毎年9月1日〜3日に富山県富山市八尾町で開催されるおわら風の盆(おわらかぜのぼん)は、北陸を代表する幻想的な盆踊り行事です。三味線・胡弓・唄が奏でる哀愁ある「おわら節」に合わせ、編み笠をかぶった踊り子たちが深夜まで町流しを続ける光景は、日本の祭り文化の最高峰とも称されます。2026年は9月1日(火)〜3日(木)の開催で、時間は1日・2日が17時〜23時、3日が19時〜23時です(富山市発表)。

おわら風の盆の優雅な踊りの様子
おわら風の盆の優雅な踊り(Photo: Jinzuu / CC BY-SA 3.0)

おわら風の盆2026年の日程・基本情報

項目内容
開催日程2026年9月1日(火)〜3日(木)
開催時間9月1日・2日:17時〜23時/9月3日:19時〜23時
開催場所富山県富山市八尾町(おわら風の盆特設会場・各町流し)
メインイベント町流し(各町内)・輪踊り(禅寺橋界隈ほか)
踊り町11町(東町・西町・諏訪町・鏡町・上新町・東新町・西新町・今町・下新町・天満町・福島)
踊りの特徴三味線・胡弓・唄の生演奏に合わせた優雅な踊り
入場料町流しの観覧は無料。有料の競演会(演舞場)は1席4,000円

おわら風の盆の見どころ — 幻想的な夜の町流し

おわら風の盆の最大の魅力は、夜の町流しです。石畳の坂道を進む踊り子たちの編み笠と浴衣、胡弓・三味線の哀愁漂う音色、提灯の灯り——この光景は一度見たら忘れられない幻想的な美しさを持ちます。

おわら節は「越中おわら節」として江戸時代から伝わる民謡で、独特の哀愁ある節回しが特徴。踊りは女踊り・男踊り・豊年踊りの3種類があり、特に女性の踊りは手の所作の美しさで知られます。公式の開催時間は23時までですが、その後も町によっては自然発生的に踊りが続くことがあり、「夜明けまで踊る祭り」と語り継がれてきました。

おわら風の盆の夜の幻想的な踊りの光景
夜のおわら風の盆。提灯の灯りに浮かぶ踊り子(Photo: JohnNewton8 / CC BY-SA 4.0)

おわら風の盆2026年のスケジュール・各町の踊り時間

各町内が独自のスケジュールで踊るため、時間帯によって複数の町を回れます。2026年の公式の開催時間は9月1日・2日が17時〜23時、9月3日が19時〜23時。以下はその中でのおおまかな流れです(町ごとの詳細時刻は当日配布のプログラムと公式サイトでご確認ください)。

  • 17:00〜19:00頃(1日・2日):各町で踊りが始まる時間帯。まだ人出が落ち着いており見やすい
  • 19:00〜21:00頃:町流しのメイン時間帯。提灯が灯り、最も雰囲気が出る
  • 21:00〜23:00:公式時間の終盤。諏訪町・鏡町など人気の町は特に混み合う
  • 9月3日:19時開始と遅めで、最終日のため最も混雑する

おすすめ観覧スポットと穴場情報

禅寺橋〜石畳エリアが最も有名な撮影スポット。石畳の坂道と踊り子の組み合わせが絵になります。ただし混雑が激しく、良い場所は早めに確保が必要です。

  • 諏訪町通り:白壁の古い町並みが続く穴場エリア
  • 西町・東新町:比較的混雑が少なく踊りをじっくり観覧できる
  • 下新町:メインの撮影スポットから外れるため、比較的落ち着いて観覧できるエリア
  • 競演会(有料演舞場):八尾曳山展示館ホールで開催される事前販売制の有料公演。1席4,000円・各回350席の自由席で、天候に左右されず座って鑑賞できる

なお前夜祭(例年8月下旬に各町が持ち回りで実施)は、2026年の実施内容が公式に明示されていません。前夜祭を目当てに訪れる場合は、事前におわら風の盆行事運営委員会の発表をご確認ください。別企画として、8月27日にオーバード・ホールで「越中八尾おわら風の盆 前夜祭-劇場版-」が上演されます。

穴場情報:9月1日(初日)・2日の早い時間帯は比較的空いています。最終日の3日は最も混雑します。終了間際の時間帯は人が減り、落ち着いた雰囲気で観覧できることがあります。

おわら風の盆2026年のアクセス・駐車場・交通規制

電車でのアクセス(推奨):JR越中八尾駅から徒歩約10〜15分。富山駅からJR高山本線で約25分(普通列車)。祭り期間中は臨時列車が多数運行されます。

車でのアクセス:北陸自動車道 富山ICから約20分。ただし祭り期間中は八尾町内への車両乗り入れが全面禁止になります。一般用の駐車場は八尾スポーツアリーナ(会場までシャトルバスあり)と小長谷駐車場(シャトルバスなし)の2か所で、駐車協力金はマイカー3,000円/台です。

宿泊について:おわら風の盆の期間中、周辺の宿は1年前から満室になることも。富山市内のホテルから当日移動する方法もあります。宿泊確保はできるだけ早い段階(開催年の1月頃)がおすすめです。

おわら風の盆と周辺観光のモデルコース

富山観光とおわら風の盆を組み合わせるなら1泊2日が理想的です。詳細は北陸新幹線で行く富山1泊2日モデルコース2026もご参照ください。

  • 富山城(富山市内):日本百名城のひとつ
  • 環水公園・富岩運河:美しい水辺の景観と世界一美しいスタバ
  • 立山・黒部アルペンルート:日帰りでも楽しめる北アルプスの絶景(雪の大谷は〜6月)
  • 宇奈月温泉・黒部峡谷鉄道:八尾から車で約1時間

周辺の見どころ — 北陸の祭り情報

北陸には秋にかけて多くの祭りがあります。年間の祭りスケジュールは北陸の祭りカレンダー2026でまとめています。能登では夏に能登キリコ祭り2026(7〜10月)、福井では5月に三国祭2026が開催されます。北陸の花火大会情報は北陸花火大会まとめ2026もご覧ください。

写真クレジット:
おわら風の盆 踊り — Jinzuu(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
おわら風の盆2013 夜の踊り — JohnNewton8(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)

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よくある質問

おわら風の盆2026の開催日程と場所は?
おわら風の盆は毎年9月1日〜3日の3日間、富山県富山市八尾町(旧・八尾町)で開催されます。2026年は9月1日(火)〜3日(木)の予定。旧市街の11の踊り町を舞台に、胡弓・三味線・太鼓の哀愁漂う音色に乗せて優雅な踊りが繰り広げられます。アクセスはJR越中八尾駅から徒歩約15分。富山駅からもバス・タクシーが利用できます。
おわら風の盆の宿泊は早めに予約が必要ですか?
おわら風の盆の宿泊予約は非常に競争率が高く、前年の開催終了直後から翌年の予約が埋まり始めるほどです。八尾町内の旅館・民宿は数十軒しかなく、開催1年前には満室になることも。宿が取れない場合は富山市内・高岡・金沢のホテルを拠点に当日移動するプランが現実的です。臨時バスが深夜まで運行されるため、日帰りや夜間のみの観光も可能です。
おわら風の盆の見どころと踊り町とは?
おわら風の盆の踊り町は鏡町・東新町・西新町・諏訪町・上新町・東町・西町・今町・福島・天満町・三反田の11町。各町の踊り手が胡弓の音色に合わせて、女踊りは優美に男踊りは力強く旧市街を流します。特に夜の「夜流し」(深夜まで続く自由な流し踊り)は神秘的な雰囲気で、見物客を強く惹きつけます。9月1〜3日のほか、前夜祭(8月20〜30日)でも各踊り町の輪踊りが楽しめます。
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