【2026年8月時点】巌門は令和6年能登半島地震で遊歩道や周辺施設が被災しましたが、安全対策を施したうえで復旧しています。能登金剛遊覧船も被災した船2隻の修繕を終え、運航しています。ただし能登地方は復旧途上にあり、営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。お出かけ前に公式サイトや電話(能登金剛遊覧船 0767-48-1233)で最新の状況をご確認ください。
石川県志賀町にある巌門(がんもん)は、能登金剛を代表する景勝地です。日本海の荒波が長い年月をかけて削り出した巨大な海食洞門は、高さ約15メートル・幅約6メートル・奥行き約60メートルにも及び、自然の造形美に圧倒される能登半島屈指の絶景スポットです。
目次
巌門と能登金剛 — 日本海が削り出した断崖絶壁

「能登金剛」とは、志賀町の海岸線約29キロメートルにわたって続く断崖絶壁の総称で、その名は朝鮮半島の景勝地「金剛山」に匹敵する美しさから名付けられました。能登金剛の中でも最大のハイライトが巌門です。
巌門は、波の浸食によって岩盤にぽっかりと穴が開いた海食洞門で、洞門をくぐり抜けると日本海の大パノラマが広がります。断崖の上からも下からも眺めることができ、角度によってまったく異なる表情を見せるのが魅力です。
巌門の見どころ — 遊覧船と散策コース

巌門の楽しみ方は大きく2つあります。ひとつは遊覧船で海上から巌門を望む体験です。志賀町観光協会は「巌門を間近に望みながら、迫力ある自然の造形美を堪能できる」と紹介しており、海上から見上げる巌門の迫力は陸上とはまた違った感動があります(洞門そのものを通り抜けられるのは小舟で、遊覧船は洞門の前を通ります)。能登金剛の断崖絶壁を海から眺める約20分のクルーズで、料金は大人1,600円・小人800円(小学生)、15名以上の団体は1割引です。運航時間は9時から16時ごろまで、運航期間は3月中旬から11月中旬で、12月から3月中旬までは冬季休業となります。
もうひとつは散策コースです。駐車場から巌門までは遊歩道が整備されており、断崖の上から日本海の絶景を眺めながら歩くことができます。洞門の中からは水平線が見え、日の入りの時間帯はとくに美しいと能登金剛遊覧船の公式サイトでも紹介されています。周辺には松の木が茂り、日本海の青と松の緑のコントラストが美しい景観を作り出しています。
能登金剛の周辺スポット — 鷹の巣岩・機具岩
巌門の周辺には、能登金剛ならではの奇岩・奇勝が点在しています。鷹の巣岩は海中にそそり立つ高さ約27メートルの巨岩で、かつて鷹が巣を作っていたことからこの名がつきました。また、機具岩(はたごいわ)は高さ16メートルと12メートルの2つの岩がしめ縄で結ばれた夫婦岩で、伊勢の二見岩に似ていることから別名「能登二見」とも呼ばれています。
巌門の景観は古くから知られ、志賀町観光協会によれば1853年(嘉永6年)、歌川(安藤)広重の「六十余州名所図会」に「滝之浦(厳門・不動滝・鷹巣岩)」として描かれています。これらのスポットを巡る能登金剛ドライブは、能登半島の海岸美を堪能できるおすすめのルートです。
巌門の見どころ — 貫通洞門と遊覧船
巌門の最大の見どころは、幅6m・高さ15m・奥行き60mの巨大な海食洞門です。長い年月にわたる日本海の荒波の浸食によって岩盤がくり抜かれ、自然のトンネルが形成されました。遊歩道を通って洞門の中に入ることができ、洞窟の中から見上げる岩の迫力と、トンネルの向こうに広がる日本海の青さのコントラストは圧巻です。
遊覧船も運航しており、海上から巌門を見上げると、その巨大さがより実感できます。遊覧船は巌門のほか、能登金剛の海岸線に沿って鷹の巣岩や碁盤島などの奇岩を巡る約20分のコースで、海からしか見られない能登の絶景を堪能できます。
巌門周辺の散策と能登金剛ドライブ
巌門周辺には遊歩道が整備されており、志賀町観光協会のモデルコースでは巌門の滞在目安を約40分としています。松の木に覆われた道を歩くと、断崖の上から日本海を見下ろす展望スポットや、波に削られた奇岩の数々を間近に観察できます。ただし遊歩道は令和6年能登半島地震で被災し、安全対策を施したうえで復旧した経緯があるため、一部区間が通行できない場合があります。現地のロープや案内表示には必ず従ってください。
巌門は能登金剛のほぼ中央に位置し、南には福浦港と旧福浦灯台、北には機具岩・世界一長いベンチ、さらに北にヤセの断崖・義経の舟隠しと、海岸線に見どころが点在しています。国道249号から県道36号に入って各スポットを巡ると、能登の雄大な海岸景観を存分に満喫できます。駐車場や売店も整備されており、能登ドライブの休憩ポイントとしても便利です。
志賀町観光協会は巌門を巡るモデルコースのおすすめ季節を「春〜秋(夕日が美しい季節)」としています。冬の日本海は荒々しい波が打ち寄せ、迫力ある景観が広がりますが、遊覧船は12月から3月中旬まで冬季休業となり、遊歩道も荒天時は通行できないことがあるため事前の確認がおすすめです。遊覧船乗り場のそばには「巌門 CRUISE&SHOP(旅の駅 巌門 遊覧船案内所)」があり、9時から16時までテイクアウトコーナーやお土産売り場を営業しています(キャッシュレス決済対応)。
巌門へのアクセス・見学情報
| 所在地 | 石川県羽咋郡志賀町富来牛下 |
| 見学 | 自由(24時間) |
| 料金 | 散策は無料(能登金剛遊覧船は大人1,600円/小人800円・15名以上の団体は1割引) |
| 遊覧船 | 能登金剛遊覧船 9:00〜16:00ごろ・約20分(運航期間3月中旬〜11月中旬/12月〜3月中旬は冬季休業。悪天候時は欠航) |
| 所要時間 | 約30分〜1時間(散策+遊覧船) |
| アクセス(車) | のと里山海道 西山ICから約30分(金沢市内から約1時間5分・和倉温泉から約35分) |
| 駐車場 | 普通車100台・大型バス10台(遊覧船乗り場まで徒歩約3分) |
| ベストシーズン | 春〜秋(遊覧船運航期間中がおすすめ) |
| 問い合わせ | 能登金剛遊覧船 0767-48-1233/旅の駅 巌門 0767-48-1261/志賀町観光協会 0767-42-0355 |
写真クレジット:
巌門の海食洞 — Motokoka(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
巌門の断崖 — Motokoka(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)













