のどぐろ — 「白身のトロ」と呼ばれる石川の高級魚
のどぐろ(ノドグロ)は、正式名称をアカムツという北陸を代表する高級魚です。喉の奥が黒いことからこの名が付きました。脂のりが非常に良く「白身のトロ」とも称される濃厚な味わいが特徴で、塩焼き・刺身・煮付けなどさまざまな調理法で楽しめます。石川県の漁港で水揚げされるのどぐろは鮮度抜群で、金沢を訪れたら必ず食べたい一品です。
目次
「白身のトロ」と呼ばれる理由

のどぐろが「白身のトロ」と呼ばれるのは、白身魚でありながら脂肪含有量が非常に高いためです。一般的な白身魚の脂肪分が数パーセント程度なのに対し、のどぐろは20パーセントを超えることもあり、マグロのトロに匹敵する脂のりを誇ります。この豊富な脂が、口に入れた瞬間にとろけるような食感と深い旨みを生み出します。
特に秋から冬にかけてはのどぐろの脂のりが最も良くなる旬の時期です。日本海の荒波にもまれながら育ったのどぐろは身が締まり、脂と旨みのバランスが絶妙。テニスの錦織圭選手が全米オープン後に「のどぐろが食べたい」と発言したことでも話題になり、全国的な知名度が一気に高まりました。
のどぐろのおすすめの食べ方

のどぐろの最も人気のある食べ方は塩焼きです。シンプルに塩をふって炭火で焼き上げると、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとジューシーに仕上がります。脂がじゅわっとあふれ出し、焼き魚の概念を覆すほどの贅沢な味わいです。
刺身もぜひ試したい食べ方のひとつ。新鮮なのどぐろの刺身は、きれいなピンク色をしており、口の中でとろけるような食感を楽しめます。そのほか、煮付けにすると脂と煮汁が絡み合って深い味わいになり、しゃぶしゃぶでさっと火を通す食べ方も近年人気が高まっています。金沢市内の寿司店では、のどぐろの炙り寿司を提供する店も多く、炙ることで脂の甘みがさらに引き立ちます。
のどぐろのおすすめ調理法と旬の時期
のどぐろの最もポピュラーな食べ方は塩焼きです。皮目をパリッと焼き上げると、中からじゅわっと脂が溢れ出し、白身魚とは思えないほどの濃厚な旨味を楽しめます。シンプルな塩焼きこそが、のどぐろの脂の質の良さを最も引き出す調理法と言われています。
刺身はとろけるような食感が特徴で、脂がのった身は口の中で甘く溶けていきます。煮付けにすると身がふっくらと仕上がり、甘辛い煮汁と脂の旨味が絶妙に絡み合います。のどぐろの旬は秋から冬(9月〜2月)で、この時期は脂のりが最も良くなります。ただし、金沢では通年で味わうことができ、夏場でも十分に美味しいのが石川県ののどぐろの特徴です。
金沢でのどぐろを味わえるおすすめエリア
金沢でのどぐろを楽しむなら、近江町市場が最もおすすめです。市場内の鮮魚店では新鮮なのどぐろを購入でき、併設の食堂ではのどぐろ丼やのどぐろの塩焼き定食を手頃な価格で味わえます。「金沢の台所」として観光客にも大人気のスポットです。
ひがし茶屋街や片町の料理店では、コース料理の一品としてのどぐろを堪能できます。金沢駅周辺にも回転寿司や海鮮居酒屋が充実しており、のどぐろの握り寿司は金沢観光の定番グルメです。旅の予算に合わせて、カジュアルから本格和食まで幅広い選択肢があります。
のどぐろの名前の由来と生態
のどぐろの正式名称は「アカムツ」で、口を開けると喉の奥が黒いことから「のどぐろ」の通称で呼ばれています。日本海の水深100〜200mに生息する深海魚で、脂質含有量は体重の20%以上にもなります。この豊富な脂が「白身のトロ」と称される所以です。
石川県沖は対馬暖流と冷たい深層水が交わる好漁場で、質の高いのどぐろが水揚げされます。特に金沢港や橋立港で揚がるのどぐろは脂のりが良いことで全国的に評判です。近年はテニスの錦織圭選手が全米オープン後に「のどぐろが食べたい」と発言したことで一躍全国区の人気になりました。石川県ののどぐろは、北陸新幹線開業以来、金沢観光の目玉グルメとして不動の地位を築いています。
基本情報
| ジャンル | 高級魚・海鮮 |
| 正式名称 | アカムツ |
| エリア | 石川県全域(金沢市の寿司店・割烹、能登の漁港周辺など) |
| 旬の時期 | 秋〜冬(9月〜2月頃)、通年で味わえる |
| おすすめの食べ方 | 塩焼き、刺身、煮付け、炙り寿司、しゃぶしゃぶ |
| 価格帯 | 塩焼き2,000円〜5,000円程度、刺身1,500円〜3,000円程度 |
のどぐろと合わせて楽しみたいスポット・グルメ
- 近江町市場 – のどぐろの刺身や焼き物をその場で味わえる
- 能登食祭市場 – 能登で水揚げされた新鮮なのどぐろに出会える
- 輪島朝市 – 朝市で干物ののどぐろをお土産に
- 能登かき – のどぐろと並ぶ能登の海の幸
- 能登丼 – のどぐろを使った能登丼も人気
写真クレジット:
のどぐろ(アカムツ) — Totti(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)
市場に並ぶのどぐろ — Totti(Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)








