福井のおすすめ図書館ガイド|覚え違いタイトル集の県立図書館から敦賀市立図書館まで
福井県は全国学力テストで常にトップクラスの成績を収める「教育県」として知られています。その教育力を支える存在のひとつが、充実した図書館です。「覚え違いタイトル集」で全国的に話題となった福井県立図書館をはじめ、明治時代から続く歴史ある市立図書館、めがねの街・鯖江の文化施設内にある図書館など、福井には個性豊かな図書館がそろっています。北陸新幹線の開業でアクセスも向上した福井で、知的好奇心を満たす図書館めぐりに出かけてみませんか。
目次
福井のおすすめ図書館が注目される理由
福井県は「学力日本一」とも称される教育先進県です。子どもの読書率や図書館利用率も高く、県内各地の図書館は地域の学びと文化の拠点として大きな役割を果たしています。特に近年は、福井県立図書館のレファレンスサービス「覚え違いタイトル集」がSNSやメディアで大きく取り上げられ、図書館の新たな魅力が全国に発信されました。この取り組みは書籍化もされ、図書館員の温かい対応が多くの人の心をつかみました。
また、福井市立図書館は2023年に新館としてリニューアルオープンし、最新の設備と歴史あるサービスを両立させています。敦賀市立図書館や鯖江市図書館も近年リニューアルを経て、居心地のよい空間づくりに力を入れています。雨の日が多い北陸の気候もあって、図書館は観光客にとっても頼れるスポットです。ここでは、福井で訪れたいおすすめの図書館を厳選してご紹介します。
福井県立図書館 — 「覚え違いタイトル集」で全国的に話題の図書館

福井県立図書館は2003年に福井市下馬町に開館した、福井県を代表する大型図書館です。蔵書数は約90万冊を誇り、福井県文書館やふるさと文学館を併設した複合文化施設となっています。広々とした閲覧スペースや充実した書架はもちろん、地域資料や郷土史に関するコレクションも豊富で、福井の歴史や文化を深く学ぶことができます。
この図書館を一躍有名にしたのが、レファレンスサービスの一環として公開されている「覚え違いタイトル集」です。利用者がうろ覚えで伝えた本のタイトルを、司書が正しい書名に導いた事例を集めたもので、「だいたいこんな名前の本ありますか?」というユニークなやり取りがSNSで大きな話題となりました。この取り組みは書籍『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』として出版され、図書館の温かさとプロフェッショナルな仕事ぶりが全国に知られるようになりました。
館内には「白川文字学の室」も設けられており、福井県出身の漢字学者・白川静博士の研究成果に触れながら漢字の成り立ちを楽しく学ぶことができます。子どもから大人まで楽しめる展示で、福井ならではの知的体験ができるスポットです。
福井県立図書館へのアクセス・利用情報
| 所在地 | 福井県福井市下馬町51-11 |
|---|---|
| アクセス | JR福井駅からバスで約15分「県立図書館前」下車すぐ |
| 開館時間 | 9:00〜19:00(土日祝は18:00まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、特別整理期間 |
| 蔵書数 | 約90万冊 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 公式サイト | 福井県立図書館公式サイト |
福井市立図書館 — 歴史ある福井の市民図書館

福井市立図書館は1909年(明治42年)に開館した、100年以上の歴史を持つ図書館です。福井の市民に長く親しまれてきた知の拠点であり、2023年には「福井市立図書館・地域交流センター」として新館がリニューアルオープンしました。現代的で開放感のある建築デザインと、地域交流の場としての機能を兼ね備えた施設に生まれ変わっています。
新館は福井城址や国の名勝・養浩館庭園にも近い好立地にあり、福井中心部の観光と合わせて気軽に立ち寄ることができます。館内には一般書・児童書のフロアに加え、地域交流スペースやイベントホールも設けられ、読書だけでなく地域の文化活動の拠点としても機能しています。明治から令和へと受け継がれてきた福井の読書文化を感じられる、訪れる価値のある図書館です。
福井市立図書館へのアクセス・利用情報
| 所在地 | 福井県福井市手寄1丁目4-1 |
|---|---|
| アクセス | JR福井駅から徒歩約10分 |
| 開館時間 | 9:00〜20:00(土日祝は18:00まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、特別整理期間 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 福井市立図書館公式サイト |
鯖江市図書館(文化の館)— めがねの街・鯖江の充実図書館
鯖江市図書館は、鯖江市のシンボル的な文化施設「文化の館」の中にある図書館です。めがねフレームの国内シェア約96%を占める「めがねの街」鯖江にふさわしく、ものづくりや産業に関する資料も充実しています。蔵書数は約20万冊で、一般書や児童書に加え、視聴覚ライブラリーも整備されており、DVDやCDなどの視聴覚資料を館内で楽しむことができます。
文化の館にはギャラリーやホールも併設されており、展覧会やコンサートなどの文化イベントが定期的に開催されています。鯖江を訪れた際は、めがねミュージアムでめがねの歴史に触れたり、つつじの名所として知られる西山公園を散策したりと、図書館と合わせた鯖江観光を楽しむのがおすすめです。
| 所在地 | 福井県鯖江市水落町2丁目25-28(文化の館内) |
|---|---|
| アクセス | JR鯖江駅から徒歩約15分/福井鉄道西鯖江駅から徒歩約10分 |
| 開館時間 | 10:00〜18:00(水・金は20:00まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、特別整理期間 |
| 蔵書数 | 約20万冊 |
| 駐車場 | あり(無料) |
敦賀市立図書館 — 港町・敦賀の知の拠点
敦賀市立図書館は2018年にリニューアルオープンした、港町・敦賀の知の拠点です。木のぬくもりを感じる明るくきれいな内装が特徴で、開放的な吹き抜け空間の中でゆったりと読書を楽しむことができます。特に子ども向けスペースが充実しており、絵本コーナーやおはなし会のためのスペースが設けられ、親子連れにも人気の図書館です。
敦賀は北陸新幹線の延伸により注目度が高まっているエリアです。図書館の周辺には、日本三大鳥居のひとつに数えられる氣比神宮や、レトロな雰囲気が人気の赤レンガ倉庫など、見どころが豊富です。敦賀市の観光ガイドも参考に、図書館と合わせた敦賀観光を計画してみてはいかがでしょうか。
| 所在地 | 福井県敦賀市東洋町2-1 |
|---|---|
| アクセス | JR敦賀駅からバスで約5分、または徒歩約20分 |
| 開館時間 | 10:00〜18:00(水・金は20:00まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、特別整理期間 |
| 駐車場 | あり(無料) |
福井の図書館を訪れる際のポイント
福井の図書館を訪れる際に知っておくと便利なポイントをまとめます。2024年3月に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸し、東京から福井駅まで最短約2時間50分でアクセスできるようになりました。福井駅を拠点にすれば、福井県立図書館や福井市立図書館はもちろん、鯖江や敦賀の図書館にも足を延ばしやすい環境です。
福井県は北陸特有の曇りや雨の日が多い地域でもあります。天候に左右されない図書館は、雨の日の観光プランとしても最適です。建築やインテリアに特徴のある図書館も多いので、本を借りなくても空間そのものを楽しむことができます。
また、お隣の石川県金沢市にも魅力的な図書館が点在しています。金沢のおすすめ図書館ガイドと合わせて、北陸図書館めぐりの旅を楽しむのもおすすめです。福井・金沢間は北陸新幹線で約30分と近いので、1泊2日で両県の図書館を巡るプランも実現しやすいでしょう。福井観光全体の計画については福井観光おすすめスポット完全ガイドもぜひ参考にしてください。
福井の図書館周辺の見どころ
福井の図書館を訪れたら、周辺の観光スポットもあわせて楽しみましょう。福井市では、福井市立図書館から徒歩圏内にある国の名勝・養浩館庭園が見逃せません。江戸時代の福井藩主松平家の別邸で、美しい庭園と数寄屋造りの建物は一見の価値があります。また、少し足を延ばせば勝山市の福井県立恐竜博物館があり、世界三大恐竜博物館のひとつとして家族連れにも大人気です。
敦賀方面では、氣比神宮の荘厳な大鳥居や、赤レンガ倉庫のレトロな街並みが楽しめます。敦賀の見どころは敦賀市の観光ガイドで詳しくご紹介しています。坂井市方面に足を延ばせば、日本海の断崖絶壁が圧巻の東尋坊や、現存12天守のひとつ丸岡城を訪れることができます。詳しくは坂井市の観光ガイドをご覧ください。
福井の観光プランを立てる際は、福井観光おすすめスポット完全ガイドが参考になります。アートや美術館に興味がある方は、北陸のアート・美術館めぐりの記事もあわせてチェックしてみてください。図書館と美術館を組み合わせた、知的好奇心を満たす北陸旅が楽しめます。
写真クレジット:
福井市立図書館の外観 — Doraemonplus(Wikimedia Commons / CC BY 4.0)
福井県立図書館の外観 — Hirorinmasa(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)








