【2026年8月時点】「あぜのきらめき」は、令和6年能登半島地震の影響で開催が見合わされています。運営元の発表では2025年度(2026年3月まで)も実施されておらず、再開時期は公表されていません。この記事は開催されていた当時の内容をまとめたものです。棚田では復旧工事と農作業が続いていますが、輪島市の観光案内は「見学自由」としています。立ち入れる範囲は日によって変わるため、道の駅千枚田ポケットパーク側の展望スペースを起点に、現地の表示と誘導に従ってください。お出かけ前に輪島市の公式発表をご確認ください。

能登半島を代表する景勝地白米千枚田を、冬の夜に幻想的な光の世界へ変えてきたイベント「あぜのきらめき」。1004枚の棚田の畦道に約2万5千個のソーラーLEDが設置され、日本海を背景に壮大なイルミネーションが広がりました。能登の里山里海の美しさを冬にも楽しめるこのイベントは、能登の棚田めぐりのハイライトでもあります。冬の能登を彩ってきた光の芸術を、開催当時の記録としてご紹介します。

あぜのきらめきの概要と開催期間

あぜのきらめき・白米千枚田のLEDイルミネーション
あぜのきらめきの幻想的な光景(Photo: みーすけ / CC0)

「あぜのきらめき」は、毎年10月中旬から翌年3月中旬にかけて開催されてきた白米千枚田のイルミネーションイベントです(震災後は開催が見合わされています。以下は開催当時の内容です)。約2万5千個のソーラーLEDライト「ペットボタル」が棚田の畦道に設置され、日没とともに自動的に点灯しました。ペットボタルは昼間に太陽光で充電し、暗くなると自動的に光る仕組みで、環境にも優しいイルミネーションです。

開催期間中は毎日点灯し、入場は無料でした。点灯時間は日没から約4時間程度で、季節によって変動しました。10月〜11月は17時頃から、12月〜2月は16時半頃から点灯が始まりました。イベント開始日にはオープニングセレモニーが行われ、一斉点灯の瞬間は感動的です。白米千枚田は世界農業遺産「能登の里山里海」の象徴的な景観であり、その美しさを冬にも発信するために始まったこのイベントは、能登の冬の風物詩として定着していました。

あぜのきらめきの見どころと光の演出

あぜのきらめきの最大の見どころは、棚田の曲線に沿って配置されたLEDが描く光の模様です。棚田の段差に沿って光が連なる様子は、まるで大地に星が降り注いだかのような幻想的な光景です。ペットボタルの光は約15分ごとにピンクとゴールド(黄色)に色が切り替わり、棚田全体が暖かい色彩で染まります。

特に美しいのは、日没直後のマジックアワーの時間帯です。空にまだ夕焼けの残る中でLEDが点灯し始め、空のグラデーションと地上の光が融合する瞬間は、言葉にできない美しさです。また、日本海の波の音が静かに響く中で光を眺める体験は、都市部のイルミネーションとは全く異なる情緒があります。雪が降った日には、白い雪と光のコントラストがさらに幻想的な世界を生み出します。

あぜのきらめきの撮影ポイント

あぜのきらめきを美しく撮影するための最適なポイントは、道の駅「千枚田ポケットパーク」に隣接する展望台です。ここからは棚田全体を見渡すことができ、LEDの光が描く壮大な模様を一望できます。三脚を使った長時間露光撮影が基本で、ISO感度を低めに設定し、シャッタースピードを2〜5秒程度にすると、光が鮮やかに写ります。

展望台以外にも、棚田の中の遊歩道を下って近くから撮影することも可能です。下の段から見上げるように撮ると、光の奥行きが感じられる写真になります。日本海を背景に入れたい場合は、棚田の上部から海方向にカメラを向けましょう。日没前後の30分間が最も美しい写真が撮れる時間帯で、空の色彩が自然のグラデーションを作ってくれます。冬場は手がかじかむため、手袋をしたままカメラ操作ができるタッチスクリーン対応の手袋があると便利です。

あぜのきらめきと冬の能登観光

あぜのきらめきが行われていた頃は、冬の能登観光と組み合わせるのが定番でした。日中は輪島朝市で新鮮な海の幸や輪島塗の器を探し、午後は能登の神社仏閣を参拝、夕方からあぜのきらめきを鑑賞するというプランです(輪島朝市も本設の朝市通りではなく仮設会場等での開催に変わっています)。冬の能登は新鮮なカニや牡蠣など海の幸が旬を迎え、グルメも大きな楽しみです。

能登の温泉で体を温めてからイルミネーションを見に行くのも良いでしょう。輪島市内や珠洲市内の温泉旅館に宿泊すれば、夜のイルミネーション鑑賞も気軽に楽しめます。また、冬の能登は荒波が打ちつける「波の花」や、雪化粧した里山の風景など、この季節ならではの絶景が待っています。能登半島ドライブは冬の路面状況に注意が必要ですが、スタッドレスタイヤを装着していれば問題なく走行できます。

あぜのきらめきへのアクセスと注意点

会場だった白米千枚田へは、輪島市街地から国道249号線を珠洲方面に車で約15分です。金沢からは、のと里山海道を利用して約2時間〜2時間半で到着します。道の駅「千枚田ポケットパーク」に無料駐車場(約50台)がありますが、週末やイベント開催日は混雑するため、早めの到着を心がけましょう。

注意点として、冬の能登は気温が低く、海からの風が強いため、十分な防寒対策が必要です。ダウンジャケット、マフラー、手袋、ニット帽は必須で、カイロも持参すると安心です。棚田の遊歩道は舗装されていない部分もあり、雨天時や降雪時は足元が滑りやすいため、歩きやすい靴を着用してください。イルミネーション鑑賞は屋外で30分〜1時間程度かかるため、温かい飲み物を持参するのもおすすめです。能登の棚田めぐりと合わせて、能登の里山里海の魅力を存分に味わってください。


あぜのきらめきのよくある質問

白米千枚田の「あぜのきらめき」とはどんなイベントですか?
あぜのきらめきは、輪島市の白米千枚田(日本棚田百選・世界農業遺産「能登の里山里海」)のあぜ道にソーラーLEDを並べるイルミネーションです。例年は約2万5千個のLEDが日没から約4時間点灯し、色が変化する光景が見られました。観覧に入場料はかかりませんでした。ただし2026年8月時点では、能登半島地震の影響で開催されていません。
2026年は開催していますか?
開催していません。白米千枚田の公式サイトは「震災の影響により、令和7年度は開催されません」と案内しています。2025年度(2026年3月まで)も実施されず、再開時期は公表されていません。最新情報は輪島市・白米千枚田の公式発表を確認してください。棚田の景観自体は日中に見学できます。
開催されていたときの期間と点灯時間は?
例年は10月中旬から翌年3月中旬頃でした(9月開始ではありません)。点灯は日没から約4時間で、自動点灯・自動消灯です。月によって日没時刻が変わるため、10月は17時台、12月は16時台が目安でした。
白米千枚田へはどうやって行けますか?
輪島市街から国道249号経由で約15分、金沢からのと里山海道経由で約2時間〜2時間半です。道の駅「千枚田ポケットパーク」に駐車場があります。夜間に向かう場合は防寒と、冬季の路面凍結に注意してください。イルミネーションの再開有無は、出発前に公式情報で確認してください。

写真クレジット:
あぜのきらめき・白米千枚田のイルミネーション — みーすけ(Wikimedia Commons / CC0)

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わっか北陸編集部
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