
金沢を代表する観光スポット、ひがし茶屋街。1820年に整備された加賀藩の花街で、重要伝統的建造物群保存地区に選定された出格子の町家が石畳に連なります。志摩(重要文化財)の内部見学、金箔ソフト・甘味の食べ歩き、着物レンタルなど、金沢観光の中核スポットです。
| 所在地 | 石川県金沢市東山1丁目 |
| 散策時間 | 24時間(店舗は10:00〜17:00が多い) |
| アクセス | JR金沢駅から北鉄バス「橋場町」下車 徒歩約5分(約15分) |
| タクシー | 金沢駅から約10分・700〜900円 |
| 志摩(重要文化財) | 月〜土 9:30〜17:30 / 大人 750円 |
| 駐車場 | 周辺コインパーキング(浅野川大橋周辺) |
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ひがし茶屋街の歴史と文化
茶屋街の成り立ち
ひがし茶屋街は、文政3年(1820年)に加賀藩の許可を得て開かれました。当時、金沢の中心部に点在していた茶屋を、浅野川の東側にまとめて移したのが始まりです。
茶屋とは、芸妓が舞や三味線を披露し、客をもてなす格式高い社交場のこと。ひがし茶屋街は、京都の祇園と並ぶ日本有数の茶屋街として栄え、現在でも夕刻になると三味線の音色が聞こえることがあります。
重要伝統的建造物群保存地区
2001年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。約140メートルのメインストリート沿いには、「キムスコ(木虫籠)」と呼ばれる美しい出格子を持つ茶屋建築が立ち並び、江戸時代の風情を今に伝えています。
茶屋建築の特徴は、一階よりも二階が大きく張り出した「茶屋造り」。これは、二階の広い座敷で客をもてなすための工夫でした。
見どころとおすすめスポット
🏮 志摩(国指定重要文化財)
文政3年の創業当時のまま残る、貴重なお茶屋建築。現在は一般公開されており、江戸時代の茶屋の様子を実際に見学できます。朱色の壁、金箔の襖、繊細な意匠の調度品など、当時の豪華さを肌で感じられます。
- 入館料: 大人500円
- 営業時間: 9:00-18:00
- 見どころ: 二階の座敷、茶室、当時の調度品
🎨 懐華樓(かいかろう)
現在も一見さんお断りのお茶屋として営業しながら、昼間は一般公開している貴重な施設。金箔の豪華な内装、朱色の階段、そして芸妓さんが実際に使用する座敷を見学できます。
夜は予約制で「お座敷遊び体験」も可能。芸妓さんの舞や三味線を楽しみながら、本格的な茶屋文化を体験できます(要予約、1名様20,000円〜)。
☕ カフェ・グルメ巡り
伝統的な建物を活かしたカフェやショップが点在しています:
- 金箔ソフトクリーム:金箔を贅沢にあしらったソフトクリームは、ひがし茶屋街の名物
- 町家カフェ:古民家を改装したカフェで、落ち着いた雰囲気の中でスイーツや抹茶を楽しめます
- 和菓子店:金沢の伝統和菓子を扱う老舗が多数。職人の技を間近で見られる店も
🛍️ 工芸品・お土産
金沢の伝統工芸を扱うショップが充実:
- 金沢箔:金箔を使った小物、アクセサリー
- 加賀友禅:ハンカチや小物など、普段使いできる友禅製品
- 九谷焼:モダンなデザインの器も多数
- 和雑貨:伝統とモダンを融合させたオリジナル商品

四季折々の楽しみ方
🌸 春(3月〜5月)
浅野川沿いの桜並木が美しい季節。茶屋街から浅野川大橋へ散策するルートがおすすめです。4月上旬には満開の桜と茶屋建築のコントラストが絶景を作り出します。
☀️ 夏(6月〜8月)
6月の梅雨時は、雨に濡れた石畳が美しく輝きます。また、7月には金沢百万石まつりが開催され、茶屋街も賑わいを見せます。夏の夕暮れ時、涼しくなった頃の散策が格別です。
🍁 秋(9月〜11月)
紅葉の季節は、ひがし茶屋街が最も美しい時期の一つ。特に11月上旬から中旬にかけて、茶屋街の家々と紅葉のコントラストが素晴らしい景色を作ります。
❄️ 冬(12月〜2月)
雪化粧したひがし茶屋街は、まさに絵画のような美しさ。特に夜、雪が降る中で灯りがともる茶屋街は幻想的です。ただし、石畳が滑りやすくなるので、足元には十分注意が必要です。
おすすめの楽しみ方
🌅 早朝の散策(6:00〜8:00)
観光客が少ない早朝は、静かで落ち着いた雰囲気の中で街並みを独占できます。朝日に照らされた出格子が美しく、写真撮影にも最適。地元の方々の日常の姿も垣間見ることができます。
🌙 夕暮れ時の散策(17:00〜19:00)
日が落ちて灯りがともる時間帯は、昼間とは全く異なる雰囲気に。茶屋から漏れる灯り、時折聞こえる三味線の音色が、江戸時代の情緒を感じさせてくれます。
📸 写真映えスポット
- メインストリート:石畳と出格子の家々が連なる定番スポット
- 浅野川大橋:茶屋街を背景に橋と川を入れた構図が人気
- 暗がり坂:細い路地と石段が趣深い
- あかり坂:メインストリートへ続く階段
モデルコース
2時間コース(じっくり満喫)
9:00 ひがし茶屋街到着、メインストリート散策
9:30 志摩を見学(30分)
10:00 茶屋街でカフェタイム、金箔ソフトなど
10:30 工芸品ショップでお土産探し
11:00 浅野川大橋まで散策、主計町茶屋街へ
30分コース(サクッと見学)
メインストリートを往復して、写真撮影と雰囲気を楽しむだけでも十分価値があります。時間がない方でも、ひがし茶屋街の美しさは感じられます。
アクセス・周辺情報
アクセス
| バス | JR金沢駅から北鉄バス「橋場町」下車 徒歩5分(約15分) |
| 兼六園から | 徒歩約15分 |
| タクシー | 金沢駅から約10分・1,000円前後 |
| レンタサイクル | 金沢駅周辺で借りて約15分(駐輪場あり) |
🏛️ 周辺の観光スポット
- 主計町茶屋街(徒歩5分):ひがし茶屋街と合わせて訪れたい、静かな茶屋街
- 浅野川:川沿いの散策路が美しい
- 金沢城公園2026完全ガイド(徒歩15分):加賀百万石の歴史を感じる
- 兼六園2026完全ガイド(徒歩15分):日本三名園のひとつ
- 近江町市場2026完全ガイド(徒歩20分):金沢の台所で海鮮グルメ
訪れる際のポイント
- 混雑を避けるなら:平日の午前中か夕方以降がおすすめ
- 歩きやすい靴で:石畳の道が続くので、ヒールは避けましょう
- 所要時間:じっくり見るなら1.5〜2時間、サクッと見るなら30分
- トイレ:公衆トイレがありますが、カフェ利用時に済ませるのがおすすめ
- マナー:住宅街でもあるので、大声での会話は控えめに
地元ライターからのメッセージ
ひがし茶屋街は、観光地でありながら、今なお人々が生活を営む場所です。早朝には掃除をする地元の方々の姿があり、夕暮れには本物の芸妓さんが現れることも。
何度訪れても、季節や時間帯によって異なる表情を見せてくれるのが、この街の魅力。一度だけでなく、何度も足を運んで、その奥深さを味わってほしい場所です。
特に雨上がりの夕暮れ時、濡れた石畳に茶屋の灯りが映る瞬間は、言葉にできないほど美しいもの。ぜひ、金沢を訪れた際には、ひがし茶屋街でゆっくりと時間を過ごしてみてください。
ひがし茶屋街周辺の見どころ
ひがし茶屋街の散策と合わせて、周辺の観光スポットも楽しみましょう。
- 兼六園 — 日本三名園が誇る庭園美。桜・紅葉・雪吊りと四季の見どころが満載(徒歩15分)
- 金沢城公園 — 加賀百万石の威容を伝える名城。石川門のライトアップも美しい(徒歩15分)
- 近江町市場 — 朝から海鮮丼やお刺身が楽しめる金沢の台所。食べ歩きにも最適(徒歩10分)
- 卯辰山 — ひがし茶屋街の裏手にそびえる小高い山。展望台から金沢市街を一望(徒歩20分)
- 金沢21世紀美術館 — 体験型の現代アートが人気の美術館。無料エリアも充実(徒歩20分)
- 金沢グルメ完全ガイド2026 — のどぐろ・治部煮・金沢おでん・金沢カレー・回転寿司・和菓子など金沢の名物グルメ全網羅
金沢の観光プランを立てるなら「金沢観光おすすめスポット30選」がおすすめです。雨の日の金沢を楽しむなら「金沢 雨の日 観光プラン」もご覧ください。
【取材・執筆】わっか北陸編集部
【最終更新】2026年2月
写真クレジット:
ひがし茶屋街のメインストリート — LordAmeth(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
夏のひがし茶屋街 — ajari(Wikimedia Commons / CC BY 2.0)









