【2026年8月時点】能登地方は令和6年能登半島地震からの復旧途上にあり、施設の営業時間・料金・休業の状況が変わることがあります。とくに奥能登(輪島・珠洲・穴水・能登町)の寺社は社務所や庫裏が被災し、御朱印の授与を休止・縮小しているところがあります。お出かけ前に、各寺社の公式サイトや電話で最新の状況をご確認ください。
能登半島には歴史ある神社仏閣が数多く点在し、御朱印めぐりの旅先として注目を集めています。能登一宮の気多大社は縁結びのパワースポットとして名高く、曹洞宗の大本山總持寺祖院は荘厳な境内が魅力です。日蓮宗の名刹妙成寺の五重塔は、北陸唯一の木造五重塔として国の重要文化財に指定されています。能登半島のパワースポットをめぐりながら、御朱印とともに心の旅を楽しみましょう。
能登の御朱印めぐり・気多大社

気多大社は、羽咋市に鎮座する能登国一宮で、大己貴命(おおなむちのみこと)を祭神とする格式高い神社です。創建は約2100年前と伝えられ、万葉集にも詠まれた歴史を持ちます。縁結びの御利益で全国的に知られ、毎月1日(正月を除く)に行われる「ついたち結び」の神事には、良縁を求めて多くの参拝者が訪れます。
気多大社の御朱印は、社務所で受けることができます。通常の御朱印のほか、季節限定の特別御朱印が頒布されることもあります。御朱印には「能登国一宮」の文字が入り、能登の御朱印めぐりの出発点にふさわしい一枚です。境内奥の「入らずの森」は、約1万坪の原生林が広がる神秘的な空間で、パワースポットとしても人気です。国の天然記念物に指定されたこの森は立入禁止ですが、森の入口から漂う神聖な空気を感じることができます。拝観料は無料で、駐車場も完備されています。羽咋市は令和6年能登半島地震の被害が比較的軽く、気多大社は震災直後の令和6年1月2日から参拝者の受け入れを再開し、現在も通常どおり参拝できます。
能登の御朱印めぐり・總持寺祖院
總持寺祖院は、輪島市門前町にある曹洞宗の大本山です。元亨元年(1321年)に瑩山紹瑾禅師によって開かれ、明治時代に本山機能が横浜の鶴見に移転するまで、曹洞宗の総本山として栄えました。現在も祖院として重要な地位を占めており、広大な境内には七堂伽藍が整然と並んでいます。
總持寺祖院は令和6年能登半島地震で大きな被害を受けましたが、拝観受付の修繕が完了し、令和7年(2025年)4月1日から通常どおりの拝観を再開しています。拝観時間は8:00〜17:00、拝観料は大人500円・中高校生400円・小学生200円です。御朱印は拝観受付で申し込むことができ、「大本山總持寺祖院」の墨書きは力強く、禅寺らしい凜とした雰囲気が感じられます。荘厳な山門、法堂、仏殿などの堂宇は、禅宗建築の美しさを今に伝えています。坐禅体験(1,000円・要予約)や精進料理(要予約)も受け付けており、御朱印めぐりと合わせて禅の世界に触れることができます。なお、震災後に駐車場の位置が変わっているため、現地の案内表示に従ってください。
能登の御朱印めぐり・妙成寺
妙成寺は、羽咋市にある日蓮宗の名刹で、北陸地方唯一の木造五重塔を有することで知られています。永仁2年(1294年)に日像上人によって開かれたと伝えられ、加賀藩前田家の庇護を受けて繁栄しました。五重塔をはじめ、本堂、祖師堂、三光堂、書院など10棟が国の重要文化財に指定されており、能登を代表する寺院建築群です。
妙成寺の御朱印は、拝観受付で受けることができます。「妙法」の文字と日蓮宗独特の髭題目が特徴的な御朱印で、能登の御朱印めぐりの中でも特に印象的な一枚です。拝観料は大人500円・中学生以下300円(30名以上の団体は大人450円・中学生以下270円)。拝観時間は4〜10月が8:00〜17:00、11〜3月が8:00〜16:30です。妙成寺も震災後に通常どおりの拝観を続けています。五重塔は高さ約34メートルで、青空に映えるその姿は写真映えも抜群です。春には桜が境内を彩り、紅葉の季節には五重塔と紅葉のコントラストが美しい写真スポットになります。羽咋市内にある気多大社からも車で約15分と近く、セットでの参拝がおすすめです。
能登の御朱印めぐり・その他の神社仏閣
能登半島には、気多大社・總持寺祖院・妙成寺のほかにも、御朱印をいただける神社仏閣が数多くあります。珠洲岬近くの須須神社(珠洲市三崎町寺家)は、能登半島の最先端に鎮座する古社で、航海安全の御利益があるとされています。参拝は無料で通年可能ですが、宝物殿の拝観は4〜10月のみ・要予約(大人300円、中学生以下無料)で、11月〜翌3月は休館します。須須神社は令和6年能登半島地震で第二鳥居や手水舎が倒壊し、社務所も被災しました。参拝そのものは続けられていますが、御朱印を受けられるかどうかはその日の対応状況によるため、事前に電話(0768-88-2772)で確認しておくと安心です。
七尾市の能登生國玉比古神社(気多本宮)は、気多大社の元宮とも伝えられる古社で、静かな境内で心穏やかに参拝できます。また、穴水町の明泉寺は、境内に石造五重塔や五輪塔が残る歴史ある寺院です。能登の御朱印めぐりでは、大きな神社仏閣だけでなく、集落の中にひっそりと佇む小さなお社やお寺を訪ねる楽しみもあります。ただし、七尾市・穴水町をはじめ奥能登の寺社は震災の被害を受けたところが多く、小さな神社ではもともと御朱印の対応をしていない場合もあります。訪問前に各寺社へ問い合わせるか、地元の観光協会で最新の状況を確認してから出かけましょう。
能登の御朱印めぐりのモデルコース
能登の御朱印めぐりを効率よく楽しむための1泊2日モデルコースをご提案します。1日目は金沢方面から羽咋へ向かい、午前中に気多大社と妙成寺を参拝。午後は能登半島を北上し、總持寺祖院を参拝した後、和倉温泉などに宿泊します。和倉温泉は震災で多くの旅館が休業しましたが、2026年時点で旅館協同組合加盟19軒のうち約半数が通常営業または仮営業で再開しています。宿の営業状況は変動するため、予約時に必ず確認してください。
2日目は奥能登方面に向かい、珠洲市の須須神社や各地の小さな神社を巡りながら、珠洲岬のパワースポットを訪れます。能登半島ドライブを楽しみながら、海岸線の絶景と神社仏閣の厳かな雰囲気を同時に味わうことができます。ただし奥能登の沿岸を走る国道249号は本復旧工事が続いており、片側交互通行や時間帯規制が残る区間があります(2026年8月時点。輪島市門前町〜珠洲市の権限代行区間は令和11年(2029年)春までに本復旧完了予定)。移動時間には余裕を持ち、出発前に石川県の「石川みち情報ネット」で規制区間を確認しておきましょう。御朱印帳は各神社仏閣でオリジナルのものが販売されていることもあり、能登の思い出の品としてもおすすめです。参拝の際は、御朱印はあくまで参拝の証であることを心に留め、丁寧にお参りしてからいただくようにしましょう。能登のパワースポット巡りは、心身ともにリフレッシュできる特別な旅になるはずです。
能登の御朱印めぐりのよくある質問
能登半島の御朱印がもらえる主な神社・お寺はどこですか?
気多大社の御朱印の種類と入手方法は?
總持寺祖院の御朱印と見どころ・拝観料は?
妙成寺の拝観料と御朱印は?
能登の御朱印めぐりで震災後に気をつけることは?
写真クレジット:
気多大社の境内 — Haya_BS(Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0)









