西山公園 — 日本一の5万株つつじとレッサーパンダに会える鯖江市の花と動物の楽園
目次
西山公園とは — 鯖江市が誇る日本一のつつじの名所
西山公園は、福井県鯖江市の中心部に位置する、約56ヘクタールの広大な都市公園です。1856年(安政3年)に鯖江藩第7代藩主・間部詮勝が庶民の遊び場として開放したのが始まりとされ、160年以上の歴史を持つ福井県を代表する公園です。最大の見どころは、約5万株のつつじが咲き誇る春の景色で、「日本の歴史公園100選」にも選定されています。
毎年5月上旬の見頃には、公園全体が赤、ピンク、白、紫のつつじで彩られ、まるで花の絨毯が敷かれたかのような圧巻の風景が広がります。つつじの規模は日本一ともいわれ、「つつじまつり」の期間中は約15万人もの来園者が訪れます。入園料は無料で、鯖江市民にとっては日常的な散歩コースであり、観光客にとっては春の福井を代表する花の名所です。

西山公園のつつじの見頃と「つつじまつり」
西山公園のつつじの見頃は、例年5月上旬から中旬にかけてです。ゴールデンウィークに合わせるように開花が進み、5月3日から5日頃が例年の見頃のピークとなります。つつじの品種は約100種類におよび、早咲きから遅咲きまで順番に花を咲かせるため、比較的長い期間楽しむことができます。
つつじの見頃に合わせて開催される「西山公園つつじまつり」は、鯖江市の春を代表するイベントです。期間中は、ステージイベントや物産展、茶会などが催され、公園一帯がお祭りムードに包まれます。夜間にはライトアップも行われ、昼間とは異なる幻想的なつつじの姿を楽しめます。地元の露店では、鯖江名物のソースカツ丼や越前そばなどのグルメも味わえます。
西山動物園のレッサーパンダ — 西山公園のアイドル
西山公園の園内には、日本一小さい動物園として知られる「西山動物園」があります。入園料は無料で、レッサーパンダ、タヌキ、ミニブタなどの動物を間近で観察できます。中でも最大の人気者がレッサーパンダで、鯖江市はレッサーパンダの繁殖に成功した実績を持ち、全国の動物園にも個体を送り出してきました。
西山動物園のレッサーパンダは、来園者のすぐ近くまで寄ってくることもあり、愛らしい姿に子どもから大人まで夢中になります。鯖江市のマスコットキャラクター「さばにゃん」のモデルにもなっており、市のシンボル的存在です。動物園は小規模ながらもアットホームな雰囲気で、飼育員さんとの距離が近く、動物についての質問にも気軽に答えてもらえます。つつじ観賞と合わせて、家族みんなで楽しめるスポットです。
西山公園の四季の楽しみと園内散策コース
西山公園はつつじの名所として有名ですが、四季を通じてさまざまな花と自然を楽しめます。春はつつじに先立って桜が咲き、約1,000本のソメイヨシノが園内をピンクに染めます。夏は緑豊かな木々が涼しい木陰を作り、散歩やジョギングに最適です。秋には紅葉が美しく、冬は雪化粧した公園の静寂な風景が楽しめます。
園内の散策コースは、平坦な遊歩道から山の頂上を目指すハイキングコースまで、体力に合わせて選べます。嚮陽庭園(きょうようていえん)は、江戸時代の回遊式庭園の趣きを残す美しい日本庭園で、春は新緑、秋は紅葉が見事です。展望台からは鯖江市街を一望でき、晴れた日には白山連峰も見渡せます。また、園内には芝生広場や遊具もあり、小さなお子さんを連れたファミリーにも人気です。

西山公園へのアクセス・駐車場と鯖江の見どころ
西山公園へのアクセスは、JR鯖江駅から徒歩約15分、または福井鉄道の西山公園駅から徒歩約3分と非常に便利です。車の場合は、北陸自動車道の鯖江ICから約5分です。公園周辺には無料駐車場が約400台分ありますが、つつじまつり期間中は大変混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。道の駅「西山公園」も隣接しており、鯖江の名産品やお土産の購入に便利です。
鯖江市はめがねの産地としても有名で、鯖江のめがねは日本製眼鏡フレームの約96%を生産しています。めがねミュージアムでは、めがねの歴史を学んだり、オリジナルめがね作り体験を楽しんだりできます。また、越前漆器の伝統工芸も鯖江の誇りで、うるしの里会館では漆塗り体験もできます。西山公園のつつじ観賞と合わせて、ものづくりの町・鯖江の魅力を丸ごと楽しんでみてください。
写真クレジット:
西山公園の斜面を埋め尽くすつつじ — Tomomori(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)
道の駅西山公園 — アラツク(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)








