浜や、揚げ浜式製塩を見学できるすず塩田村、能登食祭市場エリアなど、能登半島ドライブを充実させる道の駅をご紹介します。

能登の道の駅・のと千里浜

能登島と七尾湾の風景
能登の美しい海辺の風景(Photo: Totti / CC BY-SA 4.0)

道の駅「のと千里浜」は、羽咋市にある能登半島の玄関口に位置する道の駅です。日本で唯一車で走れる砂浜として知られる千里浜なぎさドライブウェイのすぐ近くにあり、能登ドライブの最初の立ち寄りスポットとして便利です。2017年にオープンした比較的新しい施設で、モダンなデザインの建物が目を引きます。営業時間は9:00〜18:00(12月〜3月は9:00〜17:00)、定休日は水曜日です(羽咋市観光協会「のと千里浜 観光ガイド」)。

のと千里浜の名物は、地元の素材を活かしたベーカリーやジェラートショップです。能登の塩や能登野菜を使ったパン、能登ミルクのジェラートなど、ここでしか味わえないグルメが揃っています。直売所では羽咋産の新鮮な野菜や果物、能登の加工品が販売されており、お土産選びにも最適です。自然栽培米「神子原米」など、羽咋ならではの特産品も手に入ります。足湯施設もあり、ドライブの疲れを癒すのにぴったりです。なお、各テナントの営業時間は道の駅全体の営業時間と異なります。公式サイトの案内では、直売所「かわんちまーと」が9:00〜17:00、ベーカリーが9:00〜売り切れ次第終了、マルガージェラートが10:30〜16:00、レストラン「のとののど」が11:30〜14:00(ラストオーダー13:30)です。臨時休館もあるため、訪問前に公式サイトのお知らせを確認しておくと確実です。売り場に並ぶオリジナル商品や砂像など、のと千里浜そのものについては道の駅のと千里浜ガイドで詳しく紹介しています。

すぐ近くの千里浜なぎさドライブウェイは、砂浜の侵食と高波の影響で季節を問わず通行規制がかかる日が増えており、2026年5月末時点で年間の規制日数は100日を超え、過去最多のペースとなっています。「冬だけ通行止め」ではないため、走行を予定している場合は当日に石川みち情報ネットや羽咋市のライブカメラで通行可否を確認してください。

能登の道の駅・すず塩田村

道の駅「すず塩田村」は、珠洲市の海岸沿いに位置し、日本で唯一の揚げ浜式製塩を見学・体験できる施設です。約500年前から続く伝統的な製塩法を間近で見ることができ、塩づくりの資料館では製塩の歴史と技術について学べます。令和6年能登半島地震で被災しましたが、2025年4月1日に土日祝日を含む年中無休の営業を再開しています。ただし運営会社の告知では、利用できるのはロビー内の小規模な売店とお手洗いで、塩の資料館「揚浜館」は休館が続いています。営業時間は3〜11月が9:00〜17:00、12〜2月が9:00〜16:00です。塩田での作業体験など季節限定のプログラムは実施状況が年によって変わるため、参加を目的に訪れる場合は事前に電話(0768-87-2040)で確認してください。

売店では、揚げ浜塩を使ったさまざまな商品が販売されています。揚げ浜塩そのものはもちろん、塩キャラメル、塩サイダー、塩あめなど、塩を活かしたお土産が豊富です。揚げ浜塩ソフトクリームは訪れたら味わいたい名物で、ミネラル豊富な塩の甘じょっぱい味わいがクセになります。日本海を望むロケーションも素晴らしく、海を眺めながらの休憩は格別です。奥能登ドライブの中間地点として、ぜひ立ち寄りたい道の駅です。

能登の道の駅・狼煙と桜峠

道の駅「狼煙(のろし)」は、能登半島の最先端、禄剛埼灯台のふもとに位置する道の駅です。「日本の灯台50選」にも選ばれた禄剛埼灯台への散策路の出発点でもあり、灯台まで徒歩約10分で到着できます。小さな道の駅ですが、手作りの豆腐やにがりを使った加工品が名物で、大浜大豆を使った濃厚な豆腐が知られています。地震で休業していましたが、2025年5月のプレオープンを経て同年7月にグランドオープンしました。ただし公式サイトは「震災及び人手不足により営業日・営業時間を短縮しております(詳細はSNSにて確認下さい)」と案内しており、定休日は月・火・水・木(=金・土・日のみの営業)です。営業時間は流動的で、石川県の観光公式サイトの取材記事(2025年10月)では金曜12:00〜16:00、土日祝10:00〜17:00、冬期(12月〜2月末)は土日のみの営業予定と紹介されています。時刻は断定できないため、訪問前に公式サイトやSNSで当日の営業を確認してください。駐車場は普通車106台(身障者用1台を含む)・大型5台です。平日に訪れても店舗は開いていないため、行程を組むときは曜日に注意してください。

一方、道の駅「桜峠」は能登半島の内陸部、能登町当目(旧柳田村エリア)の県道57号沿いに位置しています。敷地内に日本庭園があるという道の駅としては珍しいつくりで、ブルーベリーソフトクリームや揚げたてのカレーパンが人気です。地元産の山菜や手作りの加工品も並び、能登の里山の恵みを感じられます。営業時間は3月〜12月が9:00〜17:00、1月〜2月が10:00〜16:00、定休日は月曜日。駐車場は普通車29台・大型3台と小規模です。海の最先端にある狼煙と、里山の桜峠。それぞれ能登の海と山の魅力を体現する道の駅として、コントラストのある楽しみ方ができます。

能登の道の駅・能登食祭市場エリア

能登食祭市場は、七尾市の七尾港に面した複合施設で、道の駅とみなとオアシスの両方に登録されています。能登の海の幸を中心としたグルメスポットで、1階の物販フロアでは鮮魚や干物、能登の加工品を購入でき、浜焼きコーナーでは買った魚介をその場で焼いて味わえます。2階の「グルメ館」には寿司や海鮮丼が楽しめる飲食店が入っており、ランチスポットとして人気です。営業時間は9:00〜17:00、定休日は火曜日(祝日は営業)で、1月1日は全館休業です。ただしグルメ館や浜焼きコーナーは店舗ごとに営業時間が異なり、能登半島地震の影響でテイクアウト販売とオンラインショップは当面の間休止しています。食事を目的に行く場合は、公式サイトか電話(0767-52-7071)で当日の営業状況を確認してください。

館内では輪島塗や珠洲焼といった能登の伝統工芸品、能登のお菓子なども扱っており、お土産探しにも向いています。七尾湾を望むデッキからは海辺の景色が広がり、天気の良い日には気持ちの良い海風を感じながら散策できます。能登食祭市場は七尾市の中心部にあってアクセスも良く、能登半島ドライブの拠点として便利な立地です。和倉温泉や能登島方面、羽咋市方面への分岐点にあたるため、旅のプランニングにも活用できます。

能登の道の駅・営業時間まとめ

道の駅所在地営業時間・定休日(2026年8月時点)
のと千里浜羽咋市9:00〜18:00(12〜3月は17:00まで)/水曜休
能登食祭市場七尾市9:00〜17:00/火曜休(祝日は営業)・1/1全館休業 ※グルメ館は店舗により異なる
桜峠能登町当目9:00〜17:00(1〜2月は10:00〜16:00)/月曜休
すず塩田村珠洲市9:00〜17:00(12〜2月は16:00まで)/年中無休 ※売店は2026年4月25日に全面営業再開
狼煙珠洲市金・土・日のみ営業/月〜木休。営業時間は震災・人手不足で短縮中のため公式SNSで要確認
千枚田ポケットパーク輪島市金・土・日・祝のみ(売店10:00〜15:00/レストラン11:00〜14:00)
すずなり珠洲市10:00〜17:00(2026年4月に16:00から延長)/水曜休

能登の道の駅めぐりのモデルコース

能登の道の駅をめぐるモデルコースをご紹介します。金沢を出発し、まず道の駅「のと千里浜」で休憩とお買い物(千里浜の砂浜走行は当日の規制情報を確認してから)。次に七尾の能登食祭市場でランチ。午後は外浦海岸を北上し、輪島を経由して奥能登へ。道の駅「すず塩田村」で塩づくりを見学し、道の駅「狼煙」で禄剛埼灯台に立ち寄る流れです。ただし狼煙は金・土・日のみの営業で、営業時間も短縮されています。

ただしこのコースを日帰りで回るのは現状おすすめできません。狼煙と千枚田ポケットパークが金・土・日を中心とした営業に縮小しており、国道249号の沿岸部は本復旧工事のため片側交互通行や迂回、時間帯規制が続いていて、震災前より移動に時間がかかるためです。金曜〜日曜にかけての1泊2日で組むと、奥能登の道の駅の営業日と噛み合いやすくなります。道の駅は地域の情報発信拠点でもあるため、パンフレットや観光マップを入手して次の目的地の情報収集にも活用しましょう。冬季は積雪や路面凍結に注意し、スタッドレスタイヤの装着をお忘れなく。


能登の道の駅めぐりのよくある質問

能登半島の道の駅をドライブで回るおすすめルートは?
金沢方面から入るなら、まず道の駅「のと千里浜」(羽咋市・千里浜なぎさドライブウェイ近く)で休憩し、七尾の道の駅「能登食祭市場」でランチ。その後、外浦を北上して道の駅「千枚田ポケットパーク」(輪島市・白米千枚田)や道の駅「すず塩田村」(珠洲市)、先端の道の駅「狼煙」、内陸の道の駅「桜峠」(能登町)を組み合わせる流れがわかりやすいです。ただし奥能登は震災後に国道249号の規制が残り、狼煙・千枚田は金〜日(祝)中心の短縮営業のため、日帰りより金〜日の1泊2日で組むのが現実的です。訪問前に石川みち情報ネットと各施設の公式案内で通行・営業を確認してください。
能登半島でグルメが楽しめる道の駅はどこですか?
代表例は次のとおりです。①道の駅 のと千里浜(羽咋・能登素材のパンやジェラート、直売所)②道の駅 能登食祭市場(七尾・鮮魚や浜焼き、海鮮丼など)③道の駅 すず塩田村(珠洲・揚げ浜塩ソフトクリームや塩関連土産)④道の駅 千枚田ポケットパーク(輪島・白米千枚田の眺望と食事・売店、週末中心)⑤道の駅 桜峠(能登町・ブルーベリーソフトやカレーパンなど里山系)。テナントごとに営業時間が異なるため、食事目的の日は公式サイトか電話で当日確認するのが安心です。
能登半島地震後、道の駅の営業状況はどうなっていますか?
2026年8月時点では再開が進む一方、奥能登は営業日・時間が短縮された施設が残ります。すず塩田村は2025年4月から年中無休で再開し売店も全面営業、狼煙は金・土・日のみ(人手不足で時間短縮中)、千枚田ポケットパークは金・土・日・祝のみ(売店10:00〜15:00/レストラン11:00〜14:00)が目安です。のと千里浜・能登食祭市場・桜峠なども定休日や季節時間があるため、最新は国土交通省の道の駅情報や各公式SNSで確認してください。
道の駅「狼煙」と「千枚田ポケットパーク」は平日でも入れますか?
基本は週末中心です。狼煙は月〜木が定休で金・土・日のみ営業、千枚田ポケットパークは金・土・日・祝のみの案内です。平日に奥能登を回る行程では店舗が閉まっている可能性が高いので、営業日に合わせて日程を組むか、トイレ・駐車場利用の可否を公式情報で確かめてください。
千里浜なぎさドライブウェイは通年走れるのですか?
いいえ。砂浜の侵食や高波の影響で季節を問わず通行規制が入る日があり、2026年5月末時点では年間の規制日数が100日超と過去最多ペースと報じられています。道の駅「のと千里浜」へは行けても、砂浜走行そのものは当日の石川みち情報ネットや羽咋市のライブカメラで可否を確認してください。

写真クレジット:
能登島と七尾湾の風景 — Totti(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)

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