8番らーめん - 北陸のソウルフードを味わう

8番らーめんの野菜らーめん
8番らーめんの野菜らーめん(Photo: わっか北陸編集部)

北陸のソウルフード「8番らーめん」とは

「8番らーめん」は、石川県加賀市に本社を置く北陸を代表するラーメンチェーンです。1967年(昭和42年)、国道8号線沿いに1号店をオープンしたことが店名の由来。以来50年以上にわたり、北陸の人々に愛され続けている、まさに「北陸のソウルフード」です。

石川・富山・福井の北陸三県を中心に約120店舗を展開し、北陸に暮らす人なら誰もが知る存在。帰省のたびに食べたくなる、地元の味として世代を超えて親しまれています。「8番といえば野菜らーめん」——この合言葉は、北陸出身者なら深くうなずくはずです。

8番らーめんの歴史

1967年、創業者・後藤長司氏が加賀市の国道8号線沿いに「8番らーめん」1号店を開業しました。当時のラーメンは都市部の食べ物というイメージが強い中、地方のロードサイドで勝負するという斬新な発想でした。「国道8号線の8番」というわかりやすい店名とともに、シンプルで飽きのこない味が口コミで広がり、北陸全域へ急速に店舗を拡大していきます。

1992年にはタイ・バンコクに海外1号店を出店。現在ではタイ国内に100店舗以上を展開し、タイでも「HACHIBAN」として高い人気を誇ります。地方発のラーメンチェーンがアジアで成功した先駆的な事例としても注目されています。

8番らーめん 本社
8番らーめん本社(石川県加賀市)(Photo: Spdy / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

看板メニュー「野菜らーめん」

8番らーめんの代名詞といえば「野菜らーめん」。たっぷりのキャベツ、もやし、にんじん、きくらげなどの野菜を豪快に炒め、ラーメンの上にどっさりと盛り付けた一杯です。シャキシャキの野菜の食感と、コクのあるスープの組み合わせが絶妙で、ボリューム満点ながらも野菜のおかげで後味はさっぱり。

スープは味噌・塩・醤油・とんこつの4種類から選べるのも魅力。一番人気は味噌ですが、塩もファンが多く、「8番は塩派」「いや味噌でしょ」という論争は北陸の定番トークです。季節限定メニューも人気で、加賀れんこん餅らーめんや牛もつ煮らーめんなど、地元食材を活かしたメニューも登場します。

8番らーめんが愛される理由

変わらない安心の味

50年以上にわたり、基本の味を大きく変えていないのが8番の信条。子どもの頃に食べた味が、大人になっても変わらずそこにある。その安心感こそが、北陸の人々が8番を「ソウルフード」と呼ぶ理由です。

家族みんなで楽しめる

お子様らーめんやサイドメニューも充実しており、家族連れでの利用が多いのも特徴です。広々とした店内にはテーブル席や座敷席があり、小さなお子さん連れでもゆったりと食事を楽しめます。北陸では「週末のお昼は8番で」という家庭も少なくありません。

唐揚げと餃子も絶品

ラーメンと並んで人気なのが、サイドメニューの「鶏の唐揚げ」と「餃子」。特に唐揚げはカリッとジューシーな仕上がりで、8番に来たら必ず頼むという常連も多数。餃子もモチモチの皮に肉と野菜の旨みがぎっしり詰まった逸品です。

北陸三県の8番事情

石川県:発祥の地であり、最も店舗数が多いエリア。金沢市内はもちろん、加賀市の本社近くには工場見学ができる施設も。地元では「8番のない町は町じゃない」と冗談で言われるほどの存在感です。

富山県:富山ブラックラーメンと双璧をなす人気。富山県民にとっても8番は特別な存在で、「ラーメンといえば8番」という人が多数派を占めます。

福井県:福井県でも根強い人気。ソースカツ丼や越前そばと並ぶ、福井のグルメとして定着しています。

おすすめの楽しみ方

初めての方へ:まずは王道の「野菜らーめん(味噌)」を。8番の魅力が凝縮された一杯です。唐揚げとのセットがおすすめ。

リピーターの方へ:4種類のスープを制覇してみましょう。同じ野菜らーめんでもスープが変わると印象がガラリと変わります。塩の透明感あるスープは通好みの味わい。

季節限定を狙う:季節ごとに登場する限定メニューは要チェック。地元食材とのコラボレーションは、その時期にしか味わえない特別な一杯です。

基本情報

正式名称:株式会社ハチバン
本社:石川県加賀市弓波町ル1番地
創業:1967年(昭和42年)
店舗数:北陸三県を中心に約120店舗、海外(タイ)に約130店舗
営業時間:店舗により異なる(多くは11:00〜22:00)
定休日:店舗により異なる
価格帯:野菜らーめん 700〜800円台
公式サイト:https://www.hachiban.jp/

地元ライターからのメッセージ

北陸の人にとって、8番らーめんは単なるラーメン屋さんではありません。家族で食べた日曜のお昼、部活帰りに仲間と食べた放課後、帰省して真っ先に向かう馴染みの店——8番には、それぞれの思い出が詰まっています。派手さはないけれど、いつ食べても「これこれ」と思える安心の味。北陸を訪れたら、ぜひ地元の人に混じって8番の暖簾をくぐってみてください。あなたにとっても、きっと忘れられない北陸の味になるはずです。

写真クレジット:
野菜らーめん — わっか北陸編集部
本社写真 — Spdy(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

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