【2026年8月時点】令和6年能登半島地震で能登の沿岸は最大4メートル程度隆起し、砂浜の形が大きく変わりました。震災前に開設されていた海水浴場のうち、2026年(令和8年)に開設されていないところがあります。石川県が令和8年度に水質調査を行った「開設予定の水浴場」は県内12か所で、このうち能登地域は千里浜(羽咋市)・今浜(宝達志水町)・鵜浦(七尾市)・八ヶ崎(七尾市)・鉢ヶ崎(珠洲市)・五色ヶ浜(能登町)です。輪島市の袖ヶ浜、志賀町の増穂浦・大島は含まれていません。お出かけ前に各市町の公式サイトで最新の開設状況をご確認ください。
能登半島は三方を海に囲まれ、透明度の高い海が数多く点在しています。日本海の荒波が作り出したダイナミックな外浦(西海岸)と、穏やかな波が広がる内浦(東海岸・七尾湾側)では、それぞれ異なる海の表情を楽しめます。ただし震災後は開設される海水浴場が絞られており、監視員のいない海岸での遊泳は危険です。千里浜海岸や能登半島ドライブガイド、能登の夕日スポットと合わせて、開設中の海水浴場を選んで訪れましょう。
目次
2026年(令和8年)に開設されている能登の海水浴場
まず、各市町が公表している2026年の開設状況を整理します。開設期間外は監視員が不在となり大変危険なため、遊泳は控えてください。
| 海水浴場 | 市町 | 2026年の開設期間 | 遊泳時間 |
|---|---|---|---|
| 千里浜 | 羽咋市 | 7月16日〜8月16日 | 9:00〜17:00 |
| 今浜 | 宝達志水町 | 開設(期間は町にご確認ください) | — |
| 鵜浦 | 七尾市 | 7月26日〜8月16日 | — |
| 八ヶ崎(能登島) | 七尾市 | 7月19日〜8月16日 ※7/21・22・28・29、8/4・5は休業 | — |
| 鉢ヶ崎 | 珠洲市 | 7月18日〜8月17日 | 9:00〜16:00 |
| 五色ヶ浜 | 能登町 | 7月18日〜8月16日 | 10:00〜16:00 |
いっぽう、輪島市の袖ヶ浜・琴ヶ浜、志賀町の増穂浦・大島、七尾市の松島・マリンパーク(いずれも能登島)は2026年の海水浴場としては開設されていません。松島とマリンパークについては七尾市が「中止」と明記しています。
袖ヶ浜(輪島市)— 2026年は海水浴場として開設されていません

輪島市中心部からほど近い袖ヶ浜は、環境省の「快水浴場百選」に選ばれた石川県を代表する海岸です。白い砂浜と透き通った海水で知られ、震災前は家族連れでにぎわう海水浴場でした。
しかし令和6年能登半島地震以降、袖ヶ浜海水浴場は開設されていません。石川県が令和8年度に水質調査を行った「開設予定の水浴場」12か所にも袖ヶ浜は含まれておらず、2026年も海水浴場としては開設されていないと考えられます。隣接する袖ヶ浜キャンプ場も、令和6年能登半島地震の被災により当面の間臨時休業となっています。監視員のいない海岸ですので、遊泳は避けてください。
輪島は海岸線の隆起により港湾の形状も変わり、輪島港ではしゅんせつ工事が続いています。国道249号の沿岸部は国土交通省が権限代行で本復旧工事を進めており、全区間の本復旧完了は令和11年(2029年)春の予定です。工事にともなう片側交互通行などの規制が随時行われるため(2026年8月時点)、訪れる際は輪島朝市の再開状況とあわせて、石川県の「石川みち情報ネット」と輪島市の公式情報で最新の状況を確認してから出かけましょう。
鉢ヶ崎海水浴場(珠洲市)— 2026年は3年ぶりに開設

珠洲市蛸島町の鉢ヶ崎海水浴場は、奥能登を代表するビーチです。遠浅で県内有数の透明度を誇り、石川県の令和8年度水質調査でも最高ランクの「水質AA」と判定されています。
震災の影響で2024年・2025年は開設が見送られましたが、2026年は7月18日に3年ぶりの海開きを迎え、8月17日まで午前9時〜午後4時で開設されています。ただし遊泳エリアは幅約80メートル・沖合約50メートルと、震災前のおよそ半分の広さにとどまります。温水シャワーや売店を備えていたメインバースハウスと宿泊施設は地震で損壊したため利用できず、無料の仮設トイレ・シャワー室・更衣室が設けられています。監視員(ライフセーバー)は配置されています。
震災前は鉢ヶ崎リゾートとしてケビン(コテージ)やオートキャンプ場が併設されていましたが、鉢ヶ崎ケビンは休業中です。宿泊を組み合わせる場合は、鉢ヶ崎リゾート(0768-82-4322)または珠洲市観光交流課(0768-82-7776)に最新の受け入れ状況を確認してください。周辺には九十九湾などの景勝地もあります。
増穂浦海岸(志賀町)— 海水浴場としての開設は確認できていません
志賀町の増穂浦海岸は、白砂青松が約4キロメートル続く海岸で、「日本の水浴場55選」に選ばれています。海岸沿いには全長約460メートルの「世界一長いベンチ」があり、夕日を眺めながら過ごせるスポットとして知られています。
ただし2026年の増穂浦は、海水浴場としての開設が確認できていません。石川県の令和8年度水質調査の「開設予定の水浴場」12か所に増穂浦は含まれておらず、海水浴場を運営してきた宿泊・キャンプ施設「能登リゾートエリア増穂浦」も、令和8年3月31日をもってキャンプ場を含む全施設の業務を終了しています。同じ志賀町の大島海水浴場も開設されていません。海水浴の可否については志賀町へお問い合わせください。
泳がなくても楽しめるのが増穂浦の魅力です。11月から3月にかけて吹く「貝寄せの風」によってニシキ貝・ワスレ貝・マクラ貝などが打ち上げられ、36種類の貝が拾えることから「貝寄せの浜」「三十六歌仙貝の浜」と呼ばれています。世界一長いベンチからの夕景とあわせて、海を眺める目的で訪れる価値のある海岸です。
五色ヶ浜・八ヶ崎 — 開設中の穴場ビーチ
能登町の五色ヶ浜海水浴場は、砂浜が一日のうちに5色に変わるという言い伝えが名前の由来です。穏やかな入り江が2つ並び、遠浅で透明度が高いため小さな子ども連れでも安心して過ごせます。2026年は7月18日から8月16日まで、午前10時〜午後4時で開設されました。シャワー(お湯は出ません)・トイレ・更衣室・ロッカーが備わっています。
七尾市能登島の八ヶ崎海水浴場は、内浦側の穏やかな海で、石川県の令和8年度水質調査でも「水質AA」と判定されています。2026年は7月19日から8月16日まで開設されましたが、期間中に休業日が設定されている点にご注意ください。同じ能登島の松島海水浴場とマリンパーク海水浴場は2026年も中止です。
なお、これら以外の海岸は監視員が配置されていません。志賀町の富来や穴水町の岩車など、震災前に地元で親しまれていた浜も、隆起によって地形が変わっている場所があります。海水浴場として開設されていない海岸では遊泳しないでください。九十九湾周辺のシーカヤックやSUPなどのマリンアクティビティを利用する場合も、各事業者の営業再開状況を事前に確認しましょう。
能登の海水浴場へのアクセス

能登の海水浴場へのアクセスは、基本的に車が便利です。金沢市内からのと里山海道を利用し、千里浜(羽咋市)までは千里浜ICからすぐ、八ヶ崎(七尾市能登島)までは約1時間30分、鉢ヶ崎(珠洲市)までは約2時間30分が目安です。
袖ヶ浜・鉢ヶ崎・増穂浦へのアクセス
| 海岸 | 所在地 | 車 | 公共交通 | 駐車場 |
|---|---|---|---|---|
| 袖ヶ浜 (輪島市) | 輪島市鳳至町袖ヶ浜 | 金沢駅からのと里山海道経由で約2時間(のと三井IC下車) | 金沢駅から輪島特急バスで輪島駅前へ。市内の移動は予約制の「のらんけ+」(1回200円、高校生以下無料) | 36台(隣接する袖ヶ浜キャンプ場と供用。キャンプ場は震災の影響で当分の間開放なし) |
| 鉢ヶ崎 (珠洲市) | 珠洲市蛸島町タ96-2地先 | のと里山空港ICから珠洲道路経由で約50分 | 北陸鉄道特急バス「珠洲鉢ケ崎」から徒歩3分 | 400台(無料) |
| 増穂浦 (志賀町) | 志賀町相神イ3番1 | のと里山海道「西山IC」から約30分 | 金沢駅東口から北鉄バス富来方面行きで富来下車、志賀町コミュニティバスに乗り換え相神下車、徒歩15分 | あり |
袖ヶ浜と増穂浦は2026年に海水浴場として開設されていないため、監視員も海の家もありません。上のアクセス情報は、海を眺めたり貝殻を拾ったりする目的で訪れる場合のものです。また、国道249号の沿岸部は国土交通省が権限代行で本復旧工事を進めており、令和11年(2029年)春の完了予定まで工事にともなう片側交互通行などの規制が随時行われます(2026年8月時点)。出発前に石川県の「石川みち情報ネット」で規制情報を確認し、余裕をもった計画を立ててください。
海水浴シーズンは各市町とも7月中旬から8月中旬で、開設期間は年によって変わります。開設期間外は監視員が不在となり大変危険なため、遊泳はご遠慮ください。日焼け対策、飲料水、ビーチサンダルなどの基本装備に加え、能登の海岸は岩場が多い場所もあるためマリンシューズがあると安心です。能登半島ドライブガイドを参考に、開設中のビーチをめぐってみてください。
能登の海水浴場・ビーチのよくある質問
2026年に開設されている能登のおすすめ海水浴場はどこですか?
能登の海水浴シーズンと遊泳時の注意点は?
能登でシュノーケリングやマリンアクティビティが楽しめる場所は?
袖ヶ浜や増穂浦は泳げるのですか?
写真クレジット:
輪島市の袖ヶ浜 — Sébastien Bertrand(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)
珠洲市の鉢ヶ崎海水浴場 — 運動会プロテインパワー(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
能登半島の海岸線 — 雷太(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)









