富山のおすすめ図書館ガイド|TOYAMAキラリ・県立図書館・新湊図書館の見どころとアクセス

富山のおすすめ図書館が注目される理由

富山県は、建築美と文化発信で全国的に注目される図書館が集まるエリアです。世界的建築家・隈研吾が手がけた「TOYAMAキラリ」をはじめ、蔵書100万冊を超える県立図書館、水辺に佇む新湊図書館など、富山の図書館はただ本を読むだけでなく、建築や景観を楽しめるスポットとしても人気を集めています。雨の日が多い北陸だからこそ、快適な屋内空間で過ごせる図書館は観光にもおすすめ。この記事では、富山を訪れたらぜひ立ち寄りたいおすすめの図書館を厳選してご紹介します。

TOYAMAキラリ — 隈研吾が手がけた富山市立図書館本館

隈研吾設計のTOYAMAキラリ外観・富山市ガラス美術館と富山市立図書館本館が入る複合施設
TOYAMAキラリの外観(Photo: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0)

2015年に開館した「TOYAMAキラリ」は、世界的建築家・隈研吾が設計を手がけた複合施設です。富山市立図書館本館と富山市ガラス美術館が同居するこの建物は、御影石・ガラス・アルミの外壁が特徴的で、富山の中心市街地に圧倒的な存在感を放っています。

建物内部に足を踏み入れると、富山県産の杉材をふんだんに使った温もりある空間が広がります。最大の見どころは、1階から6階まで続く吹き抜けの空間。ガラスと木材が織りなす立体的な構造は、まるで巨大なアート作品の中にいるような感覚を覚えます。隈研吾建築の真髄を体感できる、富山を代表する建築スポットです。

富山市立図書館本館の蔵書数は約47万冊。開放的な閲覧スペースに加え、カフェも併設されているため、ゆったりと読書を楽しめます。富山市ガラス美術館では現代ガラスアートの展示も鑑賞でき、北陸のアート・美術館めぐりの拠点としても最適です。図書館と美術館を一度に楽しめる贅沢な施設は、全国でも珍しい存在です。

TOYAMAキラリへのアクセス・利用情報

TOYAMAキラリは、富山駅から市内電車(富山地方鉄道市内電車環状線)に乗って約10分、「西町」電停で下車するとすぐ目の前です。富山駅から徒歩でも約20分ほどでアクセスできます。周辺にはコインパーキングもありますが、公共交通機関の利用が便利です。

項目詳細
所在地富山県富山市西町5-1
開館時間9:30〜19:00(土日祝は17:00まで)
休館日第1水曜日、祝日の翌日、年末年始、蔵書点検期間
アクセス富山駅から市内電車約10分「西町」下車すぐ
駐車場周辺コインパーキングを利用

富山県立図書館 — 緑に囲まれた富山の知の拠点

富山県立図書館の外観と緑豊かな周辺環境
富山県立図書館の外観(Photo: Hirorinmasa / CC BY-SA 3.0)

1990年に現在の館舎が開館した富山県立図書館は、富山県教育文化会館の敷地内に位置する県内最大規模の図書館です。蔵書数は約100万冊を誇り、一般書から専門書まで幅広いジャンルを網羅しています。

とりわけ充実しているのが郷土資料のコレクションです。富山の歴史・文化・産業に関する貴重な資料が数多く所蔵されており、富山についてより深く知りたい方にとっては最高の場所といえます。越中の歴史や北前船交易の記録、立山信仰に関する古文献なども閲覧可能です。

緑豊かな環境に囲まれた図書館の周辺は散策にも最適。近くには富山県美術館があり、屋上庭園「オノマトペの屋上」からは立山連峰の絶景を望めます。図書館と美術館を合わせて訪問すれば、富山の文化を存分に満喫できる半日コースになります。

富山県立図書館へのアクセス・利用情報

富山県立図書館へは、富山駅前からバスで約10分です。周辺には富山県美術館や富岩運河環水公園もあり、文化施設が集まるエリアとなっています。

項目詳細
所在地富山県富山市茶屋町206-3
開館時間9:00〜19:00(土日祝は17:00まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、蔵書点検期間
アクセス富山駅からバス約10分「県立図書館前」下車
駐車場あり(無料)

射水市新湊図書館 — 内川沿いの水辺の富山らしい図書館

2019年に開館した射水市新湊図書館は、「日本のベニス」とも呼ばれる内川沿いに建つ新しい図書館です。水辺の景観を最大限に活かした設計が特徴で、館内の大きな窓からは内川の穏やかな水面や漁船が行き交う風景を眺めることができます。

内川は、富山新港から東西約3.5kmにわたって続く運河で、両岸にはレトロな家並みが連なります。図書館を訪れた後は、内川沿いをのんびり散策するのがおすすめ。橋をめぐるまち歩きや、新湊漁港で揚がった新鮮な海の幸を味わうグルメスポットも点在しています。落ち着いた雰囲気の中で読書を楽しみたい方にぴったりの、富山ならではの水辺の図書館です。

項目詳細
所在地富山県射水市八幡町1-17-1
開館時間9:30〜18:00
休館日火曜日、年末年始、蔵書点検期間
アクセス万葉線「中新湊」駅から徒歩約5分
駐車場あり(無料)

高岡市立中央図書館 — ものづくりの街・富山高岡の知の拠点

高岡市立中央図書館は、高岡駅前の複合施設「ウイング・ウイング高岡」内にある図書館です。蔵書数は約30万冊で、一般的な図書に加えて、高岡銅器や高岡漆器といった伝統工芸に関する郷土資料が充実しているのが大きな特徴です。ものづくりの街・高岡の歴史と文化を知るうえで、貴重な資料を手に取ることができます。

高岡駅から徒歩すぐという抜群の立地も魅力のひとつ。図書館の後は、日本三大仏に数えられる高岡大仏や、土蔵造りの町並みが美しい山町筋、鋳物師の街・金屋町など、歴史情緒あふれる高岡のまち歩きを楽しめます。富山観光で高岡を訪れる際は、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

項目詳細
所在地富山県高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡内
開館時間10:00〜19:00(土日祝は17:00まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、蔵書点検期間
アクセスJR高岡駅から徒歩約2分
駐車場ウイング・ウイング高岡駐車場を利用(有料)

富山の図書館を訪れる際のポイント

富山は日本海側気候の影響で雨や雪の日が多い地域です。そんな天候の日でも快適に過ごせる図書館は、富山観光の強い味方。特に冬場や梅雨の時期には、屋内で充実した時間を過ごせる図書館巡りがおすすめです。

建築ファンにとっては、TOYAMAキラリは必見のスポットです。隈研吾の設計思想を存分に体感できるこの建物は、北陸を代表する現代建築のひとつ。金沢のおすすめ図書館と合わせて訪問すれば、北陸の個性豊かな図書館建築をめぐる旅が楽しめます。金沢海みらい図書館の幾何学的なファサードとTOYAMAキラリの有機的なデザインの対比は、建築好きにはたまらない見どころです。

各図書館には無料Wi-Fiや閲覧席が整備されているところも多く、旅の合間の休憩スポットとしても活用できます。富山の図書館を訪れる際は、富山観光おすすめスポット完全ガイドも参考にして、周辺の観光スポットと組み合わせたプランを立ててみてください。

富山の図書館周辺の見どころ

富山の図書館を訪れたら、ぜひ周辺の観光スポットにも足を延ばしてみましょう。

富山市ガラス美術館は、TOYAMAキラリ内にある美術館です。現代ガラスアートの常設展示に加え、企画展も定期的に開催されています。特にアメリカのガラス造形作家デイル・チフーリの大型インスタレーション「グラス・アート・ガーデン」は圧巻の迫力で、ガラスの透明感と色彩美を堪能できます。

富山県美術館は、富山県立図書館からほど近い富岩運河環水公園内に位置しています。20世紀以降のアートとデザインをテーマにしたコレクションが見どころで、ピカソやミロ、シャガールなどの作品を所蔵。屋上庭園からは立山連峰と環水公園の美しい景色が一望できます。

富山の図書館と美術館を組み合わせれば、充実した文化めぐりの旅になります。北陸のアート・美術館めぐりの記事では、富山・石川・福井のおすすめ美術館を詳しく紹介しています。また、富山観光おすすめスポット完全ガイドでは、富山の定番から穴場まで幅広い観光情報をまとめていますので、旅行計画の参考にしてみてください。

写真クレジット:
TOYAMAキラリの外観 — Asturio Cantabrio(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
富山県立図書館の外観 — Hirorinmasa(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

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