石川県のスキー場は、白山麓の白山一里野温泉・白山セイモアという2大ゲレンデを軸に、金沢市街から車25分の医王山、小松のナイター営業がある大倉岳高原、そして能登半島地震から復旧した七尾コロサの5か所が営業しています。1日券1,570円で滑れる市営ゲレンデから、県内最大のゴンドラ・リフト基数を持つ大型スキー場まで幅が広いのが石川の特徴です。この記事では5つのスキー場を、直近シーズンの実績にもとづいて比較します。
本記事の営業期間・料金は、直近の2025-26シーズンに各施設が公表した内容です。2026-27シーズンの日程・料金は本記事の作成時点(2026年8月)で未発表のため、シーズンインの前に各スキー場の公式発表を確認してください。
目次
石川県のスキー場は5か所 — 目的別の選び方
石川県で現在営業しているスキー場は5か所です。かつて白山麓にあった白山瀬女高原スキー場は閉鎖しており、現在は営業していません。5か所は性格がはっきり分かれているので、まず何を優先するかで絞り込むのが早道です。
| 優先すること | 選ぶスキー場 | 理由 |
|---|---|---|
| 規模・コースの多さ | 白山一里野温泉 | 石川県内で最大のゲレンデ面積とゴンドラ・リフト基数 |
| パークで練習したい | 白山セイモア | 種類の異なるパークが揃い、レベルに応じてステップアップできる |
| 安さ・気軽さ | 医王山(金沢市営) | 1日券1,570円。金沢中心部から車で約25分 |
| ナイターで長く滑る | 大倉岳高原(小松市) | 火〜土は21時まで営業。晴天時は山頂から日本海 |
| 能登に泊まって滑る | 七尾コロサ | 1日券大人2,000円。宿泊施設「山びこ荘」が併設 |
石川のスキー場に共通する強みは、温泉との近さです。一里野とセイモアはいずれもリフト券の提示で近隣温泉の入浴割引が受けられ、滑ったあとにそのまま湯に入って帰れます。白山麓の温泉地に泊まれば、2日続けて別のゲレンデを滑ることもできます。
白山一里野温泉スキー場 — 石川県内最大のゲレンデ

白山市尾添の白山一里野温泉スキー場は、石川県公式観光サイトが「県内最大のゲレンデ面積とゴンドラ・リフト基数」と紹介する県内随一の規模を持つスキー場です。上級者向けの急斜面の無圧雪コース3本を筆頭に、中級・初級までひととおり揃い、家族連れから本気のスキーヤーまで受け止められます。
2025-26シーズンの営業は2025年12月20日〜2026年3月22日(予定)で、営業時間は平日8:30〜16:45、土日祝8:00〜16:45。ナイターは1月3日〜2月23日の土日祝に16:45〜21:00で行われました。リフト料金は1日券が大人5,000円・こども4,000円・シニア4,500円、半日券が大人4,000円・こども3,300円、ナイター券が大人3,000円・こども2,500円、1回券450円、ゴンドラ片道900円です。
小さな子ども連れにはキッズパークがあり、ムービングベルト(動く歩道)を使ってそり遊びやスキーの練習ができます。入場料は1日1人1,000円です。運営は同じSAM白山がセイモアと共通で、共通回数券(11コマ4,500円)と共通シーズン券(大人46,000円・こども35,000円)があるため、2つのゲレンデを行き来する人には有利です。
| 所在地 | 石川県白山市尾添リ63 |
|---|---|
| 電話 | 076-256-7412 |
| 2025-26の営業期間 | 2025年12月20日〜2026年3月22日(予定) |
| 営業時間 | 平日8:30〜16:45/土日祝8:00〜16:45/ナイター16:45〜21:00(1/3〜2/23の土日祝) |
| 1日券 | 大人5,000円/こども4,000円/シニア4,500円 |
| アクセス | 白山ICから国道157号を南へ約70分/金沢駅から直行バスあり |
白山セイモアスキー場 — パークが充実、駐車場1,100台無料

白山市河内町の白山セイモアスキー場(白山千丈温泉セイモアスキー場)は、初級・中級・上級のコースが揃い、種類の異なるパークが複数あるのが特徴です。石川県公式観光サイトは「レベルに合わせて練習でき、ステップアップができる」と紹介しており、グラトリやジブを練習したい人に向いています。
2025-26シーズンの営業は2025年12月20日〜2026年3月22日(予定)、営業時間は平日8:30〜15:30、土日祝8:00〜15:30。一里野よりクローズが早いので、行程を組むときは注意してください。リフト料金は1日券が大人4,500円・こども3,500円・シニア4,000円、半日券が大人4,000円・こども3,300円、1回券450円です。
セイモアの実務上の強みは駐車場です。1,100台が無料で24時間開放されており、早朝に着いても待たされません。アクセスは白山ICから国道157号を南へ約50分(小松ICからは約50分)、金沢駅西口から北陸鉄道のゲレンデ直行バスが約75分で走るため、車がなくても行けます。リフト券の提示で「千丈温泉 清流」の入浴割引が受けられます。
| 所在地 | 石川県白山市河内町内尾 |
|---|---|
| 電話 | 076-273-0331 |
| 2025-26の営業期間 | 2025年12月20日〜2026年3月22日(予定) |
| 営業時間 | 平日8:30〜15:30/土日祝8:00〜15:30 |
| 1日券 | 大人4,500円/こども3,500円/シニア4,000円 |
| 駐車場 | 1,100台・無料・24時間開放 |
| アクセス | 白山ICから約45〜50分/金沢駅西口から北鉄ゲレンデ直行バス約75分 |
金沢市営医王山スキー場 — 1日券1,570円、金沢中心部から25分

金沢市営医王山スキー場は、金沢中心部から車で約25分という近さと、圧倒的な安さが持ち味です。1日券1,570円、午前券・午後券が各830円、1回券100円、回数券(11回分)1,000円という市営価格で、初めてのスキーや半日だけ滑りたいときに使いやすいゲレンデです。
コースは4本あり、初心者向けのファミリーゲレンデ(平均斜度約10度)、中級のダイナミックコース(平均斜度17度・520m)、上級のチャレンジコース(平均斜度約21度・500m)、そして初級ながら全長2,000mある林道コースという構成です。短い斜面で技術を詰めながら、林道コースで長く滑る楽しみもあります。
営業は12月下旬から3月上旬まで(積雪による)、8:30〜16:30(天候により短縮)。駐車場は500台。公共交通では北鉄バス「医王山線」が金沢駅東口8番乗り場から約55分ですが、土日のみの運行なので平日に行くなら車が必要です。晴れた日は白山から能登半島まで見渡せます。
大倉岳高原スキー場(小松市) — 21時までのナイターと日本海の眺め
小松市尾小屋町の大倉岳高原スキー場は、ゲレンデ面積12万㎡・4コース・リフト3基のファミリースキー場です。最大の特徴はナイター営業の長さで、2025-26シーズンは火〜土が8:30〜21:00、日曜が8:30〜17:00、月曜定休という体制でした。仕事帰りに滑れる数少ないゲレンデです。
2025-26シーズンの営業期間は2026年1月15日〜3月15日(積雪状況により変更あり)。リフト料金は1日券が一般4,000円・大学生以下2,800円、ナイター券(18時〜)が一般2,000円・学生1,500円、シーズン券が一般30,000円・大学生以下18,000円です(前売りはそれぞれ22,000円・9,000円)。
晴天時は山頂から日本海を望め、ナイター営業時は小松の夜景が見えます。駐車場は第1〜第5で合計476台。所在地は石川県小松市尾小屋町レ41番地、電話0761-67-1426です。近くには小松市の見どころが点在し、滑ったあとに粟津温泉へ回る行程も組めます。
七尾コロサスキー場 — 能登半島地震から全面復旧
七尾市多根町の七尾コロサスキー場は、能登半島地震の被害から回復した能登唯一のスキー場です。地震ではペアリフト(上級コース用)の支柱の基礎部分が崩れ、2024-25シーズンは上級コースを閉鎖し、無事だった「動く歩道」だけで営業していました。2025年1月11日に地震後初めて再開し、同年2月24日に営業を終えています。
そのペアリフトと動く歩道は2025-26シーズンに全面復旧し、全コースがオープンしました。ただし北國新聞の報道によれば、2025-26シーズンは少雪でオープンが2026年1月15日に遅れ、その後の大雪と寒波で客足が鈍り、営業28日間・来場約3,000人で2026年2月15日に終了(当初予定の2月23日より約1週間早い)という結果でした。地震前は4,000人以上が訪れていたため、約3割減という状況です。
コースは初級から中・上級まであり、初中級向けが約7割を占めます。リフト料金は1日券が大人2,000円・子供1,000円、半日/ナイター券が大人1,500円・子供750円、6回券が大人800円・子供400円、シーズン券が大人15,600円・子供7,800円。クレジットカードは使えません。毎週水曜日は休業(水曜は学校スキー実習のみ)です。
公営宿泊施設「ふれあいセンター山びこ荘」が併設されているため、能登に泊まって滑る行程が組めます。駐車場は100台・無料。アクセスは北陸自動車道・金沢森本ICからのと里山海道経由で約1時間30分(約65km)です。能登エリアは施設ごとに復旧状況が異なるため、周辺の宿や飲食店については当日の営業状況を確認してから動いてください。
石川県のスキー場5か所の比較
2025-26シーズンに各施設が公表した内容をまとめました。2026-27シーズンの日程・料金は未発表です。
| スキー場 | 所在地 | 1日券(大人) | 2025-26の営業期間 | ナイター |
|---|---|---|---|---|
| 白山一里野温泉 | 白山市尾添 | 5,000円 | 2025/12/20〜2026/3/22(予定) | あり(1/3〜2/23の土日祝・16:45〜21:00) |
| 白山セイモア | 白山市河内町 | 4,500円 | 2025/12/20〜2026/3/22(予定) | なし |
| 大倉岳高原 | 小松市尾小屋町 | 4,000円 | 2026/1/15〜2026/3/15 | あり(火〜土は21時まで) |
| 七尾コロサ | 七尾市多根町 | 2,000円 | 2026/1/15〜2026/2/15(実績) | あり(半日/ナイター券1,500円) |
| 医王山(金沢市営) | 金沢市俵町 | 1,570円 | 12月下旬〜3月上旬(積雪による) | なし |
料金の幅が大きいのが石川の特徴です。医王山と七尾コロサは1日券が2,000円台以下で、家族で1日滑っても負担が軽い。一方、コースの多さと滑走距離を求めるなら一里野とセイモアになります。SAM白山の共通シーズン券(大人46,000円)は、シーズンに10日以上滑るなら1日券より安くなる計算です。
石川のスキー場へ行く前の確認事項
- スタッドレスタイヤ:白山麓(一里野・セイモア)は国道157号を南へ50〜70分の山道。ノーマルタイヤでは行けない
- 積雪状況:医王山は「12月下旬〜3月上旬(積雪による)」、大倉岳も積雪次第で期間が変わる。オープン前に公式発表を確認
- 営業終了時刻の差:セイモアは15:30、一里野は16:45とクローズが1時間以上違う
- 現金の用意:七尾コロサはクレジットカード非対応
- 休業日:七尾コロサは毎週水曜、大倉岳高原は月曜が定休
- 直行バスの運行日:金沢駅発のゲレンデ直行バス、医王山線バス(土日のみ)はいずれも運行日が限られる
- 温泉割引:一里野・セイモアはリフト券提示で近隣温泉の入浴割引あり。タオルを持参すると得
石川県のスキー場へのアクセス
| スキー場 | 車 | 公共交通 | 駐車場 |
|---|---|---|---|
| 白山一里野温泉 | 白山ICから国道157号を南へ約70分 | 金沢駅から直行バスあり | あり |
| 白山セイモア | 白山ICから約45分/小松ICから約50分 | 金沢駅西口から北鉄ゲレンデ直行バス約75分 | 1,100台・無料・24時間 |
| 大倉岳高原 | 小松市街から尾小屋方面へ | — | 476台(第1〜第5) |
| 七尾コロサ | 金沢森本ICからのと里山海道経由で約1時間30分(約65km) | — | 100台・無料 |
| 医王山(金沢市営) | 金沢中心部から約25分 | 北鉄バス「医王山線」金沢駅東口8番乗り場から約55分(土日のみ) | 500台 |
北陸新幹線で金沢へ入り、レンタカーで白山麓へ向かうのが県外からの基本形です。公共交通だけで行けるのはセイモア(金沢駅西口発の直行バス)と一里野(金沢駅からの直行バス)、そして土日限定の医王山で、大倉岳高原と七尾コロサは車が前提になります。北陸の他県のゲレンデを検討するなら、富山のスキー場ガイドと福井のスキー場ガイドもあわせてご覧ください。
石川のスキー場についてよくある質問
石川県で一番大きいスキー場はどこですか?
金沢から日帰りできるスキー場はありますか?
石川県で一番安く滑れるスキー場はどこですか?
七尾コロサスキー場は能登半島地震のあと営業していますか?
ナイター営業のあるスキー場はどこですか?
白山瀬女高原スキー場はまだありますか?
写真クレジット:
白山一里野温泉スキー場 — Ski Mania(Wikimedia Commons / CC0)
白山セイモアスキー場のリフト — 運動会プロテインパワー(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
金沢市営医王山スキー場 — 運動会プロテインパワー(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)














